9 / 16
始まり
ゴーレム
しおりを挟む
「どうする?」
俺はアクネルとレナンに視線を送る。
「どうすると言われても、もう相手はやる気満々だぞ」
「え?」
俺は視線をアクネルから目の前のゴーレムに向けると、そいつは今にも大ぶりの右ストレートを繰り出そうとした。
「あ、レナンの魔法は威力が強すぎて、二人を巻き込んじゃうから発動できないからね?」
「マジかよ」
じゃあ、何で一緒に前に出てきたんだこの魔法王は。
「来るぞ!!」
アクネルが叫ぶ。
それと同時に、ゴーレムのオレンジ色の結晶が瞬いたかと思うと、右ストレートがミサイルのごとく繰り出された。
「くそっ!狙いは俺かよ!!」
近づきすぎた、と言うよりゴーレムの腕が長すぎる。
この間合いでは、避けることに関してはまず無理だ。
アクネルとレナンに助けを求めようと横を見ると、いつの間にか後方に避難していた。
薄情な。
「しゃあねぇ!一か八かだ!」
ゴーレムの腕が迫る中、俺は咄嗟にイメージした。
俺のイメージするものは、ユンボのアーム及びバケットだ。
ミノタウロス戦ではブレーカーで対抗したが、今回は二人が駆り出される原因となった相手の一撃。
そんな一撃を、素手で受け止める勇気はない。
やがて、異空間から平バケットのついたユンボのアームが伸びてくると、ゴーレムの腕が伸びきるより先に、俺の目の前で平バケットと衝突した。
ゴンッと言う鈍い金属を響かせて、ゴーレムの動きが止まる。
出現したのは相変わらず、死んだその日に使っていたユンボの物だ。
俺はそのアームを持ち上げるイメージをしてゴーレムの腕を押し返すと、ゴーレムは勢いを逃がすようにして後ろに飛んだ。
「何とか防げたか。イメージはもっと早くできるようにしないとな。他にもとっさにイメージできるようになれば、この力も少しはマシになるだろう。……さて、次はこっちの番だ!」
俺はゴーレムを見据えると、やつの真上に先ほど持ち上げたアームを振り下ろした。
ゴーレムは両腕を頭上でクロスさせると、平バケットの一撃を受け止める。
「かてぇな……!」
試掘してて石とぶつかった時に、壊そうとして打ち付けたときと同じ衝撃だ。
その衝撃はユンボに乗ってても腰やらにダメージがあって正直好きじゃないというのに、まさか乗っていなくても衝撃を受けるとはな。
「ここからどうするか?」
「海人、そのキカイは壊しても大丈夫か?」
次の行動に迷っている俺の後方から、アクネルの声が聞こえてきて振り返る。
「別にいいが?……っておい?」
そこには、アクネルが槍投げのような構えを取っていた。
肩に担がれるようにして構えられた白い槍からは、激しい光が放たれておりさらに白く輝いている。
「ゴーレムは粉々にすれば終わりだ。様子見はしない。初めから全力だ!」
アクネルはさらに槍を引き付けると、左脚を上げた。
「煌槍ッ!!!!」
アクネルから放たれた槍は白し光を螺旋状に纏(まと)い、木々を舞い上がらせ大地を抉りながら突っ込んでくる。
「いやこれ、俺も巻き込まれるじゃねぇか!」
「あ」
「馬鹿野郎!」
アクネルのやつ、自分技の威力把握してないのか?!
