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正史ルート
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使い慣れた木造の家。
そこで私は荷物をまとめていた。何度も使い込んだ発明品が山のように転がる室内を見渡しながら、必要最低限の物だけを選ぶ。
当然、全部は持っていけない。
大砲なんかは特に無理だ。あれを引きずって人間界に行くわけにもいかない。状況が許さないものは諦めざるを得ない。歯がゆい思いが胸をえぐる。
神界から追放された。
その事実が脳裏をよぎるたび、胸の奥がぎゅっと締め付けられる。この家での日常がすべて終わるなんて、ほんの少し前までは想像もしなかったのに。自分の居場所が無くなる恐怖と切なさが、後から後から込み上げてくる。
持っていくものは、全斬丸、不壊丸、神力銃、神力計だけでいいだろう。
何か必要になれば、作ればいい。私は発明の女神なのだから。
「ピー、ピー」
耳元で聞き慣れた鳴き声がしたかと思うと、スザクが甘えたような声を出して私の肩にちょこんと乗った。そのやわらかい羽の感触が、せめてもの慰めになってくれる。
「スザクも一緒に行くのよ」
「ピー」
まるで「当たり前」というように小さく鳴く。私の相棒だけは、最後まで傍にいてくれるのだと思うと、少しだけ心が軽くなる。
私は家の外に出た。
視界には白い空が広がっている。風は爽やかなはずなのに、どこか冷たく感じるのは、これが最後の風景になるからだろうか。
この空ともお別れだ。
私は神界から追放される。行ける世界は限られていて、必然的に人間界へ渡ることになる。ミッドガルドと呼ばれているらしいが、詳しいことはわからない。今となっては、私が元人間だったという話を聞いても、自分でもピンと来ないほど記憶がない。だが、ある意味「帰る先」ともいえるのかもしれない。
そんなことを考えながら、草原を歩く。緑の草が波のように揺れ、風がさあっと吹き抜けていく。そのたびに思い出すのは、視界の端に小さく映る主神の城だ。
あそこでは、私は冤罪をかけられ、死刑宣告されそうになった。ロキにハメられて――そう思うと悔しくてたまらないが、命があるだけマシなのだろう。
だけど、慣れ親しんだ故郷を去るというのは、やはり辛い。胸の奥に淀んだやりきれなさが広がり、足が重くなる。大砲の一発でも撃って鬱憤を晴らそうかと一瞬考えたが、そんなことをすれば今度こそ本当に殺される。
結局、ため息をつきながら、私は黙って歩き続ける。もうここに戻って来ることはないかもしれない――その現実を噛みしめると、自然と切なくなる。
人間界へ行くには、神界の端にある虹の橋を渡らなければならない。番神の名前は忘れたけど。
考え事をしていたら、いつの間にか、眩い七色に輝く巨大な橋が眼前に現れていた。これが虹の橋。ここを渡れば人間界――つまり私の新たな居場所が待っているのだろう。
未知の世界へ踏み出す不安と、追放された悔しさが入り混じって、心が落ち着かない。それでも足を進めようとした、そのとき。
「エリカなら心配いらないと思うが、その……元気でな」
背後から聞こえた声に振り向くと、そこには鎧姿のヴェルザンディが立っていた。彼女は苦しげな表情で、それでも私を見送りに来てくれたようだ。あたりに他の神はいない。
スクルドの姿が見えないのが少し寂しいが、仕方がないのかもしれない。
「あなたの方こそ、、強くないんだから無理しちゃダメよ」
「こんな時でも、エリカは変わらないな。私もヴァルキリーとしての務めがあるから、また会うかもしれない」
彼女は疲れたように微笑む。私も、それに対して小さく笑みを返すしかない。
「そうね。次に会うときは……敵同士かもしれないけど」
「まったくお前は……その時は手加減してくれ」
ヴェルザンディは、何か言いかけてやめた。私もそれ以上は言葉が出てこない。名残惜しさが静かに広がって、やりきれない気持ちをどうすることもできない。
「……ありがとう。じゃあ、行くわね」
