悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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私のできること

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やっと夜になりました

あの後、反乱軍を撃退するために放った爆弾のせいで町が壊れました

町の人のことを考えずに放った爆弾により、町の人と騎士団の間には大きな裂け目ができてしまいました

正直、あの行動はわたくしも許せるものではありません

アリサがいなきゃもっと多くの人が死んでいたはずです

そのことを考えずにあんなことをするなんて本当に国に使える騎士団なのか信じられません

聖女という立場である以上ステナは騎士団の味方につかなくちゃいけませんが、、、

ステナ「私はあなたたちが許せません。国を守る立場なのに国民を傷つけて!!」

と怒りがおさまらないようだった

ですが、騎士団にはむかった所為か宿に入れてもらえないという状況になってしまいました

それにより困った状態になっていました

??「あの、、、」

わたくしは声をかけられた方に振り返る

そこには先程、広場にいた女性だった

ステナ「どうしましたか?まさか怪我ですか!?」

わたくしも話しかけられたのがわからなかったですが、怪我ですか

なるほどっと1人で納得していると

??「あ、違うんです」

え、違うの?

本当に訳が分からなくなってしまいました

??「私はミビーっていいます。」

ミビー、、、

あまりわたくしの国では聞かない名前ね

こういう国の違いもあるんですね

ミビー「先ほどから宿がなさそうに見えたので、、、。もしよければ私の家でしたら泊められますよう」

そういいミビーはにこっと微笑んだ

この状況でそんな事を言ってもらえると思っていなかったので正直ありがたくて仕方がありませんでした

レデ「本当によろしいんですか?」

ステナ「そうです。私はあなた達を守れなくて、、、今は騎士団も敵に回しております。」

最初は笑顔で言っていたステナはどんどん下を向いていった

ミビー「、、、最初はあなたのことを信じていませんでした。ですが、あなたが私達を攻撃したことを心から怒ってくれました。とっても嬉しかったんです。」

ミビーは照れながらもそう言ってくれた

ステナは小さく息を飲んだ

わたくしはステナの方を向いて小さく微笑んだ

ほら、あなたの言葉はたくさん人に届いているのよ?

ステナは涙を流しかけた目を軽くこするようにして拭き取る

それでいい笑顔で

ステナ「ありがとう」

そう呟いた

ミビー「こちらこそありがとうございます」

そう笑みを浮かべるミビーは眩しかった






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
打つの疲れました(´・ω・`)
楽しんでくれてると嬉しいな、、
次回もお楽しみに!
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