悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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ベルロラの過去

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俺の名前はベルロラ・ヘトリアレ

このヘトリアレ帝国の騎士団長だ

、、、もともとはこの国の第三皇子だったということは秘密だ

正義感が強く不正がきらいだった

だからこそ大臣や父の不正を許せなかった

そのことを真正面からぶつけてしまった

父上にとって俺は邪魔な存在だったんだろう

だから、俺は父上に皇子という身分を失くされた

自分の邪魔にならないようにと

あの時の俺は特に間抜けだった

正義感をただ振りかざし周りが見えてなかった

もっと考えていたら救えた命もたくさんあったんだろう

ああ、なんて情けないんだ

平民となり、生活できなかったそんな俺を救ってくれたのが騎士団だった

王族だったということもあり、俺は剣技が優れてた

俺はその日から人々を自分の手で守ることを決めた

それから何年も修行をして修羅場をこえ、俺は騎士団長とまでのぼりつめた

父上は騎士団長となった俺をみてもなにもどうしないで

「これからよろしくな」

と穏やかにいうだけだった

我が子の顔など覚えてないということなんだろうか、、、

それとも、本当に*赤の他人*と父上の中ではなったのか、、?

自分のために息子を切り捨てる父親だ

今更だったか、、

なにを期待していたんだろう

もともと父上は兄上、、

第一皇子しか見えていないんだから














騎士団長になってから数年が経った

ある日父上に呼び出された

理由はただ一つ

戦争が始まるということだった

俺はたくさん反対をした

だが、ただの平民の俺の意見が通るはずもなく戦争となってしまった

そして俺には命じられた

勝利の鍵となる

聖女を探し出せと

1つの碧ペンダントを渡されて

こんなものでなにがわかるんだ

そう思いつつ俺は貧民街へとやってきた

、、、国の上層部がお金を使いそのせいで生きられない人々が集められた街のことだ

俺はここにいいる人々のことも救うことができてない

どうすれば救えるんだ、、、

俺にはまだわからない

歩いてる時壁にもたれかかって今にも倒れそうな少女を見つけた

俺はすぐ近づき少女に水とパンを差し出した

少女はパンを頬張った後人のものを取ったと泣き出してしまった

その涙が誰よりも澄んでいて

俺は一瞬にして

この少女に惹かれた

いや、恋に落ちたんだ

気づきたくなかったこの子が聖女だということに

ペンダントは今までより1番の美しさを放ち光っていたんだ

俺は少女を危険に晒すとわかっていながらこのことを相談してしまった

自分の近くにいてほしい

ちょっとだけそれを思ってしまった

でも、こんな危険なことに巻き込んだ俺を

いっそのこと憎んでくれ

アリナ

俺は君を

誰よりも愛している



ーーーーーーーーーーーーーー
どうもみなさんゆったん子です!!
唐突にベルロラを書かせていただきました!!
次回もこの続きになります!
次回もお楽しみに!!
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