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デュープラ国の王都にある孤児院で俺は目を覚ました。
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目を覚ますと俺は粗末な狭い石造りの部屋にいた。
俺は自分の胸に手を当てた。
つるぺただ。
そして何故か裸だ。
あと青痣になってるところが痛いな。
まぁともあれ、
こんにちは、ロリエル。
お前の体は俺が貰った。
どこかでみているかもしれないが、謝らないぜ?
言い繕っても仕方ないがお前に恥じない生き方をするつもりだ。
恨むなら全力で恨んでくれて良いぜ。
挨拶を済ませた俺はこの傷だらけの体の調子を確認する。
当然のことながらあまり良くはないな。
ステータスも見たいとこだがまずは周囲の状況確認が先だ。
俺は辺りに視線を向ける。
今まで寝ていたベットは石のように硬い石でできたベットだ。
壁の上の方にこの部屋全体を覗けるガラス張りの窓があり光はそこから入ってきていた。
外に出れると思われる木の扉の下4分の1は何もない。
海外のトイレかよ。
うん、ベットとトイレしかないし、イメージとしては石造りで作られた広い公衆トイレか。
ただ幸いな事に、狭い部屋で他にベット以外何もない部屋の中でデェェエンと存在感を放つトイレと思わしきモノは水洗であり、汚くはないものだった。
その為どこぞの公衆トイレのような悪臭が漂うと言うことはないだろう。
ただ紙はなかった。
ここにはシャワーもない。
つまり自分の体臭はヤバそうだった。
特に悪臭はしないが自分の匂いには気づけないものだ。
そう状況を把握していると足音が聞こえた。
靴は見えるんだよな、このドア。
超絶綺麗な白い靴を履いている謎の人物によってこの部屋の扉が開かれる。
「あぁロリエル、もう起きてましたか。さぁ行きますよ。ついてきてください」
そこにいたのは見た目普通の人間のおばさんだった。
頭にフードをかぶっていて白髪がちらっと見えた。
白いローブを着ている。
見た目はどこぞのシスターだな。
だが俺と目を合わせようともしない。
どうやらロリエルの知り合いらしい。
もしかすると孤児院の人か?
ならここは孤児院か。
つまりここから学園へと向かうのだな。
『そうなるな』
うわっ、この声女神様か。
『そうだ。こうしていつでもあなたのサポートを行う事ができる。ロリエルよ、なんでも聞いてくれ』
とりあえずしばらく連絡する気はないから下がっていてくれ。
というか心を読むな。
『……わかった、あと心を読まない事は私には出来ない』
だろうな。
何せ神様だ。
ふぅ……ゲームで言えばまずはチュートリアルだな。
学園始めの一年間はチュートリアルだ。
まぁスタートダッシュしてやるぜ。
そしてこの世界に慣れるためにも女神様には黙ってもらっていたいのだ。
とここまで脳内でやり取りしていたが、やり取りでの感情が顔に出ていないことに気づく。
このロリエルは表情筋が動かないようだ。
そこから練習しなければならないのか……かなりここの環境は劣悪だったようだ。
「どうしたのですか、早く行きますよ」
居たんだったなおばさん。
孤児院のおばさんに黙ってうなずきついていこうとするが部屋を出る前に俺の目の前に手を出しながらおばさんに静止させられた。
「あぁ、そこで止まりなさい」
おばさん、いやババアはそう言った。
不意に目があったが俺を見る目が汚物を見る目だった。
目も合わせたくないらしい。
俺は黙って動きを止める。
「女神様、私に浄化の御力を、この少女を清めたまえ……『クリーン』」
ふむ、すばらしい魔法だ。
魔力の動きを俺はしっかりと把握した。
次からは俺も魔法が使えるだろう。
この世界の魔法の発動は魔力やらお金やらなんやらの対価となるものを用意したあと、女神様! と祈りながらイメージを念じれば発動するお手軽さだ。
魔法名とかはイメージを強く持つために言う感じだな。
言わなくても使える。
そして魔法発動の際は術者の体がほんのりと光る。
うっすら光るババアという姿をリアルで見ると少しシュールだ。
魔法の効果で俺の身体中がさっぱりしたおかげでこの部屋の悪臭にも気付いた。
これがもう非常にかび臭かった。
ハーフエルフの体臭と石造りの部屋の匂いが混ざったのか非常にかび臭いし汗臭くもあった。
カビの生えまくった運動部の部室に牛乳を撒いたみたいな匂いである。
それってどんな匂いかって?
