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正史ルート
第10話 世界樹の蛇1
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「エリカ、助けて」
その声は珍しく震えていた。いつも強気なスクルドが、まるで泣き言のような頼みごとをしている。彼女がここまで怯えるなんて滅多にないことだ。
場所は私の家。スクルドは入口でぽつんと立っていた。髪が微かに揺れ、落ち着かなそうに周囲を見回している。
彼女が私の手を握ってきた。潤んだ瞳でこちらを見上げるのが少し痛々しい。私はその手を優しく握り返した。
「どうしたのよ?」
「世界樹の泉に……大きな蛇が出るの」
スクルドの声が小刻みに震える。なるほど、蛇がよほど怖いらしい。おおげさだと思う一方で、彼女がこの件を相談してきたという事実に、私は少し優越感を覚える。頼られるのは悪い気分じゃない。
(蛇くらいなら、私だって別に好きじゃないけど、斬ってしまえば何とかなるわね……)
そんな内心の声を押し隠しながら、私はスクルドの怯えた様子を見て「かわいいところもあるな」と思ってしまう。いつもは強気なのに、こういう姿を見せられると、ちょっと守ってあげたくなるのだ。
「ふふふ、この私が蛇くらい退治してあげるわよ」
自信満々に宣言する。スクルドは何か言いたげに口を開きかけるが、結局声にならないまま、申し訳なさそうに俯いた。
「……じゃあ、お願いね」
かすかに頷くスクルドの手からは、まだ微かな震えが伝わってくる。その弱々しさに、一瞬だけ不安がよぎった。しかし、この程度の依頼であれば、私の全斬丸を振るえば一撃だろう。大きな蛇といってもたかが知れているはず。私はそうタカをくくっていた。
---
蛇くらい楽勝――そう思っていた時期が私にもありました。世界樹の泉が見えてくるや否や、その認識は盛大に覆される。
「でかっ! 嘘でしょ!」
私の口から思わず悲鳴のような声が漏れた。世界樹に幾重にも巻きつく巨大な蛇。そのうろこは遠目からでも一枚一枚が鎧のように見える。フェンリルの数倍はある――あの巨狼より何倍も大きいのだから、正真正銘の化け物だ。
赤い舌が、時折ちろちろと覗く。その舌先はまるで広範囲を警戒しているように、鋭く辺りを探っていた。
息を呑んで見つめる私を気づいていないのか、蛇はゆっくりと世界樹の幹に身をこすりつけながら、獲物を待ち受ける姿勢を崩さない。あまりのサイズに、全斬丸でもかすり傷程度だろうなと思わずにはいられない。
スクルドが怯えるのも当然だ。あんな化け物、私でも怖い。
(……これは勝ち目ないかな)
正直、そんな考えが頭をよぎる。今は未来視の能力も自分の意志では使えないし、有効な手段が浮かばない。
「オーディン、こんな危険生物さっさと処理しなさいよ。役目でしょ!」
思わず城に向かって大声を叫んだ。だが当然反応はない。蛇を神力計で測ると、神力2万という値が出る。こいつも神だったようだ。フェンリル、フレイアの猫神オッタル、そして今度はこの蛇。動物神が多すぎる世界だなと、思わず苦笑いする。
「仕方ない、ちょっと戦ってみるか」
私は意を決して、全斬丸を抜く。せめてどの程度ダメージが通るのかを試してよう。
ぐっと踏み込んで、蛇の胴体に斬りつけた――その瞬間、手応えはある。だが、鋭い鱗の隙間に刃が入ったかどうかは心許ない程度。巨大な蛇のうなるような呼吸が、どこからともなく聞こえる。
反撃は一瞬だった。蛇の頭部がこちらを鋭く捉え、信じられないほどの速さで突き出される。まともに避けきれない――頭が迫る視界の端で、私の思考が止まる。
「くっ!」
私はあっという間に吹き飛ばされる。世界樹の根元からかなり遠くへ飛ばされた。背中をしたたかに打ちつけ、痛みで意識が一瞬遠のく。
「やっぱり、こうなるよねー」