私はそう呟いて、ヴェルザンディに背を向ける。虹の橋に足をかけると、しっかりと反発感がある。崩れたりせず、きらきらと七色が揺らめいている。
ゆっくりと歩を進める。どこまで行けば人間界なのか、正直見当もつかない。思った以上に長い道のりなのかもしれない。
---
青い空。
神界とは違う、大気の濃さを感じる空だった。吹きつける風は冷たく、神界とはまるで気候が違うようだ。私は虹の橋を渡りきったばかりの場所で、つい先ほどまでいた世界とは異なる寒々しさを肌で感じていた。
そんなとき――
「遅いわよ」
聞き慣れた声が背後から響く。はっとして振り向くと、青い鎧姿の小柄な女神が腕を組んで立っていた。ご機嫌斜めな様子が、遠目にもはっきり分かる。
「スクルド!?」
見慣れた青い髪、金色の瞳。見間違えるはずもない。罪神扱いされて神界を追放された私を、まさか彼女が追ってきてくれるとは考えてもみなかった。
「そうよ。大分待ったのよ」
スクルドは呆れたような口調で言う。
「……何で? 私は見放されたと思ってたのに」
私はまだ混乱を拭いきれないまま問いかける。
「あんただけだと、何するかわからないでしょ? だから、あたしが付いていって監視しないと」
スクルドはあくまで仕事だと言わんばかりに強調するが、そこにはどこか照れ隠しの気配も感じられる。少なくとも彼女なりに、私のことを放っておけなかったのだろう。
「あなた……私を疑っていたんじゃないの?」
思わず口にすると、スクルドは少し視線を外して言った。
「そうだけど……あたしは、やっぱりあんたが犯神だとは思えないのよ」
神判の場であれだけ疑っていたスクルドが、こんなふうに言葉にしてくれるなんて正直驚きだ。
「ウルドの証言があるのに?」
私は思い出すだけでも胸が痛む。あの過去視で、私が宝物庫を盗んだと証言されたのだ。それでもスクルドの口調は揺るがない。
「きっと何かの間違いでしょ」
スクルドの言葉には迷いがなく、妙に説得力がある。理由はわからないが、彼女は自分の感覚を信じているようだ。
「それに、神友のあたしぐらいは、あんたのことを信じてあげないとね」
スクルドが鼻を鳴らしてそう言い切る。あの場で私を信じてくれたのは、トール爺さんくらいだったはずなのに……。スクルドの中では、都合の悪いことはなかったことになっているらしい。私は少し苦笑しながらも、胸が温かくなるのを感じた。
「まあいいわ。スクルドでも、少しは戦力にはなるし」
素直に礼を言うのは照れくさいので、私はつい強がりな口をきいてしまう。
「ちょっと、あたしはバルキリーよ? それなりに人間界でも働いたりしてるんだから、もっとあたしを頼りなさいよ!」
すぐに感情的になるところが、スクルドらしい。
あてのない1柱と1匹の旅が、こうして2柱と1匹になる。それだけで、心強さが違う。彼女には人間界の知識もあるし、しばらく一緒に行動して損はないだろう。
「じゃあ、行きましょうか」
私が歩を進めると、背後からスクルドが声を張り上げる。
「ちょっと待ちなさいよ! エリカー!」
騒がしい声とともに追いかけてくるスクルド。私は肩の上でバタバタと羽を動かすスザクを宥めながら、ゆっくりと振り返る。こうして2柱と1匹で旅をするのも、悪くはなさそうだ。
「そういえば、ノルンがどこに行ったか知らない?」
旅立ちの前にふと思い出した疑問をぶつける。ノルンなら、冤罪を晴らすこともできたと思うと、妙に悔しい。
「あたしはここにいるでしょ。何を言ってるの?」
スクルドが意味不明だとばかりに眉をひそめる。
「は? ……え?」
顔を見合わせ、微妙な沈黙が流れる。スクルドはさらに怪訝な表情を浮かべた。
「だから、1級神のノルンのことだってば」
私が慌てて補足すると、スクルドは小首をかしげる。
「……ノルンというのは私たち運命の3女神の総称よ。1級神にノルンなんて名前の神はいないわ」
「嘘でしょ!」
確かにスクルドが嘘を言っている感じではない。私にはノルンと名乗る女神との記憶があるのに――いったいどういうことなのか。
「じゃあ、あのノルンは一体何だったの……?」
