悪役令嬢にも心がある

諦めませんから

あのあと、わたくしは屋敷を出て夜の森を歩いた

いろいろなことを考えた

いろいろなことを思い出した

ねぇ

あなたは今何を思ってるの？

ルーカス

早くあなたに会いたいわ










あれから一週間

わたくしは

城にメイドとして仕えています

もともとわたくしの家のスパイが入っていたから入れ替わるのは簡単だったわ

メイド長「リン、早く来なさい～」

レデ「あ、はーい」

リンという名前で潜り込んだのはいいんだけど、、、

わたくしは第三王子の離宮配属

第三王子は意思が弱いからこそ、皇帝候補から外され、この離宮に追い払われている

そのせいで国の情報が流れてこない

どうすればいいのかしら、、

あら？

あれは、

レデ「おはようございます。ロイ様」

わたくしは仕えている

第三王子である

ロイ・ヘトリアレ　様

意志が弱いが、どんな人にも優しい

美しい心を持っている人だとわたくしは思っている

ロイ「ああ、おはようリン」

多いメイドの名前もきちんと覚えて挨拶を返してくれる

、、、他の王族とは大違いです

この国の王族は民のことを考えてはくれない

自分たちのためにしか考えない

でも、やはり意志が甘いの

もしも、彼が意志を強くもって民を導こうと思ってくれたら

私はこの方に王になってほしい

ルーカスのためにも

反乱軍に勝利してもらい、戦争をやめてもらう

わたくしにとってはこれが1番の最善手

成功させて見せるわ

だからこそ、

レデ「あの、ロイ様」

ロイ「ん、どうしたんだいリン？」

レデ「王になろうとは思いませんか？」

わたくしは満面の笑みでそれをいう

この一言が彼を平和で退屈な鳥籠からだし、この国を導く王を本当の意味で誕生させた瞬間だった

この国が荒れるのをわたくしは理解しながらこのことをおこなってる

わかっているわ

でも、絶対前より幸せだと言わせて見せるから

わたくしはこの世界の悪役令嬢

自分のためならどんなこともしてみせる

努力と愛でわたくしは乗り越えて見せますわ

さぁ舞いましょう

この世界でわたくしは誰よりも輝いて見せるわ

ルーカス

あなたの隣で

まっていてね

絶対に未来を掴んで見せるから

愛しているわ



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今回は短めになってごめんなさい！！
しかも投稿もめっちゃ時間が空いてしまった、、、
忙しかったとはいえすみません！
こんな遅い投稿ですがゆっくりまっていてくれるとありがたいです泣
次回もお楽しみに！！