自分でも情けない声が出る。視界がぼやけるが、空は相変わらず白い。世界樹の葉が風に揺れているのがなんとなく見えた。どうやら木がクッションになったらしく、深刻なダメージには至らないものの、再戦するには体中が痛くてたまらない。
(これは無理ね)
蛇は再び世界樹にぐるりと体を巻きつけ、私を警戒しているのか、かすかに視線を送ってくる。その迫力に心臓がざわつく。あの額に刀を突き刺しても、針で刺した程度のダメージにしかならないだろう。
私はあえなく一時撤退を決めるしかなかった。
---
家に戻ってみると、案の定スクルドが待ち構えていた。以前の怯えが嘘のように、私に近づくなり話しかけてくる。
「倒してくれた?」
あまりにも能天気な問いに、私は疲れた笑みを浮かべて答える。
「痛み分けというところね」
当然、嘘である。痛み分けなんて生ぬるいものじゃない。私は吹き飛ばされただけ、蛇に傷はほぼ負わせられていない。
「ええー、まだあいつがいるの? 泉に近づけないじゃない」
スクルドは不満そうに頬を膨らませる。その姿がやけに子どもっぽく見えて、ほんのわずかに苛立ちが走る。
「まさかあれ程の大きさだとは思わなかったわ」
腕や足のあちこちに痛みが残っている。私が破れかぶれに斬りかかった光景を思い出して、自己嫌悪に陥りそうになる。スクルドのためにやったとはいえ、少し無謀だった。
「大きな蛇だって言ったでしょ?」
「あんなに大きいとは思わないでしょう!」
言い争いのようなやり取りが続くが、根本的な問題は解決していない。どうすれば倒せるのか。それが決まらない限り、スクルドが泉に近づくことはできない。
色々考えたが、頭に浮かんだのは「搦め手で攻める」という作戦だ。
ふと思い出したのは、どこかの英雄が酒を使って大蛇を倒したという話だ。あれを真似すればいけるのではないだろうか。
「スクルド、酒を買ってきて。できるだけ多く」
いきなりの指示にスクルドは驚いた顔をする。
「あんた、宴会なんてやってる場合じゃないでしょ!」
「ふふふ、私に秘策があるのよ」
スクルドは私を怪訝そうに見つめているが、それを横目に私は準備にとりかかるののだった。
その声は珍しく震えていた。いつも強気なスクルドが、まるで泣き言のような頼みごとをしている。彼女がここまで怯えるなんて滅多にないことだ。
場所は私の家。スクルドは入口でぽつんと立っていた。髪が微かに揺れ、落ち着かなそうに周囲を見回している。
彼女が私の手を握ってきた。潤んだ瞳でこちらを見上げるのが少し痛々しい。私はその手を優しく握り返した。
「どうしたのよ?」
「世界樹の泉に……大きな蛇が出るの」
スクルドの声が小刻みに震える。なるほど、蛇がよほど怖いらしい。おおげさだと思う一方で、彼女がこの件を相談してきたという事実に、私は少し優越感を覚える。頼られるのは悪い気分じゃない。
(蛇くらいなら、私だって別に好きじゃないけど、斬ってしまえば何とかなるわね……)
そんな内心の声を押し隠しながら、私はスクルドの怯えた様子を見て「かわいいところもあるな」と思ってしまう。いつもは強気なのに、こういう姿を見せられると、ちょっと守ってあげたくなるのだ。
「ふふふ、この私が蛇くらい退治してあげるわよ」
自信満々に宣言する。スクルドは何か言いたげに口を開きかけるが、結局声にならないまま、申し訳なさそうに俯いた。
「……じゃあ、お願いね」
かすかに頷くスクルドの手からは、まだ微かな震えが伝わってくる。その弱々しさに、一瞬だけ不安がよぎった。しかし、この程度の依頼であれば、私の全斬丸を振るえば一撃だろう。大きな蛇といってもたかが知れているはず。私はそうタカをくくっていた。
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蛇くらい楽勝――そう思っていた時期が私にもありました。世界樹の泉が見えてくるや否や、その認識は盛大に覆される。
「でかっ! 嘘でしょ!」
