能力をくれた救世主は王様だった!? ~ 兄妹を助けてくれよ! ~

 れーらきゅん  

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結構短くなってます。
申し訳ありません。
これからも精進していきたいも思うので、応援よろしくお願いします!



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ついに始まった。

どうしたら、いいのか。
俺らじゃ到底父母に勝てる筈もない。

こちらには、戦力はおろか味方すらいない。
抗っても意味はないのは目に見えている。

「やはり、兄達と協力するしかないのか。だが、その場合兄達に危険が…。」

椅子に座り、一人で唸っていた。
こんなに苦戦するものはないと思う。

俺は学院に通っているが、そこでは学年主席を維持している程だ。
そんな俺でも、これだけは軽く見れない案件だった。

「…よし、兄達に協力を仰ごう。それしか手立てはない。」

俺は椅子から立ち上がる。
決意を露にし、兄妹のもとへ急ぎ足で駆けつけた。

ストールは、焦りながらも冷静を装っている。
表情に出せば、周囲に感づかれるからだ。

はぁ、はぁ、と息を荒げる。
兄達が見つからないのだ。

成人式の会場は王城のため、かなりの広さだ。
恐らく、1000人の大人がすっぽりはいるのではないだろうか。

広すぎて、兄達のいるであろう場所の検討さえつかない。
選択肢がありすぎる。

だが、父母といるということはわかるのだ。
朝方、兄達が「父様が『今日は私たちから離れるな。』と言っていた。」と話していたからだ。

「兄様!姉様!シトロール!リファーム!」

俺は、兄妹の名前を大声で叫んだ。
廊下に響き渡るほどに。

知れたことは幸運だろう。

しかし、なぜ父母は兄達にわざわざ釘を指した?
俺らが父母から逃れられないのはわかっているだろうに。

もしや、兄と姉の成人式の際逃亡を企てていたことを知られたのか?
…いや、おかしい。
それなら一定の場所に居させれば良い話だ。

あえてそれを選んだのは何故だ?

見落としている気がする。

「あー、くそっ!わかんねぇ。」


ん?待てよ?
もし俺なら、わざと嘘を吹き込んでそれを他のものに伝えるよう指示するだろう。

そうすれば、兄妹なのだから他のものは疑ってかからないはずだ。
であるならば、これは罠か?

俺にそうだと思わせて、実は別の場所に幽閉しているというのが妥当な気がする。
では、俺は騙されていた?

もしくは、兄妹の誰かが父母に弱味を握られ、あちら側の味方にならざるを得なかったのだろうか。

……………考えても仕方がない。

一刻も早く、合流しなければ。
急がなければ、成人式が始まってしまう。

兄達よ、待っててくれ!






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