だが、それなりに距離があったのが救いだった。
俺は直撃を免れるために、森の中に飛び込む。
槍は、俺のいた大地を抉りながら後ろを通過していく。
槍は俺のユンボのアームを螺旋状の光によってねじ曲げ、ゴーレムに直撃した。
その衝撃は強烈な爆風によって木々をへし折り、大量の砂埃を上げた。
アクネルの右手に放たれた槍が収まる。
「よし」
「よし……じゃないわ!死ぬかと思ったわ!」
「バエちゃん、良く避けたね!」
「やかましい!」
笑うレナンからは一切の緊張感がなく、完全にリラックスしきっていた。
俺は、いまだに砂埃が上がっているゴーレムがいた先を見る。
「とんでもねぇ威力だな」
アクネルの繰り出した技の威力は、根っこから舞い上げられて更地にされた森と、一本道のように抉られた大地が物語っている。
俺はレナンに次いで、アクネルが王と呼ばれる人物であると痛感した。
「こんなの食らったら、アイツも粉々だろ」
「いやぁ、そうでもないみたいだよ?ほら」
レナンが砂埃の上がる先を指をさす。
「マジかよ」
砂埃が立ち込める中に、上半身の左半分を抉られたゴーレムの姿があった。
「あれを受けて立ってられるのかよ」
「だが、私の攻撃が通用することは分かったな。ほかの冒険者が傷をつけられないと言っていたからどれほどと思っていたが」
ふと、目の前のゴーレムがオレンジ色の結晶に光を灯す。
すると、粉々にされたゴーレムの身体を形成していた石が解けると、会下れた箇所に集まっていた。
「再生した?!」
「うそ!」
レナンが俺と同時に驚きの声を上げた。
「なんだ、ゴーレムって再生しないのか?」
「するにはするんだけど、あれは初めて見たかな。ゴーレムを修復するのって、一度崩した後にもう一回生成し直す必要があるの。その時にはその場に魔法陣が出現するはずなんだけど。それに部分修復も聞いたことがないよ」
「成程な」
確かに先ほどのゴーレムの足元には、魔法陣が出現していなかった。
ゴーレムはそんな状況下の中で、ひとりでに再生を開始し今では完全に元通りになっている。
「どこかに弱点があるのか?」
「弱点?」
レナンが、二パッと笑う。
もう、いやな予感しかしない。
「よーしだったら!」
そう意気込むとレナンは、空高く跳び上がる。
「海人、下がるぞ」
「あいよ」
アクネルに促され、俺は素直に従う。
レナンの魔法の威力も、アクネル同様おかしいからな。巻き込まれたらかなわん。
「弱点が何かは分からないけど、バラバラにしちゃえば弱点にもあたるでしょ!」
いやな予感ってのは当たるものだな。多分、ここいら一帯吹き飛ぶんじゃねぇか?
そんな不穏なことを叫ぶレナンが両手を高々と上げると、バチバチと弾けるような音を立てる黄緑色の光が、その小さな両手に納まっていく。
「いくよー!!森の雷ッ!!!!」
レナンの両手から大量の雷が放たれ、大地を抉り深い溝を大量に生成していく。
ゴーレムは降り注ぐ雷を右腕で受けようとしたが、右腕は粉々に砕け散った。
それからは徐々に破壊されていき、片足を失った直後に全身に雷を受け、ゴーレムの身体は粉々にはじけ飛んだ。
魔法を放ち終えたレナンが、地面に着地すると腰に手を当てて高らかに笑い声をあげる。
「これで復活できないでしょ!」
俺はそんなレナンを横目に、荒れきった森を見た。
「相変わらずふざけた威力だな。森がもうめちゃくちゃだ」
「まあ、私たちが戦うといつもこうだからな」
「いやダメだろ」
確かに戦闘をすれば、地面も抉れるだろうし森も吹き飛ぶだろう。二人ほどの実力者なら、なおさらだ
だが、ここは一つの森。破壊しっぱなしは、さすがに良くない。
「おい二人とも……」
「アクちゃん、バエちゃん、凄いよ」
俺の言葉に重ねるように、レナンが口を開いた。
俺とアクネルは同時にレナンの視線の先に目をやると、ため息をつく。
「いやぁ、マジか」
「まさか、あれで立てるとはな」
目の前で、先ほど確かに破壊しつくされたゴーレムが完全に修復された状態で立ち上がっていた。
頭部のはめ込まれた、オレンジ色の光を放つ結晶も健在だ。
俺たちは同時に構える。
「そうだ。ところで、バエちゃんはさっき何を言いかけてたの?」
レナンの質問に、俺は小さく笑う。
「なに、この戦いが終わったらこの森を三人で直すぞって言おうとしただけだよ。これじゃあ、直す範囲が広がりそうだがな」
「そうだね!」
「そうだな」
レナンとアクネルは笑って、俺の言葉にうなずく。
二人の笑顔に、何故か俺は気分が高まるのを感じた。
「よし!それじゃあ、これが終わったら三人で森を直すとしようか!その前に、まずはあいつを倒すぞ!」
「ねぇねぇ、森を破壊しないように手加減した方がいい?」
「どうせ直すんだ、とことんお前の魔法をぶつけてやれ!アクネルも遠慮するなよ?」
「もとよりそのつもりだ」
俺たちは笑顔でアイコンタクトを取ると、ゴーレムを見据える。
ゴーレムは、頭部にはめ込まれたオレンジ色の結晶に光を灯し続けていた。
さっきから光っているが、動き出すときもあの結晶が光ってたな。それに、腕が再生した時も光っていた。
もしかして、あのむき出しになってる結晶が弱点だったりするのか?
