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正史ルート
第12話 終焉の魔女
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ある日、またユーミルが私の家を訪れた。以前のように目を閉じ、ふらふらした足取りで、まるで頼りない子鹿のように。足が異様に細く、身体もやせ細っているところを見ると、やはりこの女神は体が弱いのだろう。
「『終焉の魔女』が現れたのです」
ユーミルは前回と同じく不穏な事を言い出す。その声は震え、何かに怯えているのが伝わってくる。私は思わずスクルドと顔を見合わせるが、彼女はうんざりした様子だ。
「あんたはまたそんな事を触れ回って……さっさと城に帰りなさいよ」
スクルドがすげなく追い返そうとする。以前の『破滅の獣』のがハズレだったということもあるのだろう。
「本当なのです。危険なのです」
ユーミルは必死な様子で訴えるが、それに対するスクルドの反応は冷たい。
「あんたは前もそんな事言ってたけど、結局ロキのペットだったじゃない。何が『破滅の獣』よ!」
スクルドの口調からは苛立ちがにじんでいる。
「『破滅の獣』はまだ生きてるのですか? 早く討伐してください。あいつが生きていると、オーディン様が……」
「はいはい。わかったから、城に帰りなさい」
ユーミルの言葉を遮って、スクルドはさらに冷たく言い放つ。悲しそうに肩を落とすユーミル。
「なら、この私の出番ってわけね!」
私がそう宣言すると、ユーミルは目を閉じたまま嬉しそうに顔をほころばせた。
「ああ、勇者様」
すごく気分がいい。やはり勇者様と呼ばれると悪い気はしない。
「あんたはすぐ調子に乗るんだから……蛇の件で懲りたんじゃないの?」
スクルドが呆れたように私を見る。
「ふっ、私は過去は振り返らない女神なのよ」
「反省できないだけでしょうが!」
相変わらずスクルドは怒りっぽい。すぐ声を荒げる。
「で、場所はどこなの?」
「アルドラ山の中腹なのです」
アルドラ山……世界樹から北西に1万歩くらいのところにある山だ。そこそこ遠いが、興味をそそられる。今回の獲物――『終焉の魔女』とやらがいるなら、そいつの血液でさらに神力上昇ができるかもしれない。
「私がそいつを倒してあげるわ」
そう宣言して、討伐の旅に出かけることにした。
---
「山登りって……しんどいわね」
アルドラ山を登り始めて数日が経った頃、私は弱音を吐いた。世界樹の森と似たように木々が生い茂っているが、傾斜があるぶん体力を消耗する。さらに私は荷車を引いている。そこには色々な道具――血液を採取するための器具やら、色々な装置が積まれているのだ。
「あんたはユーミルの事を信じすぎよ。前回だって、ハズレだったじゃない」
スクルドが私の後ろを歩きながらぶつくさ文句を言う。私は肩をすくめつつ振り向いた。
「面白そうだからいいじゃない」
私がそう言うと、スクルドは呆れ顔で息をつく。
「ほんと、あんたは考えなしなんだから……」
なぜか今回もついて来ているスクルド。頼んでないんだけど。
山の中腹と言っても範囲は広く、思ったようにそれらしき存在は見つからない。やがて、スクルドが遠くを指さしながら声を上げた。
「ねえ、あそこに小屋があるわよ。疲れてきたし、休ませてもらいましょうよ」
木々の間にぽつんと小さな木製の小屋が立っている。少数なら泊まれそうなサイズだ。私もさすがに疲労が溜まっているし、いい休憩場所になりそうだ。
「そうね。なかなか見つからないし、足も痛いし……行きましょう」
そう言って、小屋の扉を叩いた。
---
「誰かいるー?」
私が大きな声で呼びかける。すると、中からかすかに女の声が聞こえた。
「……カギはかけてないので、用がある方は入ってきてください」
今にも途切れそうな、乾いた声だ。女の声らしいが、どこか空気が陰鬱になるような響きがある。私はスクルドと顔を見合わせ、それから小屋の扉をゆっくり押し開けた。
「お邪魔します。……ギャアー!」
先に入ったスクルドが悲鳴を上げる。私は慌てて後を追った。