私の口から思わず悲鳴のような声が漏れた。世界樹に幾重にも巻きつく巨大な蛇。そのうろこは遠目からでも一枚一枚が鎧のように見える。フェンリルの数倍はある――あの巨狼より何倍も大きいのだから、正真正銘の化け物だ。
赤い舌が、時折ちろちろと覗く。その舌先はまるで広範囲を警戒しているように、鋭く辺りを探っていた。
息を呑んで見つめる私を気づいていないのか、蛇はゆっくりと世界樹の幹に身をこすりつけながら、獲物を待ち受ける姿勢を崩さない。あまりのサイズに、全斬丸でもかすり傷程度だろうなと思わずにはいられない。
スクルドが怯えるのも当然だ。あんな化け物、私でも怖い。
(……これは勝ち目ないかな)
正直、そんな考えが頭をよぎる。今は未来視の能力も自分の意志では使えないし、有効な手段が浮かばない。
「オーディン、こんな危険生物さっさと処理しなさいよ。役目でしょ!」
思わず城に向かって大声を叫んだ。だが当然反応はない。蛇を神力計で測ると、神力2万という値が出る。こいつも神だったようだ。フェンリル、フレイアの猫神オッタル、そして今度はこの蛇。動物神が多すぎる世界だなと、思わず苦笑いする。
「仕方ない、ちょっと戦ってみるか」
私は意を決して、全斬丸を抜く。せめてどの程度ダメージが通るのかを試してよう。
ぐっと踏み込んで、蛇の胴体に斬りつけた――その瞬間、手応えはある。だが、鋭い鱗の隙間に刃が入ったかどうかは心許ない程度。巨大な蛇のうなるような呼吸が、どこからともなく聞こえる。
反撃は一瞬だった。蛇の頭部がこちらを鋭く捉え、信じられないほどの速さで突き出される。まともに避けきれない――頭が迫る視界の端で、私の思考が止まる。
「くっ!」
私はあっという間に吹き飛ばされる。世界樹の根元からかなり遠くへ飛ばされた。背中をしたたかに打ちつけ、痛みで意識が一瞬遠のく。
「やっぱり、こうなるよねー」
自分でも情けない声が出る。視界がぼやけるが、空は相変わらず白い。世界樹の葉が風に揺れているのがなんとなく見えた。どうやら木がクッションになったらしく、深刻なダメージには至らないものの、再戦するには体中が痛くてたまらない。
(これは無理ね)
蛇は再び世界樹にぐるりと体を巻きつけ、私を警戒しているのか、かすかに視線を送ってくる。その迫力に心臓がざわつく。あの額に刀を突き刺しても、針で刺した程度のダメージにしかならないだろう。
私はあえなく一時撤退を決めるしかなかった。
---
家に戻ってみると、案の定スクルドが待ち構えていた。以前の怯えが嘘のように、私に近づくなり話しかけてくる。
「倒してくれた?」
あまりにも能天気な問いに、私は疲れた笑みを浮かべて答える。
「痛み分けというところね」
当然、嘘である。痛み分けなんて生ぬるいものじゃない。私は吹き飛ばされただけ、蛇に傷はほぼ負わせられていない。
「ええー、まだあいつがいるの? 泉に近づけないじゃない」
スクルドは不満そうに頬を膨らませる。その姿がやけに子どもっぽく見えて、ほんのわずかに苛立ちが走る。
「まさかあれ程の大きさだとは思わなかったわ」
腕や足のあちこちに痛みが残っている。私が破れかぶれに斬りかかった光景を思い出して、自己嫌悪に陥りそうになる。スクルドのためにやったとはいえ、少し無謀だった。
「大きな蛇だって言ったでしょ?」
「あんなに大きいとは思わないでしょう!」
言い争いのようなやり取りが続くが、根本的な問題は解決していない。どうすれば倒せるのか。それが決まらない限り、スクルドが泉に近づくことはできない。
色々考えたが、頭に浮かんだのは「搦め手で攻める」という作戦だ。
ふと思い出したのは、どこかの英雄が酒を使って大蛇を倒したという話だ。あれを真似すればいけるのではないだろうか。
「スクルド、酒を買ってきて。できるだけ多く」
いきなりの指示にスクルドは驚いた顔をする。
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