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武器の開発。
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「これでは魔力が足りませんよ!」
「じゃあシールドを削って」
シールドは魔力によって半透明の壁を生み出すようなものだ。
あらゆる攻撃から身を守れる。
「それだと数発が限度になりますよ」
「ドラケンの半分のシールド強度のはずでしょ」
「だからそれだと数発防げるかどうかですよ。ドラケンがあそこまで重装甲なのがわかってもらえましたか」
「ええ、わかってるわよ」
私は爪を噛んだ。
武器の開発は上手くいった。
石の礫をレールガンのように飛ばすという魔法武器がこの世界で一般的な銃の仕組みだ。
そうではなく私は弾頭を事前に用意し、そこに封入した爆発術式で加速力を得る前世もどきの銃を作らせた。
魔法のあるおかげでパーツを作るのもはやくて助かった。
それでも急造のため暴発の可能性の少ないシンプルなリボルバー式の拳銃になった。
けれど火力は向上したと思う。
時間があれば調整を重ねてもう少し効率的なリボルバーを作れたと思うけれど妥協した。
あと一発限りのロケット弾も作り出して腕部に装備させた。
モンロー効果をぶつけてやれとばかりの私の少ない魔力で作った特製だ。
効果が発揮されるかは定かではない。
何故私はモンロー・ノイマン効果を知っているのか。
あとは近接武器として刃先がウォーターカッターになっている斧と腕部に隠したトンファーや脚部に高周波ナイフなども装備させた。
これも前世で覚えていた波長で効率的かどうか確かめる時間はなかったけれど作り出せた切れ味は確かに向上した。
ウォーターカッターも研磨剤がわりに石や鉄の粒を忘れずに入れて切断力は上がっている。
魔法は簡単にこうした武器を作る事を可能にしてくれた。
けれどこの世界の近接武器は基本鈍器なのでこれで戦えるかはわからない。
他にもヒート系の武器やビーム兵器も当然考えたんだけれど魔力が全然足りなかった。
物理法則を捻じ曲げるほど魔力の消費は増大するのだ。
だから出来たのは高周波カッターとウォーターカッター擬きだ。
魔力で振動させたものと魔力で水を操っているだけのものだ。
魔力から物質を生み出してる時点で違和感はあるがこの世界ではそういうものなのだ。
ふと、頭部バルカンがあれば便利だろうなと思ったけれどドラケン相手には火力不足でボツ。
それでも諦めきれずに意地汚く目潰し用の泥でもかけてられたら便利だろうと思ったら条件次第では自分にかかるだろうと気づけたので頭部装備自体ボツになった。
複雑な機構を作っている余裕もないしね。
ロマンを求めたかったけれど魔力が足りないのだ。
そうだ。
さらに追加でグレネードぐらいは作っておこうかしら。
「もういっそのことパイルバンカーを装備して特攻かしらね」
あとはロケットパンチとかもつけて……
「え、あ、あの杭打ちですか。操縦するの私なのですが……あれを使ったらあいつになんと言われるか。でも面白いかもしれませんね!」
オリヴァーがそう言う。
だんだん彼も吹っ切れて来たわね。
お父様はオリヴァーの悪友であるらしい本職のパイロットを用意するらしい。
私は整備担当のオリヴァーで戦うというのにだ。
「冗談よ。もっと軽量の人形の可能性を見せつけないとね」
こうして形になっただけでもかなり上々だ。
でもお父様をコテンパンにしたい。
魔法式の武器を使うにはジェネレーターの一機では魔力が足りない。
前世方式も一から作っている暇も知識もないから魔法を使っているし。
魔力を武器に回せば唯一の防御であるシールドが無くなるし、防御に回せばドラケンを倒す事は非常に困難になる。
防御と火力のバランスに私は悩んでいた。
「武器と防御、その場で切り替えられたらまだマシになるしいいんだけどね」