そこには、机に腰かけた女が一人。しかし、その容貌は明らかに異形だった。顔の半分が腐り落ち、片側の手足も同じように朽ちた部分が見える。まるでゾンビのようだ。生きているのか死んでいるのか、一瞥しただけでは判別がつかないほどの不気味さがあった。
「ば、化け物!」
スクルドは凍りついたように動けなくなっている。私は別に怖くない。
「首斬り」
全斬丸を一瞬で抜き、容赦なくその女の首を斬り飛ばす。
ころん、と首が床を転がり、首からは黒い血が噴き出す。すぐに充満する、ドロリと腐ったような血の臭い。
「あんた、本当に容赦ないわね……」
スクルドが青い顔をしてそう呟く。私としては、むしろ恐怖の元を取り除いてあげたつもりだったが。
しかし、次の瞬間――転がった首が、唐突に口を開いた。
「いきなり首を斬るなんて、ひどい方達ですね」
「ギャー! 首が……」
案の定、スクルドは再び金切り声を上げる。私もさすがに驚き、少し後ずさる。首がしゃべるのだから、普通なら恐怖で凍りつくところだろう。
切り離された体がむくりと動きだし、手探りで転がった首を拾い上げる。そして、まるで粘土をくっつけるように首を元の位置へと戻した。緩慢な動作だが、その光景は不気味な迫力がある。
「ワタシに何の御用ですか?」
女は何事もなかったかのように言う。長い銀髪に赤い目、真っ黒なドレス――姿はどこか艶やかだが、体の片側が朽ちているせいで、魅力と嫌悪が同居していた。私は刀を抜いたまま、念のため身構える。
「あなた、何者なの?」
「ワタシはヘル。階級のない神です。あなた方にはロキの娘と言った方が通りがいいでしょうか」
ロキの娘? あの男は巨大生物を飼い慣らすわ、半分腐った娘はいるわ、ほんとに何者なのだろう。
「そうなのね。私は『終焉の魔女』を討伐に来たのだけど、あなたがそうなのかしら?」
「はあ、ワタシはそんな呼ばれ方をされた事はありませんが……」
ヘルは首をかしげ、特に興味のない様子で応じる。そこには焦りも怒りも見られない。私はすっかり拍子抜けし、ハズレかと思い始める。
だが、神力計をちらりと確認すると、ヘルの神力は9万。なかなかの数値だ。階級がないと言うから弱いのかと思ったが、意外と神力が高い。
「あなた、首を斬っても死なないのね」
「ええ、それだけがワタシの取柄ですから」
ヘルは淡々と言う。半腐りの皮膚が小さく動き、ぽたぽたと黒い体液が落ちる。
「それで用件は?」
「『終焉の魔女』の討伐だったんだけど、あなたが違うと言うならもういいわ。それより、別のお願いがあるんだけど……」
私はそう言いながら、刀を収める。ヘルに敵意を見せる必要はもうない。というより、こいつは不死身で厄介そうだ。
「何でしょう?」
「血液をちょうだい」
私が率直に言い放つと、ヘルは半分腐った顔で呆然とした表情を浮かべた。ロキの表情にどこか似ている気がする。無表情の奥に困惑が混じっている。
「……ワタシの汚れた黒い血を、どうするのですか?」
その声色にはわずかに警戒が混じる。そりゃあ、いきなり他神に「血をくれ」と言われたら普通は怪訝にもなる。
「実験で使いたいのよ。何しろ私は発明の女神だからね!」
「はあ……そう……ですか」
ヘルは納得していないような、空虚な目で私を見つめている。その光彩のない赤い瞳は、深い闇の淵を覗き込むようだ。
「それで、くれるの?」
「……断ったら、どうされますか?」
再びヘルが首を傾げる。
「そうね。斬り刻んで勝手に採取させてもらうわ」
私はさらりと告げる。ヘルは一瞬、瞳を見開き、明らかにヤバイ奴を見るかのような表情を浮かべた。だが、すぐに小さく息を吐く。
「死なないといっても痛いので、斬り刻まれるのは嫌です。ですから、こうしましょう。ワタシの話し相手になってください。それなら、血液を提供します」
「もちろんよ! 私達は神友(しんゆう)でしょう」
私は満面の笑みで快諾した。でも、ヘルは喜んでいるようには見えず無表情なままだった。
「これで定期的に血液を採取できるわね。ありがとう、ヘル」
「……はあ」
ヘルは心底疲れた声を漏らし、腐りかけた頬を押さえる。小屋の内部には依然、鼻をつく腐敗臭が漂っていたが、私は気にならない。むしろ神力を得られる期待で気分は上々だ。
ん?
