悪役令嬢にも心がある

わたくしにできること

わたくしにはなにができるのでしょう

誰かを癒す力も

たみを導く力も

誰かを守る力も

わたくしにはない

もし、わたくしが天才だったら

もし、わたくしが魔法を使えたら

もし、わたくしが誰かを導くことができたら

最近はずっとそんなことばかり考えてしまってる

ルーカス

わたくしはあなたを助けると大見栄をきったわね

今では胸が不安でいっぱいよ

それでもやっぱり

わたくしはあなたを救いたい

、、、アリナたちが羨ましいわ

どうしてこんなに嫌な気持ちになってしまうのでしょう

この国を壊してでも最初はあなたを救うことだけを考えていたわ

でも、今は違う

この国にも素敵な人はいて

悲しんでいる人もいる

だからこそわたくしは手を伸ばさないといけない

わたくしが届く範囲なら

たとえ無理だと反対されても

出来る限りの努力はいないといけません

こんなことなら仲良くなるべきではなかったのでしょう

そしたら本当にただの*悪役令嬢*としてこの国に向かい合い

ルーカスのために国を崩壊させることも容易かったでしょう

今からでも遅くない

この暖かい場所から離れなくては

、、、、馬鹿ね

今頃できるわけがないじゃない

友達ができて優しい人々をみて悪いところもみた

全ての国に悪人はいり、善人もいる

なら、この国の悪人を倒しその全ての責任を押し付ければいい

わたくしにはヒロイン(あの子)みたいな綺麗なまま終わらせることなどできるはずがない

いえ

わたくしは悪役令嬢(わたくし)らしくルーカスを

この国の人々を救って見せます

たとえ無謀だと言われても

そこに1%の可能性があるなら

わたくしはそちらに賭ける

わたくしがもつすべてを使ってそれを成功させてみせます

そのためには１つ１つ整えていかなくてはなりません

大事なのは

*信頼*

*情報*

*仲間*

ですわ

さぁ、行動をおこしましょう

わたくしは寝てるアリナをそっとなでおでこに軽い口づけをする

レデ「お疲れ様。よくがんばったわね。」

そういい軽く頭を撫でる

こんな幼い少女

まだ大人になりきれていない可憐さ

こんな子にどれほどの苦労が積もったのかしら

大丈夫

わたくしが絶対にあなたたちを救って見せるから

わたくしはその夜

この屋敷を出た

ここからはあの子たちを巻き込むわけにはいかない

救うためにわたくしは

この国を□□みせる

ただ利用する関係だったはずだったのに

わたくしはやっぱりだめね

ルーカスのために人を切り捨てることはできなかったわ

いや

逆に切り捨てたらルーカスに怒られちゃうわ

ふふっ

早く助けなくちゃね

ルーカス

大好きよ



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お久しぶりです皆さん！！
サボりすぎて減っていく人の数が心にきます！！
私のせいですねすみません！
頑張って投稿します、、、、
次回もお楽しみに！