「えっと、出来ますよ」
私の時が止まった。
「そういう事は早めに言って、もしかしてシールド発生も局所的に出来たりするの」
「あー、やろうと思えば出来ますけど……その、とっくにご存知かと……そもそもそういう発想はしないので。いえ、すみません」
「勉強不足だったわ。ごめんなさい。私は魔導人形を知る事を禁じられていたから細かいところはまだ知らないの。ありがとう。ならばやってもらうことがあるわ。それとあとはあなたの練習だけね」
「え、え、」
私が魔導人形に詳しくない事に驚いたのか訓練について驚いたのかオリヴァーは面白かった。
改良を終えた後少ない時間だがオリヴァーを鍛えた。
「こんな訓練は初めてしましたよ」
「コンボとキャンセルはまだまだだけど必殺技は出せるようになったわね。それにモーションの改良が出来てよかったわ」
せっかくコントローラで操縦できるようにしたのだから前世のゲームを参考に人形を動かす事にしたのだ。
人間的な動きとは少し違う格ゲー的な動きになってしまったけれどドラケンのノロマな動きより遥かにマシだわ。
コントローラーでも登録された固定的な動きしか出来ないけどやっぱり速さが違う。
「ところでこの試作人形の名前はどうしますかいつまでも試作機001では可哀想ですし対決の時に困るかと思うので」
言いづらそうにそうオリヴァーが言った。
確かにそうだ。
思えば開発中こうやって何度もオリヴァーは私に必要な事を言ってくれた。
たった数ヶ月だけれど何故かオリヴァーの事を前世でも知っているような気がするほど頼りにしている自分がいた。
名前なんてこのままでいいと思っていたけれど、001ぐらいでいいかななんて思っていたけれど……。
「うーん。じゃあオリヴァーにするわ。あなたとあなたと一緒に働いてくれた人にも感謝を込めてね」
「そ、それは困るというか、いえ名誉な事だと思います。はい」
「絶対勝ってね」
こうして訓練を終えて戦いの日がやってくる。
対決前夜
「オリヴァー・マイ技術中尉、よく来てくれた。娘はどうだったかね」
金髪の中尉に私はそう声をかけた。
明日だ、明日クリスがたった数ヶ月で生み出した人形と私のドラケンが戦う事になる。
「はっ!閣下。 クリス様の生み出した人形はドラケンに勝利する可能性もあるかと考えております」
そうだろうな。
オリヴァーの開発には軽量人形開発プロジェクト研究チームが期待している。
我が国の魔導人形開発は宇宙開発にはほとんど関われず防衛用の重魔導人形のみが取り柄だったのだが。
これがうまく行けば他国と変わらず宇宙用の人形開発や民間への普及も夢ではなくなるのだ。
「オリヴァー、君の報告書には目を通した。クリスは天才だ。たった数ヶ月で我々が研究中のものを思いつき形にしたのだからな。クリスは2年間考え続けていたのだろうが武器の方もまさかこのようなものを生み出すとはな。君もだ、よく娘の言う事を聞いてくれたな」
「研究チームの助けもありましたから、私だけの力ではありません」
初めはこちらから情報を流そうとしていたというのに、クリスからの情報を研究チームに渡す事になるとは思わなかった。
「この調子で我々より魔導人形技術が進んだ国々に追いつければ良いのですが」
それは難しいだろうがな。
昔から国力の差は如何ともしがたいものだ。
大国ばかりになったこの世ではなおさらだ。
「合衆国、海和では実用化され、帝国も時期に完成させるだろうものな。王国や連邦も秘匿されているだけでこの人形程度のものは既に作られ初めているのだろう。私も何故思いつかなかったのか。軽量な人形を宇宙でしか使えない代物と馬鹿にしてドラケンの改良ばかり考えていたと反省している。おっと、君に言う事ではないな、すまない。これではあの海馬鹿に叱られるわ。まぁよい、今は明日の事だ」
「はっ!」
「明日の戦い、私は口出しせぬ。全力を持って戦って見せよ。技術屋として私に新しい可能性を見せてくれ」