そういえば……スクルドがなんか大人しいな。さっきから全くしゃべらない。
「スクルド?」
振り返ると、スクルドは立ったまま気絶していた。
---
こうして、私は定期的に血液を摂取する方法を手に入れた。スクルドはその後、すぐに意識を取り戻すことはなかった。仕方なく荷車に乗せて連れ帰ることにする。
本当に世話が焼ける女神だ。バルキリーなのに、こういったグロテスクな相手は苦手なようだ。私は苦笑しながら、荷車をガタガタと引いて小屋を後にした。
振り返ると、扉の隙間からヘルがひょっこり顔を出し、こちらを見送っている。どこか物言いたげだったが、やがてまた闇の中へ消えるようにして姿を消した。
私はほくほく顔で山を下りていった。腐臭の記憶より、血液が手に入る喜びのほうが大きいからだ。荷車で気絶しっぱなしのスクルドを横目に、私は笑みをこぼす。
結局、ユーミルの予言はまたハズレだったみたいだ。
---
現在のエリカのステータス
神力……2000
特殊能力……発明、暴食、ちょっとだけ未来視、毒耐性、無限成長、再生
「『終焉の魔女』が現れたのです」
ユーミルは前回と同じく不穏な事を言い出す。その声は震え、何かに怯えているのが伝わってくる。私は思わずスクルドと顔を見合わせるが、彼女はうんざりした様子だ。
「あんたはまたそんな事を触れ回って……さっさと城に帰りなさいよ」
スクルドがすげなく追い返そうとする。以前の『破滅の獣』のがハズレだったということもあるのだろう。
「本当なのです。危険なのです」
ユーミルは必死な様子で訴えるが、それに対するスクルドの反応は冷たい。
「あんたは前もそんな事言ってたけど、結局ロキのペットだったじゃない。何が『破滅の獣』よ!」
スクルドの口調からは苛立ちがにじんでいる。
「『破滅の獣』はまだ生きてるのですか? 早く討伐してください。あいつが生きていると、オーディン様が……」
「はいはい。わかったから、城に帰りなさい」
ユーミルの言葉を遮って、スクルドはさらに冷たく言い放つ。悲しそうに肩を落とすユーミル。
「なら、この私の出番ってわけね!」
私がそう宣言すると、ユーミルは目を閉じたまま嬉しそうに顔をほころばせた。
「ああ、勇者様」
すごく気分がいい。やはり勇者様と呼ばれると悪い気はしない。
「あんたはすぐ調子に乗るんだから……蛇の件で懲りたんじゃないの?」
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「ふっ、私は過去は振り返らない女神なのよ」
「反省できないだけでしょうが!」
相変わらずスクルドは怒りっぽい。すぐ声を荒げる。
「で、場所はどこなの?」
「アルドラ山の中腹なのです」
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「面白そうだからいいじゃない」
私がそう言うと、スクルドは呆れ顔で息をつく。
「ほんと、あんたは考えなしなんだから……」
なぜか今回もついて来ているスクルド。頼んでないんだけど。
山の中腹と言っても範囲は広く、思ったようにそれらしき存在は見つからない。やがて、スクルドが遠くを指さしながら声を上げた。
「ねえ、あそこに小屋があるわよ。疲れてきたし、休ませてもらいましょうよ」
木々の間にぽつんと小さな木製の小屋が立っている。少数なら泊まれそうなサイズだ。私もさすがに疲労が溜まっているし、いい休憩場所になりそうだ。
「そうね。なかなか見つからないし、足も痛いし……行きましょう」
そう言って、小屋の扉を叩いた。
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「誰かいるー?」
私が大きな声で呼びかける。すると、中からかすかに女の声が聞こえた。
「……カギはかけてないので、用がある方は入ってきてください」
今にも途切れそうな、乾いた声だ。女の声らしいが、どこか空気が陰鬱になるような響きがある。私はスクルドと顔を見合わせ、それから小屋の扉をゆっくり押し開けた。
「お邪魔します。……ギャアー!」
先に入ったスクルドが悲鳴を上げる。私は慌てて後を追った。
そこには、机に腰かけた女が一人。しかし、その容貌は明らかに異形だった。顔の半分が腐り落ち、片側の手足も同じように朽ちた部分が見える。まるでゾンビのようだ。生きているのか死んでいるのか、一瞥しただけでは判別がつかないほどの不気味さがあった。
「ば、化け物!」
スクルドは凍りついたように動けなくなっている。私は別に怖くない。
「首斬り」
全斬丸を一瞬で抜き、容赦なくその女の首を斬り飛ばす。
ころん、と首が床を転がり、首からは黒い血が噴き出す。すぐに充満する、ドロリと腐ったような血の臭い。
「あんた、本当に容赦ないわね……」