知らん、ただ吐き気を催す匂いだ。
吐きそうになった。
「う、ありがとうございます(シャワーぐらい用意しとけこの野郎)」
鼻をつまみながら口では一応の感謝を込めて俺はそう言った。
これからはババアと呼ぶのはやめておばさんと言ってあげようじゃないか。
一応言っておくとおばさんとババアは俺の中ではかなり違う言葉だ。
「黙ってついてきなさい」
ババアは目も合わせずにそう言ったのだった。
俺は黙ってついていく。
どうやらここは教会の中のようだ。
教会に併設された孤児院ということだろうか、ただロリエルだけ悪い意味で特別扱いということだろうか。
というかこの教会自体はゲームでも見たような気がする。
ゲームだと教会関係の設定は恋愛パートをかなりやり込むと色々わかるらしいが当然のことながらそんなものに俺は触れていない。
だから教会の記憶は薄いのだ。
黒いローブを着た男性やらババアと同じように白いローブを着た女性など何人かとすれ違う。
俺とは目を合わせようともしない。
あー、俺も早く服が着たいぜ。
股間がスースーするわけだが性別が変わっただけが原因じゃねぇよ。
まだまだ歩きそうで暇だったので、まぁ正確に言うとただ見てみたかったのでステータスを念じると視界に表示された。
ステータス
ロリエル 9歳
識別:デュープラ国王都・王都ピルタ・女神教教会ネイジ孤児院・孤児
保有存在力:1000
体力評価:48/93
魔力評価:455/455
気力評価:68/220
運動評価:83
知力評価:100
魅力評価:86
これをマックスの999までカンストさせなきゃな……消費ポイントによってお願いをある程度叶えてくれる存在力も集めて、いい具合に使って行こう。
体力や気力がかなり減っていて弱ってるのはこの環境では仕方ないな。
ちなみにマリアの初期評価はALL350なんや、天才やでマリアは。
努力したんやろなぁ。
おじさんマリアちゃんのファンなんや。
存在力は文字通りその人物の世界における存在力だ。
よくわからないがゲームではそういうものだった。
とりあえず魔法を使うときに対価として魔力の代わりにこいつを使う場合があったり、通貨の代わりになったりすると俺は覚えている。
「ここに入りなさい」
ようやくついたこれまた何もない石造りの部屋で俺はババアによって質の良さげなワンピースを着せられて、そのまま学園へと運ばれるのであった。
ただ一言、下着はねぇのかよ……と思った。
結構この馬車揺れますねぇ!
体力と気力が減る減る。
「私たちとの縁はこれでなくなりました。女神様に誓って、もう私たちとあなたは赤の他人です。よろしいですね」
そんな事を馬車から降りる前にババアに言われているのだが何を言ってるのかさっぱりわからん。
ロリエルにはわかるんだろうが、この世界に来たばっかりの俺には何のことか分からなかった。
今のところ俺には狂気しか感じねぇぜ。
流石異世界。
ただせっかく女神の名を唱えるというこの世界の魔法を使ってまで他人宣言をしてくれるのだからこちらも魔力を対価に魔法を使ってやろう。
こんなババアとは縁を切れるのは万々歳やな!
バンザーイ!
「はい、女神様に誓って、赤の他人です。今までありがとうございました」
ニコリと俺は少しだけ表情筋が動いたのを感じた。
ロリエルも喜んでいるのかもしれない。
発光してる驚いたババアの顔を尻目に俺もしばし発光しながら馬車を降りたのだった。
「兵士さんこんにちは!」
そして俺は目の前の学園の門に立ってる男性兵士にあざとく声をかけて案内をお願いした。
俺は自分の胸に手を当てた。
つるぺただ。
そして何故か裸だ。
あと青痣になってるところが痛いな。
まぁともあれ、
こんにちは、ロリエル。
お前の体は俺が貰った。
どこかでみているかもしれないが、謝らないぜ?