「了解です」
だがな、私だって負けてやる気はないのだ。
「ふん、まったく、やる気があるのは素晴らしい事だな」
「じゃあシールドを削って」
シールドは魔力によって半透明の壁を生み出すようなものだ。
あらゆる攻撃から身を守れる。
「それだと数発が限度になりますよ」
「ドラケンの半分のシールド強度のはずでしょ」
「だからそれだと数発防げるかどうかですよ。ドラケンがあそこまで重装甲なのがわかってもらえましたか」
「ええ、わかってるわよ」
私は爪を噛んだ。
武器の開発は上手くいった。
石の礫をレールガンのように飛ばすという魔法武器がこの世界で一般的な銃の仕組みだ。
そうではなく私は弾頭を事前に用意し、そこに封入した爆発術式で加速力を得る前世もどきの銃を作らせた。
魔法のあるおかげでパーツを作るのもはやくて助かった。
それでも急造のため暴発の可能性の少ないシンプルなリボルバー式の拳銃になった。
けれど火力は向上したと思う。
時間があれば調整を重ねてもう少し効率的なリボルバーを作れたと思うけれど妥協した。
あと一発限りのロケット弾も作り出して腕部に装備させた。
モンロー効果をぶつけてやれとばかりの私の少ない魔力で作った特製だ。
効果が発揮されるかは定かではない。
何故私はモンロー・ノイマン効果を知っているのか。
あとは近接武器として刃先がウォーターカッターになっている斧と腕部に隠したトンファーや脚部に高周波ナイフなども装備させた。
これも前世で覚えていた波長で効率的かどうか確かめる時間はなかったけれど作り出せた切れ味は確かに向上した。
ウォーターカッターも研磨剤がわりに石や鉄の粒を忘れずに入れて切断力は上がっている。
魔法は簡単にこうした武器を作る事を可能にしてくれた。
けれどこの世界の近接武器は基本鈍器なのでこれで戦えるかはわからない。
他にもヒート系の武器やビーム兵器も当然考えたんだけれど魔力が全然足りなかった。
物理法則を捻じ曲げるほど魔力の消費は増大するのだ。
だから出来たのは高周波カッターとウォーターカッター擬きだ。
魔力で振動させたものと魔力で水を操っているだけのものだ。
魔力から物質を生み出してる時点で違和感はあるがこの世界ではそういうものなのだ。
ふと、頭部バルカンがあれば便利だろうなと思ったけれどドラケン相手には火力不足でボツ。
それでも諦めきれずに意地汚く目潰し用の泥でもかけてられたら便利だろうと思ったら条件次第では自分にかかるだろうと気づけたので頭部装備自体ボツになった。
複雑な機構を作っている余裕もないしね。
ロマンを求めたかったけれど魔力が足りないのだ。
そうだ。
さらに追加でグレネードぐらいは作っておこうかしら。
「もういっそのことパイルバンカーを装備して特攻かしらね」
あとはロケットパンチとかもつけて……
「え、あ、あの杭打ちですか。操縦するの私なのですが……あれを使ったらあいつになんと言われるか。でも面白いかもしれませんね!」
オリヴァーがそう言う。
だんだん彼も吹っ切れて来たわね。
お父様はオリヴァーの悪友であるらしい本職のパイロットを用意するらしい。
私は整備担当のオリヴァーで戦うというのにだ。
「冗談よ。もっと軽量の人形の可能性を見せつけないとね」
こうして形になっただけでもかなり上々だ。
でもお父様をコテンパンにしたい。
魔法式の武器を使うにはジェネレーターの一機では魔力が足りない。
前世方式も一から作っている暇も知識もないから魔法を使っているし。
魔力を武器に回せば唯一の防御であるシールドが無くなるし、防御に回せばドラケンを倒す事は非常に困難になる。
防御と火力のバランスに私は悩んでいた。
「武器と防御、その場で切り替えられたらまだマシになるしいいんだけどね」
「えっと、出来ますよ」
私の時が止まった。
「そういう事は早めに言って、もしかしてシールド発生も局所的に出来たりするの」