スクルドが青い顔をしてそう呟く。私としては、むしろ恐怖の元を取り除いてあげたつもりだったが。
しかし、次の瞬間――転がった首が、唐突に口を開いた。
「いきなり首を斬るなんて、ひどい方達ですね」
「ギャー! 首が……」
案の定、スクルドは再び金切り声を上げる。私もさすがに驚き、少し後ずさる。首がしゃべるのだから、普通なら恐怖で凍りつくところだろう。
切り離された体がむくりと動きだし、手探りで転がった首を拾い上げる。そして、まるで粘土をくっつけるように首を元の位置へと戻した。緩慢な動作だが、その光景は不気味な迫力がある。
「ワタシに何の御用ですか?」
女は何事もなかったかのように言う。長い銀髪に赤い目、真っ黒なドレス――姿はどこか艶やかだが、体の片側が朽ちているせいで、魅力と嫌悪が同居していた。私は刀を抜いたまま、念のため身構える。
「あなた、何者なの?」
「ワタシはヘル。階級のない神です。あなた方にはロキの娘と言った方が通りがいいでしょうか」
ロキの娘? あの男は巨大生物を飼い慣らすわ、半分腐った娘はいるわ、ほんとに何者なのだろう。
「そうなのね。私は『終焉の魔女』を討伐に来たのだけど、あなたがそうなのかしら?」
「はあ、ワタシはそんな呼ばれ方をされた事はありませんが……」
ヘルは首をかしげ、特に興味のない様子で応じる。そこには焦りも怒りも見られない。私はすっかり拍子抜けし、ハズレかと思い始める。
だが、神力計をちらりと確認すると、ヘルの神力は9万。なかなかの数値だ。階級がないと言うから弱いのかと思ったが、意外と神力が高い。
「あなた、首を斬っても死なないのね」
「ええ、それだけがワタシの取柄ですから」
ヘルは淡々と言う。半腐りの皮膚が小さく動き、ぽたぽたと黒い体液が落ちる。
「それで用件は?」
「『終焉の魔女』の討伐だったんだけど、あなたが違うと言うならもういいわ。それより、別のお願いがあるんだけど……」
私はそう言いながら、刀を収める。ヘルに敵意を見せる必要はもうない。というより、こいつは不死身で厄介そうだ。
「何でしょう?」
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「……ワタシの汚れた黒い血を、どうするのですか?」
その声色にはわずかに警戒が混じる。そりゃあ、いきなり他神に「血をくれ」と言われたら普通は怪訝にもなる。
「実験で使いたいのよ。何しろ私は発明の女神だからね!」
「はあ……そう……ですか」
ヘルは納得していないような、空虚な目で私を見つめている。その光彩のない赤い瞳は、深い闇の淵を覗き込むようだ。
「それで、くれるの?」
「……断ったら、どうされますか?」
再びヘルが首を傾げる。
「そうね。斬り刻んで勝手に採取させてもらうわ」
私はさらりと告げる。ヘルは一瞬、瞳を見開き、明らかにヤバイ奴を見るかのような表情を浮かべた。だが、すぐに小さく息を吐く。
「死なないといっても痛いので、斬り刻まれるのは嫌です。ですから、こうしましょう。ワタシの話し相手になってください。それなら、血液を提供します」
「もちろんよ! 私達は神友(しんゆう)でしょう」
私は満面の笑みで快諾した。でも、ヘルは喜んでいるようには見えず無表情なままだった。
「これで定期的に血液を採取できるわね。ありがとう、ヘル」
「……はあ」
ヘルは心底疲れた声を漏らし、腐りかけた頬を押さえる。小屋の内部には依然、鼻をつく腐敗臭が漂っていたが、私は気にならない。むしろ神力を得られる期待で気分は上々だ。
ん?
そういえば……スクルドがなんか大人しいな。さっきから全くしゃべらない。
「スクルド?」
振り返ると、スクルドは立ったまま気絶していた。
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こうして、私は定期的に血液を摂取する方法を手に入れた。スクルドはその後、すぐに意識を取り戻すことはなかった。仕方なく荷車に乗せて連れ帰ることにする。
本当に世話が焼ける女神だ。バルキリーなのに、こういったグロテスクな相手は苦手なようだ。私は苦笑しながら、荷車をガタガタと引いて小屋を後にした。
振り返ると、扉の隙間からヘルがひょっこり顔を出し、こちらを見送っている。どこか物言いたげだったが、やがてまた闇の中へ消えるようにして姿を消した。
私はほくほく顔で山を下りていった。腐臭の記憶より、血液が手に入る喜びのほうが大きいからだ。荷車で気絶しっぱなしのスクルドを横目に、私は笑みをこぼす。
結局、ユーミルの予言はまたハズレだったみたいだ。
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現在のエリカのステータス
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