言い繕っても仕方ないがお前に恥じない生き方をするつもりだ。
恨むなら全力で恨んでくれて良いぜ。
挨拶を済ませた俺はこの傷だらけの体の調子を確認する。
当然のことながらあまり良くはないな。
ステータスも見たいとこだがまずは周囲の状況確認が先だ。
俺は辺りに視線を向ける。
今まで寝ていたベットは石のように硬い石でできたベットだ。
壁の上の方にこの部屋全体を覗けるガラス張りの窓があり光はそこから入ってきていた。
外に出れると思われる木の扉の下4分の1は何もない。
海外のトイレかよ。
うん、ベットとトイレしかないし、イメージとしては石造りで作られた広い公衆トイレか。
ただ幸いな事に、狭い部屋で他にベット以外何もない部屋の中でデェェエンと存在感を放つトイレと思わしきモノは水洗であり、汚くはないものだった。
その為どこぞの公衆トイレのような悪臭が漂うと言うことはないだろう。
ただ紙はなかった。
ここにはシャワーもない。
つまり自分の体臭はヤバそうだった。
特に悪臭はしないが自分の匂いには気づけないものだ。
そう状況を把握していると足音が聞こえた。
靴は見えるんだよな、このドア。
超絶綺麗な白い靴を履いている謎の人物によってこの部屋の扉が開かれる。
「あぁロリエル、もう起きてましたか。さぁ行きますよ。ついてきてください」
そこにいたのは見た目普通の人間のおばさんだった。
頭にフードをかぶっていて白髪がちらっと見えた。
白いローブを着ている。
見た目はどこぞのシスターだな。
だが俺と目を合わせようともしない。
どうやらロリエルの知り合いらしい。
もしかすると孤児院の人か?
ならここは孤児院か。
つまりここから学園へと向かうのだな。
『そうなるな』
うわっ、この声女神様か。
『そうだ。こうしていつでもあなたのサポートを行う事ができる。ロリエルよ、なんでも聞いてくれ』
とりあえずしばらく連絡する気はないから下がっていてくれ。
というか心を読むな。
『……わかった、あと心を読まない事は私には出来ない』
だろうな。
何せ神様だ。
ふぅ……ゲームで言えばまずはチュートリアルだな。
学園始めの一年間はチュートリアルだ。
まぁスタートダッシュしてやるぜ。
そしてこの世界に慣れるためにも女神様には黙ってもらっていたいのだ。
とここまで脳内でやり取りしていたが、やり取りでの感情が顔に出ていないことに気づく。
このロリエルは表情筋が動かないようだ。
そこから練習しなければならないのか……かなりここの環境は劣悪だったようだ。
「どうしたのですか、早く行きますよ」
居たんだったなおばさん。
孤児院のおばさんに黙ってうなずきついていこうとするが部屋を出る前に俺の目の前に手を出しながらおばさんに静止させられた。
「あぁ、そこで止まりなさい」
おばさん、いやババアはそう言った。
不意に目があったが俺を見る目が汚物を見る目だった。
目も合わせたくないらしい。
俺は黙って動きを止める。
「女神様、私に浄化の御力を、この少女を清めたまえ……『クリーン』」
ふむ、すばらしい魔法だ。
魔力の動きを俺はしっかりと把握した。
次からは俺も魔法が使えるだろう。
この世界の魔法の発動は魔力やらお金やらなんやらの対価となるものを用意したあと、女神様! と祈りながらイメージを念じれば発動するお手軽さだ。
魔法名とかはイメージを強く持つために言う感じだな。
言わなくても使える。
そして魔法発動の際は術者の体がほんのりと光る。
うっすら光るババアという姿をリアルで見ると少しシュールだ。
魔法の効果で俺の身体中がさっぱりしたおかげでこの部屋の悪臭にも気付いた。
これがもう非常にかび臭かった。
ハーフエルフの体臭と石造りの部屋の匂いが混ざったのか非常にかび臭いし汗臭くもあった。
カビの生えまくった運動部の部室に牛乳を撒いたみたいな匂いである。
それってどんな匂いかって?
