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127.ハーレムの母后
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さて、と孔雀がまた物語のように語り始めた。
「・・・平たく奴隷の身分だった人間が王の子を身ごもった事で大出世する世界です。昨日までは自分と同じ奴隷として自由に発言も出来なかった同僚が、衣食住の全てが数万倍良いものを与えられるのを見ていたら、誰もがそうありたいと望むはずです。彼女達は、一生その狭い社会から物理的にも出る事はできないんですよ。個人の才能や努力が、どういう形で発揮されるかなんて大体見当つくでしょう」
「そりゃあえげつないわな」
「・・・・私、このシステムは悪い大人の男性が考え出したんだろうなあと思うんです」
一番効果的に男が若い女を管理する方法なのだろう。
そこに至るまでの努力や苦難や策謀や幸運を経てして例え妃の身分を得たとしても、階段を上がってみれば、そんな女は結構いる事に気づく。
そこからが本当の戦いが始まるのだ。
「・・・昔はより顕著だったでしょうね。ご実家の力関係のない、まさに体ひとつ、運ひとつで人生が変わった女性達ですよ。現在ではそんなことはないですが、教育がない。それに伴って身につく素養である教養もない事が多い。・・・ああ、歌舞音曲の類は別として」
正室を出す貴族筋、または継室候補群の家で有り余る贅沢と教育を受けて、我こそはと後宮に上がるこの国と比べて、どれだけの差があるだろうか。
「まあ、わが国においては、継室候補群の家は、後宮にあげてからバカがばれてはまずいと子供の時から熱心に教育するしな。例え妃になれなくとも結婚市場に出れば入れ食いだから無駄にはならないし。・・・ああ、某孔雀以外は。縁談募集広告に載せる前に事故物件だもんなあ」
雉鳩も、揶揄われ慣れている孔雀も吹き出した。
「・・・だから、こちらも悪い事じゃないんですよねえ」
皇帝すら性別を問わないこの国では、女の役割とは大きいのだ。
「あちらの後宮では昔は継室同士の争いはー熾烈《しれつ》を極めたそうです。妃方は何人も亡くなり、王子方も殺された。不思議なのですが、男尊女卑のあまり、兄弟の中で王が決まればそれ以外は殺されるか臣下に降り、姉妹たちは割に自由に嫁いだようですね。男以外はどうでもいい、ということです」
「では、正室というのはいつ決まるんだい」
当然の疑問を翡翠が尋ねた。
一般には、王から一番寵愛深い妃が正室になるのだろうと思われている。
「うーん。それがですね。教義として、表向きは、一夫多妻が許されていて、奥方は平等に扱いなさい。という鉄則があるものですから。だれかが正妻というのは存在しません。みんな奥様。というか、王様に正式な結婚状態という概念はないのではないですか。オットセイの群れみたいなもので。でもまあ、殿方に全体としての集団に対しての所有権と義務は確かに存在するんですけれど」
オスに対してメスが複数のハーレム状態の集団、と言いいたいのだろう。
なんとご苦労な事だ、と翡翠は呆れた。
「一番寵愛深い妃の子が次の王になるとも限らないんですよね。その場合ももちろんあるでしょうけれど。王が次の王と決めた子が王になる。よって、その母に与えられる地位は皇后ではなく、皇太后というものです。正妻という概念と地位はそもそも存在しない。でも王の母にはなれるわけです。それはもう強大な権力をお持ちになるとか」
女たちの、後宮のトップが正室ではなく、王の母というわけだ。
「そうなっても史実に名前は残らないんですよ。残してくれるのはその息子である王が、我の母は何某という名前であった、と史実に残すのみで。でもその名前は。彼女達の本名ではないそうです。例えば、小鹿の瞳とか、黄金の巻き毛とか。それであってもQ国では、素晴らしい女の名誉だそうです」
自分の息子が皇帝になった。
それは素晴らしい事だろう。
だが、貴女は誰なのだと問われて、語るべき身分も語るべき教育も語るべき記憶もない、呼ばれるべき本来の名前すら明らかではない、そんな事が実際あるとしたらなんと悲しいことか。
「なるほど。で、前皇帝の最後の妃となった女性が、今の母后というわけだね」
「はい」
