異世界デバッグ物語 ~新たな世界はバグまみれ~

イノベル

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58話 8日目 巻き込まれ

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クロクとのやり取りで気づけば、夕日が見えていた。

「ノベールさん達、遅いですね。 カニャンさんと飲んでるんでしょうか?」

どうしましょうか、迎えに行って入れ違いになる事も考えたら動けませんし・・・。

悩んだ結果、俊は迎えに行く事にした。

「カニャンさんはたしか飲みに行くと言ってましたし、酒場ですかね。」

俊は酒場を探す為、UIからマップを開く。

ワールドマップしか・・・ない・・・。 村のマップを希望したいですが、実装大変そうですね・・・。 仕方ない、道行く人に聞きますかね。

通りすがる人に酒場の場所を聞き、酒場に向かうと、カニャンの声が聞えた。

「にゃぁぁー! おかわりにゃー!」

「飲みすぎれすわー!」

どうやら二人は酔っているようだ。

そこでふと気づいた。

チィナとにゃんは何処だろう? 酒場を覗き込むと、二人を見て楽しんでるようだった。

「皆さん、迎えに来ましたよ?」

「トオルにゃー! トオルも飲むのにゃー!」

「むぐぅ!?」

カニャンに口移しで流し込まれた。

「わらくしもれすわー!」

ノベールにも流し込まれた。

「うぐ、急にな、何をするんですか? 僕はお酒あまり強くないんですよ・・・。 それに口に直接て・・・。」

カニャンとノベールは楽しんでいる様子だ。

「いいれはないれすの? せきりん、とってくらさるんれすのよね?」

呂律が回っていないノベールに早めに宿へ帰って休むべきだろうと提案した俊だったが、そうはいかなかった。

「トオルしゃまもお飲みになってくだしゃいまし~。」

口に木製のジョッキを当てられ飲まされていく。

「お兄ちゃん、頑張るのー♪」

霊体だから被害に合わないチィナに少し、羨ましさを感じた。

「二人とも、早く宿に戻りましょうよ!?」

「トオルも酔うにゃ~!」

「わらくし少し飲みすぎれしまいましたわ~!」

場は収まりそうにないと思った俊は酒場を出ようとするも、二人に掴まれてしまった。

「ふぐぅ!? 腕が!? 腕力上昇パワーアップ使ってませんか!? 腕に柔らかい感触がっ!?」

「ぬふ~」

「にゃにゃにゃ!」

「チィナも行くのー!」

「主ラ、キメイラミタイニナッテオルゾ」

周りの客たちも俊達を見て笑っている。

「あっ、ちょっと! 力緩めて!?」

俊は二人の力に絞められ気を失った。

どれくらいの時間がたったのだろうか、目覚めた俊は辺りを見回した。

気づけば宿へと帰ってきていた。

「あれ・・・僕は酒場にいたはずですが・・・?」

当たりはまだ暗闇に包まれており、よく見えない。

立ち上がろうと手をつくとサラサラと手触りが良い感触と同時に、柔らかさがあった。

「ん・・・ にゃ~・・・。」

カニャンの何処かを触ったようだ。

まだ目覚めていない今のうちに、俊は再度、眠りにつく事にしたのだった。



----現在のバグ一覧-----



-----バグ?不明-----


-----調査-----

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