私は呆然と立ち尽くしてしまう。
なんか新たな謎に頭を抱えることになったけど、
こうして、私たちの人間界の旅が始まったのだった。
---
現在のエリカのステータス
神力……5000(神界追放のため、ヘルからの血液供給は停止)
特殊能力……発明、暴食、ちょっとだけ未来視、毒耐性、無限成長、再生
--- 第1部 神界編 完 ---
そこで私は荷物をまとめていた。何度も使い込んだ発明品が山のように転がる室内を見渡しながら、必要最低限の物だけを選ぶ。
当然、全部は持っていけない。
大砲なんかは特に無理だ。あれを引きずって人間界に行くわけにもいかない。状況が許さないものは諦めざるを得ない。歯がゆい思いが胸をえぐる。
神界から追放された。
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「ピー」
まるで「当たり前」というように小さく鳴く。私の相棒だけは、最後まで傍にいてくれるのだと思うと、少しだけ心が軽くなる。
私は家の外に出た。
視界には白い空が広がっている。風は爽やかなはずなのに、どこか冷たく感じるのは、これが最後の風景になるからだろうか。
この空ともお別れだ。
私は神界から追放される。行ける世界は限られていて、必然的に人間界へ渡ることになる。ミッドガルドと呼ばれているらしいが、詳しいことはわからない。今となっては、私が元人間だったという話を聞いても、自分でもピンと来ないほど記憶がない。だが、ある意味「帰る先」ともいえるのかもしれない。
そんなことを考えながら、草原を歩く。緑の草が波のように揺れ、風がさあっと吹き抜けていく。そのたびに思い出すのは、視界の端に小さく映る主神の城だ。
あそこでは、私は冤罪をかけられ、死刑宣告されそうになった。ロキにハメられて――そう思うと悔しくてたまらないが、命があるだけマシなのだろう。
だけど、慣れ親しんだ故郷を去るというのは、やはり辛い。胸の奥に淀んだやりきれなさが広がり、足が重くなる。大砲の一発でも撃って鬱憤を晴らそうかと一瞬考えたが、そんなことをすれば今度こそ本当に殺される。
結局、ため息をつきながら、私は黙って歩き続ける。もうここに戻って来ることはないかもしれない――その現実を噛みしめると、自然と切なくなる。
人間界へ行くには、神界の端にある虹の橋を渡らなければならない。番神の名前は忘れたけど。
考え事をしていたら、いつの間にか、眩い七色に輝く巨大な橋が眼前に現れていた。これが虹の橋。ここを渡れば人間界――つまり私の新たな居場所が待っているのだろう。
未知の世界へ踏み出す不安と、追放された悔しさが入り混じって、心が落ち着かない。それでも足を進めようとした、そのとき。
「エリカなら心配いらないと思うが、その……元気でな」
背後から聞こえた声に振り向くと、そこには鎧姿のヴェルザンディが立っていた。彼女は苦しげな表情で、それでも私を見送りに来てくれたようだ。あたりに他の神はいない。
スクルドの姿が見えないのが少し寂しいが、仕方がないのかもしれない。
「あなたの方こそ、、強くないんだから無理しちゃダメよ」
「こんな時でも、エリカは変わらないな。私もヴァルキリーとしての務めがあるから、また会うかもしれない」
彼女は疲れたように微笑む。私も、それに対して小さく笑みを返すしかない。
「そうね。次に会うときは……敵同士かもしれないけど」
「まったくお前は……その時は手加減してくれ」
ヴェルザンディは、何か言いかけてやめた。私もそれ以上は言葉が出てこない。名残惜しさが静かに広がって、やりきれない気持ちをどうすることもできない。
「……ありがとう。じゃあ、行くわね」
私はそう呟いて、ヴェルザンディに背を向ける。虹の橋に足をかけると、しっかりと反発感がある。崩れたりせず、きらきらと七色が揺らめいている。
ゆっくりと歩を進める。どこまで行けば人間界なのか、正直見当もつかない。思った以上に長い道のりなのかもしれない。
---
青い空。