「自分の子を亡くしたけれど、皇帝の息子の一人を託されて、宰相と共に擁立して独裁政治をしてきたって話だったね。・・・ううん。そんな環境と状態で才覚ひとつでのし上がったんだからどれだけおそろしいおばあちゃんなんだろうね」
なんだか行きたく無くなってきたと言う翡翠の気持ちもわかると雉鳩は気の毒に思った。
「・・・・そうですねえ。ホント、さすが地獄の門番って言われただけある方・・・」
妙なことを口走り、そこで孔雀が吹き出した。
「・・・ああ、すみません。もうダメ」
笑い出した孔雀に翡翠と雉鳩は不思議そうな目を向けた。
「・・・じゃあもう、大ヒントです」
デスクの上に積み上がっていた箱を持ってくる。
「これは白鷹お姉様から母后様へ贈り物。とっても高いお肉。こちらは梟お兄様からヴィンテージワイン。これは猩々朱鷺お姉様からオーガニックタオルセット、鷂お姉様は果物詰合せ、黄鶲お姉様からアレンジフラワー」
いよいよ話がおかしくなってきた。
Q国との国交再開を巡って、家令が暗躍していたのは分かってはいたが。
「そんなに皆立ち入ってたのかい・・・。しかし、付け届のセンスがいかにもおかしいな」
「いや、あの人たちにスパイ活動は無理でしょう・・・」
あんな不真面目で我慢がきかない連中ばかり。
「といいますか。ふふ。・・・母后様。あちらでは、女神の柔肌とかいうとんでもない名前なんですけれど。・・・かの方は、実は大戦中にQ国で囚われて行方不明とされたという戴勝お姉様なんです」
翡翠と雉鳩が絶句した。
「数年前にお亡くなりですけれど、その宰相という方は、捕虜となり、やっぱり裁判のないまま処刑されたはずの目白お兄様という方」
雉鳩があんぐり口を開けた。
「・・・なんだその話は・・・・?」
兄弟子のこんな驚いた面白い顔を初めて見ると孔雀はまた笑い出した。
「だって本当なのよ。上の世代の家令は知ってたんだって。戴勝お姉様は、巫女愛紗お姉様と同期なんだから、白鷹お姉様と梟お兄様のさらに上の世代に当たるわけでしょう。怖くてしょうがないらしいわ」
実は、とこの話を聞かされた時の白鷹と梟の顔が忘れられない。
「目白お兄様という方は、お父様の銀雉お兄様に似て本当にお優しい素敵な方だったの」
「そう。ところが母親違いの妹に当たる戴勝姉上というのがとんでもない乱暴者で。・・・殿を務めた負け戦で、橋の前に仁王立ちになって百人斬りをしたんだぞ」
「なんですか、その方。弁慶ですか・・・・」
と孔雀も震えながら、そんなの作り話だろうと初めは思った。
「いや本当なんだって。・・・橋の前で投機目的で集めてた日本刀をりんご箱に二つ担いで持ってきて、その上に座って酒飲んで何か食いながら待ち構えてるんだぞ」
「そうなのよね。ついた渾名が地獄の門番よ。お姉様にぴったりよ・・・」
白鷹が首を振った。
「腕立て三百回とかよくさせられたわ・・・」
「・・・俺もです」
この二人が震え上がるのだから相当だ。
その話をすると、雉鳩が妙な顔をし、翡翠が笑い出した。
「・・・いや、傑作だ」
まさか、そのような話だったとは。
「そして、技術大国となって礎を築いたのは、当時アカデミー長を務めた鶍お兄様がお役立ちになって、アカデミーから技術指導者を呼んだり教育に行かせたりしたそうです。それから医療の充実。平均寿命が格段に伸びました。ご存知の通り、平均寿命というのは乳児死亡率ととても関係がありますから。鶍お兄様はお医者様でもらしたので」
「へえ。さすが家令だねえ」
「といますか。鶍お兄様、けっこうなお年になってから、Q国の高官の未亡人と駆け落ちしたんです。つまりは我が国の技術を手土産に亡命しようと思ったらしくて・・・。その出会いが、婦人科健診。・・・笑うしかないような話です」
とんでもない話になってきた。
「ところが、亡命として行った先に、死んだはずの弟弟子と妹弟子が居た、というわけです」
すでに母后として君臨していた戴勝は、呆然とする兄弟子に、
「カモがネギ背負ってやってきたとはこのことね、鶍お兄様。ぜひ役立ってちょうだい。・・・結婚?好きにして。は?今更帰さねぇわ。働きな!」と言ったとか。
それから彼の決死の亡命計画は頓挫し、外交官として派遣されたという事になったらしい。
その後、鶍はすっかり居心地が良くなり、帰国しないまま客死した。
「鶍お兄様は、5人の奥様を迎えて、今や12人の子供、25人の孫がいるとか」
なんとまあ、と翡翠は笑い出した。
