僕は隣国王子に恋をする

泡沫の泡

文字の大きさ
上 下
45 / 59
第7章 僕は女の嫉妬が一番怖い

5 ★R18

しおりを挟む
ルークは自室に到着するとシャワー室に入り、結月のベタベタとした身体を洗い流した。

「あっ、」

結月の艷やかな声が部屋に響いた。
首を「いやいや」と降る結月に優しく声をかける。

「ユヅ、洗い流さなければつらいだけだ」

ルークは最後に、赤く腫れた乳首や肉棒に手を滑らす。
結月はふわふわとした気持ちの中、ルークに触られていることを理解した。

「あ、あ、……きもちいい、るーく」

ルークは目を細めて結月を見遣ると、抱きしめる力を強めた。

「……ここは、触られていないな」

確認するように結月の蕾を撫でるルーク。
結月はなんども首を縦に振った。
大きな溜息を吐いたルークは、安心したように肩を落とすと、結月にバスタオルを巻いてベッドまで抱き上げた。

「ん、るーく……」

ルークは結月が頬を赤らめたままであることに気がつく。
結月はすりすりと膝をこすり合わせ、ルークの目を覗き込んだ。

「だめだ、今のユヅには負担がかかる。……もう寝た方がいい」

ルークは結月を優しく見つめると、頭を撫でる。
しかし気がつくとルークの視界は反転していた。

「やだ。るーくとえっち、したい……」

結月は甘えるようにルークに乗っかると、器用に彼のシャツボタンをひとつひとつ外していった。
突然の行動に焦るルークであったが、静止の言葉をかけると結月が悲しげに瞳を揺らすため、止めようにも止められなかった。

「こら、ユヅ、」

ちゅっちゅっ、と音を立ててユヅキはルークの上半身に唇を落とした。
そして可愛く微笑むと、ルークの唇を指でなぞり深く口付ける。
そのまま柔らかい舌でルークの首筋を舐めると、立ち上がった自身を彼の太腿に擦りつけた。

「……んっ、」

甲高い声を響かせると、結月は身体を下へずらし、ルークのズボンに手を伸ばした。
立ち上がったそこを服の上から揉むと、チャックを開けた。

「ユヅもういい、」

ルークの静止などきかず、結月は下着から一物を取り出すと口に含み上下に扱いた。
ルークが呻くと、嬉しそうに結月は上目でその顔を見遣った。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】腐女子の私が美少年⁉

BL / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:812

孤独なまま異世界転生したら過保護な兄ができた話

BL / 連載中 24h.ポイント:60,180pt お気に入り:3,792

叔父と双子の兄二人に溺愛飼育

BL / 完結 24h.ポイント:99pt お気に入り:961

【完結】疎まれ軍師は敵国の紅の獅子に愛されて死す

BL / 完結 24h.ポイント:85pt お気に入り:833

運命には抗えない〜第二幕〜

BL / 完結 24h.ポイント:35pt お気に入り:707

【完結】無能な魔法使いはそれでも愛でられる。

BL / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:833

1人の男と魔女3人

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:312pt お気に入り:1

処理中です...