格闘ゲーマーの異世界転生 チートスキルの封印術~あれ?思ってたのとなんか違う~

tatamiya

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第1章 序章

第7話 スキルレベル10

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 さて、スキルが貰えそうなんだが、どんなスキルが欲しいか考えてなかった。
 ここで貰えるスキルが今後の人生を決めると言っても過言ではないよね。生産系か戦闘系か。やっぱ格闘対戦ゲーマーな俺は戦闘系だな。

 俺のバーチャファイターでの対戦スタイルはカウンターや軸ずらし、相手の攻撃を出だしから潰したり、攻撃を限定させて読み勝ちする、いわゆる大人スタイル。何が大人なんだと言われそうだけど、若い子にはコマンド入力や反応速度で負けるので、なんとかそれ以外で勝つ負け惜しみスタイルだ。

 剣術や魔術みたいな王道なスキルもいいけど、女神様の加護があるので極めようと思えば極めれる可能性があるし、俺の性格上、秘術とか一子相伝とか普通では手に入れられないスキルがいいんじゃないだろうか。

 うーん、カウンタースキルは頑張ったら覚えれそうだし、認識誤認はちょっとショボいかなぁ。未来予知や予測、、、確定された未来なんてないと思ってるし。こちらが強くなるんじゃなくて相手を弱体化させるスキルがいいなぁ、第三の目が開いての麻痺眼は中二病臭いか。

 そうだ、スキルが重要な世界だし、相手のスキルを封印するスキルなんていいんじゃないか!剣士の剣術、身体向上、腕力、回避とか全部封印して一方的ボコボコにする。うーん、非情に卑怯でいいかも。スキル封印術!うん、これにしよう!

「スキルを封印するスキルってあります?。」
 満面の笑みで質問する俺に対して、女神様は胡散臭い人物を見る顔で返事を返す。

「ありますけど、でも、」「じゃぁ、それのレベル10ください!」

 俺はマクドでオススメされたポテトをたのむかのように追加注文する。女神様の「ありがとうございます。」と0円スマイルがみたい。これで禊ぎが終わるんだし、もう決定でいいよね。

「イエイエイエイエ、、レベル10の封印術って神様すら封印出来ちゃうじゃないですか!駄目ですよ、絶対!」

「でも、賠償なんだしこれくらいは、、」

「絶対駄目ですよ。世界に与える影響が大きすぎますよぉ。」

うお、流石に駄目か。絶対を二回も言われてしまった。うーん。

「じゃあ、何のレベル10だったらいいんですか?」ちょびっとキレ気味で聞いてみる。

「レベル10って神級ですよ?剣術でも魔術でも国が崩壊しますよ。歴史に残っちゃいますよぉ。」なみだめで訴えてくる。

「世界にあまり影響しなくてあると便利なレベル10のスキルってあります?。」

「レベル10は譲ってくれないのですね。うーん、そうですねぇ、、鑑定とかいかがでしょうか?。見た対象の情報、スキルや加護の説明が見れます。」

 鑑定かぁ。相手の情報が見れるってのは結構なアドバンテージだけど、見れたからどう?って感じだよなぁ。でも、しゃーないか、ここら辺が落とし処かな。

「わかりました。鑑定レベル10と封印術ください!。」

「えぇー、封印術もですか、、」少し考え、
「封印術なのですが、レベル1からなのと右手で触れたもの全てを封印する、になるのですがでよろしいですか?」

 お?ダメ元で封印術欲しいと言ってみたけどくれるんだ。ラッキー。

「はい、それで構いません。」

「それと加護の方に成長促進とは別に、鑑定と封印術への秘匿も着けておきますね。もし鑑定レベル10を持っているのを他の人に知られると大騒ぎになると思いますので。」

「お気遣いありがとうございます。」
 
サービスいいな。素直にお礼を言っておこう。

 肩の荷が降りたのか女神様、ホッとした顔をしている。
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