俺はアクネルとレナンに視線を送る。
「どうすると言われても、もう相手はやる気満々だぞ」
「え?」
俺は視線をアクネルから目の前のゴーレムに向けると、そいつは今にも大ぶりの右ストレートを繰り出そうとした。
「あ、レナンの魔法は威力が強すぎて、二人を巻き込んじゃうから発動できないからね?」
「マジかよ」
じゃあ、何で一緒に前に出てきたんだこの魔法王は。
「来るぞ!!」
アクネルが叫ぶ。
それと同時に、ゴーレムのオレンジ色の結晶が瞬いたかと思うと、右ストレートがミサイルのごとく繰り出された。
「くそっ!狙いは俺かよ!!」
近づきすぎた、と言うよりゴーレムの腕が長すぎる。
この間合いでは、避けることに関してはまず無理だ。
アクネルとレナンに助けを求めようと横を見ると、いつの間にか後方に避難していた。
薄情な。
「しゃあねぇ!一か八かだ!」
ゴーレムの腕が迫る中、俺は咄嗟にイメージした。
俺のイメージするものは、ユンボのアーム及びバケットだ。
ミノタウロス戦ではブレーカーで対抗したが、今回は二人が駆り出される原因となった相手の一撃。
そんな一撃を、素手で受け止める勇気はない。
やがて、異空間から平バケットのついたユンボのアームが伸びてくると、ゴーレムの腕が伸びきるより先に、俺の目の前で平バケットと衝突した。
ゴンッと言う鈍い金属を響かせて、ゴーレムの動きが止まる。
出現したのは相変わらず、死んだその日に使っていたユンボの物だ。
俺はそのアームを持ち上げるイメージをしてゴーレムの腕を押し返すと、ゴーレムは勢いを逃がすようにして後ろに飛んだ。
「何とか防げたか。イメージはもっと早くできるようにしないとな。他にもとっさにイメージできるようになれば、この力も少しはマシになるだろう。……さて、次はこっちの番だ!」
俺はゴーレムを見据えると、やつの真上に先ほど持ち上げたアームを振り下ろした。
ゴーレムは両腕を頭上でクロスさせると、平バケットの一撃を受け止める。
「かてぇな……!」
試掘してて石とぶつかった時に、壊そうとして打ち付けたときと同じ衝撃だ。
その衝撃はユンボに乗ってても腰やらにダメージがあって正直好きじゃないというのに、まさか乗っていなくても衝撃を受けるとはな。
「ここからどうするか?」
「海人、そのキカイは壊しても大丈夫か?」
次の行動に迷っている俺の後方から、アクネルの声が聞こえてきて振り返る。
「別にいいが?……っておい?」
そこには、アクネルが槍投げのような構えを取っていた。
肩に担がれるようにして構えられた白い槍からは、激しい光が放たれておりさらに白く輝いている。
「ゴーレムは粉々にすれば終わりだ。様子見はしない。初めから全力だ!」
アクネルはさらに槍を引き付けると、左脚を上げた。
「煌槍ッ!!!!」
アクネルから放たれた槍は白し光を螺旋状に纏(まと)い、木々を舞い上がらせ大地を抉りながら突っ込んでくる。
「いやこれ、俺も巻き込まれるじゃねぇか!」
「あ」
「馬鹿野郎!」
アクネルのやつ、自分技の威力把握してないのか?!