神界とは違う、大気の濃さを感じる空だった。吹きつける風は冷たく、神界とはまるで気候が違うようだ。私は虹の橋を渡りきったばかりの場所で、つい先ほどまでいた世界とは異なる寒々しさを肌で感じていた。
そんなとき――
「遅いわよ」
聞き慣れた声が背後から響く。はっとして振り向くと、青い鎧姿の小柄な女神が腕を組んで立っていた。ご機嫌斜めな様子が、遠目にもはっきり分かる。
「スクルド!?」
見慣れた青い髪、金色の瞳。見間違えるはずもない。罪神扱いされて神界を追放された私を、まさか彼女が追ってきてくれるとは考えてもみなかった。
「そうよ。大分待ったのよ」
スクルドは呆れたような口調で言う。
「……何で? 私は見放されたと思ってたのに」
私はまだ混乱を拭いきれないまま問いかける。
「あんただけだと、何するかわからないでしょ? だから、あたしが付いていって監視しないと」
スクルドはあくまで仕事だと言わんばかりに強調するが、そこにはどこか照れ隠しの気配も感じられる。少なくとも彼女なりに、私のことを放っておけなかったのだろう。
「あなた……私を疑っていたんじゃないの?」
思わず口にすると、スクルドは少し視線を外して言った。
「そうだけど……あたしは、やっぱりあんたが犯神だとは思えないのよ」
神判の場であれだけ疑っていたスクルドが、こんなふうに言葉にしてくれるなんて正直驚きだ。
「ウルドの証言があるのに?」
私は思い出すだけでも胸が痛む。あの過去視で、私が宝物庫を盗んだと証言されたのだ。それでもスクルドの口調は揺るがない。
「きっと何かの間違いでしょ」
スクルドの言葉には迷いがなく、妙に説得力がある。理由はわからないが、彼女は自分の感覚を信じているようだ。
「それに、神友のあたしぐらいは、あんたのことを信じてあげないとね」
スクルドが鼻を鳴らしてそう言い切る。あの場で私を信じてくれたのは、トール爺さんくらいだったはずなのに……。スクルドの中では、都合の悪いことはなかったことになっているらしい。私は少し苦笑しながらも、胸が温かくなるのを感じた。
「まあいいわ。スクルドでも、少しは戦力にはなるし」
素直に礼を言うのは照れくさいので、私はつい強がりな口をきいてしまう。
「ちょっと、あたしはバルキリーよ? それなりに人間界でも働いたりしてるんだから、もっとあたしを頼りなさいよ!」
すぐに感情的になるところが、スクルドらしい。
あてのない1柱と1匹の旅が、こうして2柱と1匹になる。それだけで、心強さが違う。彼女には人間界の知識もあるし、しばらく一緒に行動して損はないだろう。
「じゃあ、行きましょうか」
私が歩を進めると、背後からスクルドが声を張り上げる。
「ちょっと待ちなさいよ! エリカー!」
騒がしい声とともに追いかけてくるスクルド。私は肩の上でバタバタと羽を動かすスザクを宥めながら、ゆっくりと振り返る。こうして2柱と1匹で旅をするのも、悪くはなさそうだ。
「そういえば、ノルンがどこに行ったか知らない?」
旅立ちの前にふと思い出した疑問をぶつける。ノルンなら、冤罪を晴らすこともできたと思うと、妙に悔しい。
「あたしはここにいるでしょ。何を言ってるの?」
スクルドが意味不明だとばかりに眉をひそめる。
「は? ……え?」
顔を見合わせ、微妙な沈黙が流れる。スクルドはさらに怪訝な表情を浮かべた。
「だから、1級神のノルンのことだってば」
私が慌てて補足すると、スクルドは小首をかしげる。
「……ノルンというのは私たち運命の3女神の総称よ。1級神にノルンなんて名前の神はいないわ」
「嘘でしょ!」
確かにスクルドが嘘を言っている感じではない。私にはノルンと名乗る女神との記憶があるのに――いったいどういうことなのか。
「じゃあ、あのノルンは一体何だったの……?」
私は呆然と立ち尽くしてしまう。
なんか新たな謎に頭を抱えることになったけど、
こうして、私たちの人間界の旅が始まったのだった。
---
現在のエリカのステータス
神力……5000(神界追放のため、ヘルからの血液供給は停止)
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