知らん、ただ吐き気を催す匂いだ。
吐きそうになった。
「う、ありがとうございます(シャワーぐらい用意しとけこの野郎)」
鼻をつまみながら口では一応の感謝を込めて俺はそう言った。
これからはババアと呼ぶのはやめておばさんと言ってあげようじゃないか。
一応言っておくとおばさんとババアは俺の中ではかなり違う言葉だ。
「黙ってついてきなさい」
ババアは目も合わせずにそう言ったのだった。
俺は黙ってついていく。
どうやらここは教会の中のようだ。
教会に併設された孤児院ということだろうか、ただロリエルだけ悪い意味で特別扱いということだろうか。
というかこの教会自体はゲームでも見たような気がする。
ゲームだと教会関係の設定は恋愛パートをかなりやり込むと色々わかるらしいが当然のことながらそんなものに俺は触れていない。
だから教会の記憶は薄いのだ。
黒いローブを着た男性やらババアと同じように白いローブを着た女性など何人かとすれ違う。
俺とは目を合わせようともしない。
あー、俺も早く服が着たいぜ。
股間がスースーするわけだが性別が変わっただけが原因じゃねぇよ。
まだまだ歩きそうで暇だったので、まぁ正確に言うとただ見てみたかったのでステータスを念じると視界に表示された。
ステータス
ロリエル 9歳
識別:デュープラ国王都・王都ピルタ・女神教教会ネイジ孤児院・孤児
保有存在力:1000
体力評価:48/93
魔力評価:455/455
気力評価:68/220
運動評価:83
知力評価:100
魅力評価:86
これをマックスの999までカンストさせなきゃな……消費ポイントによってお願いをある程度叶えてくれる存在力も集めて、いい具合に使って行こう。
体力や気力がかなり減っていて弱ってるのはこの環境では仕方ないな。
ちなみにマリアの初期評価はALL350なんや、天才やでマリアは。
努力したんやろなぁ。
おじさんマリアちゃんのファンなんや。
存在力は文字通りその人物の世界における存在力だ。
よくわからないがゲームではそういうものだった。
とりあえず魔法を使うときに対価として魔力の代わりにこいつを使う場合があったり、通貨の代わりになったりすると俺は覚えている。
「ここに入りなさい」
ようやくついたこれまた何もない石造りの部屋で俺はババアによって質の良さげなワンピースを着せられて、そのまま学園へと運ばれるのであった。
ただ一言、下着はねぇのかよ……と思った。
結構この馬車揺れますねぇ!
体力と気力が減る減る。
「私たちとの縁はこれでなくなりました。女神様に誓って、もう私たちとあなたは赤の他人です。よろしいですね」
そんな事を馬車から降りる前にババアに言われているのだが何を言ってるのかさっぱりわからん。
ロリエルにはわかるんだろうが、この世界に来たばっかりの俺には何のことか分からなかった。
今のところ俺には狂気しか感じねぇぜ。
流石異世界。
ただせっかく女神の名を唱えるというこの世界の魔法を使ってまで他人宣言をしてくれるのだからこちらも魔力を対価に魔法を使ってやろう。
こんなババアとは縁を切れるのは万々歳やな!
バンザーイ!
「はい、女神様に誓って、赤の他人です。今までありがとうございました」
ニコリと俺は少しだけ表情筋が動いたのを感じた。
ロリエルも喜んでいるのかもしれない。
発光してる驚いたババアの顔を尻目に俺もしばし発光しながら馬車を降りたのだった。
「兵士さんこんにちは!」
そして俺は目の前の学園の門に立ってる男性兵士にあざとく声をかけて案内をお願いした。
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