だが、それなりに距離があったのが救いだった。
俺は直撃を免れるために、森の中に飛び込む。
槍は、俺のいた大地を抉りながら後ろを通過していく。
槍は俺のユンボのアームを螺旋状の光によってねじ曲げ、ゴーレムに直撃した。
その衝撃は強烈な爆風によって木々をへし折り、大量の砂埃を上げた。
アクネルの右手に放たれた槍が収まる。
「よし」
「よし……じゃないわ!死ぬかと思ったわ!」
「バエちゃん、良く避けたね!」
「やかましい!」
笑うレナンからは一切の緊張感がなく、完全にリラックスしきっていた。
俺は、いまだに砂埃が上がっているゴーレムがいた先を見る。
「とんでもねぇ威力だな」
アクネルの繰り出した技の威力は、根っこから舞い上げられて更地にされた森と、一本道のように抉られた大地が物語っている。
俺はレナンに次いで、アクネルが王と呼ばれる人物であると痛感した。
「こんなの食らったら、アイツも粉々だろ」
「いやぁ、そうでもないみたいだよ?ほら」
レナンが砂埃の上がる先を指をさす。
「マジかよ」
砂埃が立ち込める中に、上半身の左半分を抉られたゴーレムの姿があった。
「あれを受けて立ってられるのかよ」
「だが、私の攻撃が通用することは分かったな。ほかの冒険者が傷をつけられないと言っていたからどれほどと思っていたが」
ふと、目の前のゴーレムがオレンジ色の結晶に光を灯す。
すると、粉々にされたゴーレムの身体を形成していた石が解けると、会下れた箇所に集まっていた。
「再生した?!」
「うそ!」
レナンが俺と同時に驚きの声を上げた。
「なんだ、ゴーレムって再生しないのか?」
「するにはするんだけど、あれは初めて見たかな。ゴーレムを修復するのって、一度崩した後にもう一回生成し直す必要があるの。その時にはその場に魔法陣が出現するはずなんだけど。それに部分修復も聞いたことがないよ」
「成程な」
確かに先ほどのゴーレムの足元には、魔法陣が出現していなかった。
ゴーレムはそんな状況下の中で、ひとりでに再生を開始し今では完全に元通りになっている。
「どこかに弱点があるのか?」
「弱点?」
レナンが、二パッと笑う。
もう、いやな予感しかしない。
「よーしだったら!」
そう意気込むとレナンは、空高く跳び上がる。
「海人、下がるぞ」
「あいよ」
アクネルに促され、俺は素直に従う。
レナンの魔法の威力も、アクネル同様おかしいからな。巻き込まれたらかなわん。
「弱点が何かは分からないけど、バラバラにしちゃえば弱点にもあたるでしょ!」
いやな予感ってのは当たるものだな。多分、ここいら一帯吹き飛ぶんじゃねぇか?
そんな不穏なことを叫ぶレナンが両手を高々と上げると、バチバチと弾けるような音を立てる黄緑色の光が、その小さな両手に納まっていく。
「いくよー!!森の雷ッ!!!!」
レナンの両手から大量の雷が放たれ、大地を抉り深い溝を大量に生成していく。
ゴーレムは降り注ぐ雷を右腕で受けようとしたが、右腕は粉々に砕け散った。
それからは徐々に破壊されていき、片足を失った直後に全身に雷を受け、ゴーレムの身体は粉々にはじけ飛んだ。
魔法を放ち終えたレナンが、地面に着地すると腰に手を当てて高らかに笑い声をあげる。
「これで復活できないでしょ!」
俺はそんなレナンを横目に、荒れきった森を見た。
「相変わらずふざけた威力だな。森がもうめちゃくちゃだ」
「まあ、私たちが戦うといつもこうだからな」
「いやダメだろ」
確かに戦闘をすれば、地面も抉れるだろうし森も吹き飛ぶだろう。二人ほどの実力者なら、なおさらだ
だが、ここは一つの森。破壊しっぱなしは、さすがに良くない。
「おい二人とも……」
「アクちゃん、バエちゃん、凄いよ」
俺の言葉に重ねるように、レナンが口を開いた。
俺とアクネルは同時にレナンの視線の先に目をやると、ため息をつく。
「いやぁ、マジか」
「まさか、あれで立てるとはな」
目の前で、先ほど確かに破壊しつくされたゴーレムが完全に修復された状態で立ち上がっていた。
頭部のはめ込まれた、オレンジ色の光を放つ結晶も健在だ。
俺たちは同時に構える。
「そうだ。ところで、バエちゃんはさっき何を言いかけてたの?」
レナンの質問に、俺は小さく笑う。
「なに、この戦いが終わったらこの森を三人で直すぞって言おうとしただけだよ。これじゃあ、直す範囲が広がりそうだがな」
「そうだね!」
「そうだな」
レナンとアクネルは笑って、俺の言葉にうなずく。
二人の笑顔に、何故か俺は気分が高まるのを感じた。
「よし!それじゃあ、これが終わったら三人で森を直すとしようか!その前に、まずはあいつを倒すぞ!」
「ねぇねぇ、森を破壊しないように手加減した方がいい?」
「どうせ直すんだ、とことんお前の魔法をぶつけてやれ!アクネルも遠慮するなよ?」
「もとよりそのつもりだ」
俺たちは笑顔でアイコンタクトを取ると、ゴーレムを見据える。
ゴーレムは、頭部にはめ込まれたオレンジ色の結晶に光を灯し続けていた。
さっきから光っているが、動き出すときもあの結晶が光ってたな。それに、腕が再生した時も光っていた。
もしかして、あのむき出しになってる結晶が弱点だったりするのか?
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる