悪役令嬢にも心がある

アリナの決意

あのあとわたくしたちは部屋に案内されそこで寝ることにした

いろいろなことがありすぎて私はあまり眠れなく少し屋形内を歩いていた

そうするとどこからか少し肌寒い風が吹いてきた

わたくしは風が吹いてくる方に近づいていく

ベランダに続く扉が開いており、そこからはきれいな月が見えた

するとそこには1人の人影が見えた

わたくしはゆっくりと近づいていくと

アリナだった

レデ「アリナ？」

そう呟くとアリナははっとしたようにわたくしの方を振り返る

月明かりに反射していた一筋の涙を見てしまった

アリナは急いでそれをぬぐいこちらに笑いかける

アリナ「れ、レデリーナ様、、、。まだ、寝てなかったんですね」

そう言って小さく微笑んだ

目が少し赤く腫れていた

レデ「ええ。少し眠れなくて、、。アリナこそどうしたの？」

アリナはすこし戸惑ったようにしたあと

アリナ「月が綺麗だったので」

そう笑った

レデ「、、、何かあったの？」

アリナはわたくしと顔を合わせないように俯いたまま話を続ける

アリナ「あのあと。レデリーナ様と別れたあと急いでみんなの元に戻りました。ですが、、、、。私の恩人様はもう殺されたというのです」

頑張って泣かないように

必死に食いしばってそう言い続ける

アリナ「私がもっと早く行動していれば。もっと、、、私が！！」

自分を責めるように頭を思いっきりかきながら泣き続ける

我慢も意味がないように流れてくる涙

わたくしはゆっくりとアリナを抱きしめる

レデ「あなたは悪くない。目が赤くなっているわよ？」

わたくしはそういい眼元の涙を拭き取った

レデ「わたくしにもあなたのような力があればきっとこの目の赤さも一瞬で治すことができるのかしら？、、、でも、わたくしはあなたのような力はない。だから、誇っていいのよ？あなたのおかげで何人もの人が救われてきたのよ。大丈夫。きっと大丈夫だから。あきらめないで、」

アリナは弾けたように先ほどよりも涙を流す

今まで溜まっていた分を吐き出すように


























ある程度の時間が経ちアリナは落ち着いてきてゆっくりとはない始めた

アリナ「、、、、本当は怖くて怖くてどこかに隠れていたいんです。でも、もう彼のようにだれかが傷つくのは見たくないんです。何もしてない人が傷つけられるのは辛いんです。傷つけることだって本当はしたくない。でも、それで助けられるなら私は頑張りたいんです！」

アリナの決意はとても深かった

最初にあったときとはまるで別人ね、、、

わたくしにも何か力があれば

誰かを守ることができたなら






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
早めに投稿しました！
褒めてください！
え？当たり前？？
、、、すみません
次回もお楽しみに！