「あー、やろうと思えば出来ますけど……その、とっくにご存知かと……そもそもそういう発想はしないので。いえ、すみません」
「勉強不足だったわ。ごめんなさい。私は魔導人形を知る事を禁じられていたから細かいところはまだ知らないの。ありがとう。ならばやってもらうことがあるわ。それとあとはあなたの練習だけね」
「え、え、」
私が魔導人形に詳しくない事に驚いたのか訓練について驚いたのかオリヴァーは面白かった。
改良を終えた後少ない時間だがオリヴァーを鍛えた。
「こんな訓練は初めてしましたよ」
「コンボとキャンセルはまだまだだけど必殺技は出せるようになったわね。それにモーションの改良が出来てよかったわ」
せっかくコントローラで操縦できるようにしたのだから前世のゲームを参考に人形を動かす事にしたのだ。
人間的な動きとは少し違う格ゲー的な動きになってしまったけれどドラケンのノロマな動きより遥かにマシだわ。
コントローラーでも登録された固定的な動きしか出来ないけどやっぱり速さが違う。
「ところでこの試作人形の名前はどうしますかいつまでも試作機001では可哀想ですし対決の時に困るかと思うので」
言いづらそうにそうオリヴァーが言った。
確かにそうだ。
思えば開発中こうやって何度もオリヴァーは私に必要な事を言ってくれた。
たった数ヶ月だけれど何故かオリヴァーの事を前世でも知っているような気がするほど頼りにしている自分がいた。
名前なんてこのままでいいと思っていたけれど、001ぐらいでいいかななんて思っていたけれど……。
「うーん。じゃあオリヴァーにするわ。あなたとあなたと一緒に働いてくれた人にも感謝を込めてね」
「そ、それは困るというか、いえ名誉な事だと思います。はい」
「絶対勝ってね」
こうして訓練を終えて戦いの日がやってくる。
対決前夜
「オリヴァー・マイ技術中尉、よく来てくれた。娘はどうだったかね」
金髪の中尉に私はそう声をかけた。
明日だ、明日クリスがたった数ヶ月で生み出した人形と私のドラケンが戦う事になる。
「はっ!閣下。 クリス様の生み出した人形はドラケンに勝利する可能性もあるかと考えております」
そうだろうな。
オリヴァーの開発には軽量人形開発プロジェクト研究チームが期待している。
我が国の魔導人形開発は宇宙開発にはほとんど関われず防衛用の重魔導人形のみが取り柄だったのだが。
これがうまく行けば他国と変わらず宇宙用の人形開発や民間への普及も夢ではなくなるのだ。
「オリヴァー、君の報告書には目を通した。クリスは天才だ。たった数ヶ月で我々が研究中のものを思いつき形にしたのだからな。クリスは2年間考え続けていたのだろうが武器の方もまさかこのようなものを生み出すとはな。君もだ、よく娘の言う事を聞いてくれたな」
「研究チームの助けもありましたから、私だけの力ではありません」
初めはこちらから情報を流そうとしていたというのに、クリスからの情報を研究チームに渡す事になるとは思わなかった。
「この調子で我々より魔導人形技術が進んだ国々に追いつければ良いのですが」
それは難しいだろうがな。
昔から国力の差は如何ともしがたいものだ。
大国ばかりになったこの世ではなおさらだ。
「合衆国、海和では実用化され、帝国も時期に完成させるだろうものな。王国や連邦も秘匿されているだけでこの人形程度のものは既に作られ初めているのだろう。私も何故思いつかなかったのか。軽量な人形を宇宙でしか使えない代物と馬鹿にしてドラケンの改良ばかり考えていたと反省している。おっと、君に言う事ではないな、すまない。これではあの海馬鹿に叱られるわ。まぁよい、今は明日の事だ」
「はっ!」
「明日の戦い、私は口出しせぬ。全力を持って戦って見せよ。技術屋として私に新しい可能性を見せてくれ」
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