「・・・平たく奴隷の身分だった人間が王の子を身ごもった事で大出世する世界です。昨日までは自分と同じ奴隷として自由に発言も出来なかった同僚が、衣食住の全てが数万倍良いものを与えられるのを見ていたら、誰もがそうありたいと望むはずです。彼女達は、一生その狭い社会から物理的にも出る事はできないんですよ。個人の才能や努力が、どういう形で発揮されるかなんて大体見当つくでしょう」
「そりゃあえげつないわな」
「・・・・私、このシステムは悪い大人の男性が考え出したんだろうなあと思うんです」
一番効果的に男が若い女を管理する方法なのだろう。
そこに至るまでの努力や苦難や策謀や幸運を経てして例え妃の身分を得たとしても、階段を上がってみれば、そんな女は結構いる事に気づく。
そこからが本当の戦いが始まるのだ。
「・・・昔はより顕著だったでしょうね。ご実家の力関係のない、まさに体ひとつ、運ひとつで人生が変わった女性達ですよ。現在ではそんなことはないですが、教育がない。それに伴って身につく素養である教養もない事が多い。・・・ああ、歌舞音曲の類は別として」
正室を出す貴族筋、または継室候補群の家で有り余る贅沢と教育を受けて、我こそはと後宮に上がるこの国と比べて、どれだけの差があるだろうか。
「まあ、わが国においては、継室候補群の家は、後宮にあげてからバカがばれてはまずいと子供の時から熱心に教育するしな。例え妃になれなくとも結婚市場に出れば入れ食いだから無駄にはならないし。・・・ああ、某孔雀以外は。縁談募集広告に載せる前に事故物件だもんなあ」
雉鳩も、揶揄われ慣れている孔雀も吹き出した。
「・・・だから、こちらも悪い事じゃないんですよねえ」
皇帝すら性別を問わないこの国では、女の役割とは大きいのだ。
「あちらの後宮では昔は継室同士の争いはー熾烈《しれつ》を極めたそうです。妃方は何人も亡くなり、王子方も殺された。不思議なのですが、男尊女卑のあまり、兄弟の中で王が決まればそれ以外は殺されるか臣下に降り、姉妹たちは割に自由に嫁いだようですね。男以外はどうでもいい、ということです」
「では、正室というのはいつ決まるんだい」
当然の疑問を翡翠が尋ねた。
一般には、王から一番寵愛深い妃が正室になるのだろうと思われている。
「うーん。それがですね。教義として、表向きは、一夫多妻が許されていて、奥方は平等に扱いなさい。という鉄則があるものですから。だれかが正妻というのは存在しません。みんな奥様。というか、王様に正式な結婚状態という概念はないのではないですか。オットセイの群れみたいなもので。でもまあ、殿方に全体としての集団に対しての所有権と義務は確かに存在するんですけれど」
オスに対してメスが複数のハーレム状態の集団、と言いいたいのだろう。
なんとご苦労な事だ、と翡翠は呆れた。
「一番寵愛深い妃の子が次の王になるとも限らないんですよね。その場合ももちろんあるでしょうけれど。王が次の王と決めた子が王になる。よって、その母に与えられる地位は皇后ではなく、皇太后というものです。正妻という概念と地位はそもそも存在しない。でも王の母にはなれるわけです。それはもう強大な権力をお持ちになるとか」
女たちの、後宮のトップが正室ではなく、王の母というわけだ。
「そうなっても史実に名前は残らないんですよ。残してくれるのはその息子である王が、我の母は何某という名前であった、と史実に残すのみで。でもその名前は。彼女達の本名ではないそうです。例えば、小鹿の瞳とか、黄金の巻き毛とか。それであってもQ国では、素晴らしい女の名誉だそうです」
自分の息子が皇帝になった。
それは素晴らしい事だろう。
だが、貴女は誰なのだと問われて、語るべき身分も語るべき教育も語るべき記憶もない、呼ばれるべき本来の名前すら明らかではない、そんな事が実際あるとしたらなんと悲しいことか。
「なるほど。で、前皇帝の最後の妃となった女性が、今の母后というわけだね」
「はい」
「自分の子を亡くしたけれど、皇帝の息子の一人を託されて、宰相と共に擁立して独裁政治をしてきたって話だったね。・・・ううん。そんな環境と状態で才覚ひとつでのし上がったんだからどれだけおそろしいおばあちゃんなんだろうね」
なんだか行きたく無くなってきたと言う翡翠の気持ちもわかると雉鳩は気の毒に思った。
「・・・・そうですねえ。ホント、さすが地獄の門番って言われただけある方・・・」
妙なことを口走り、そこで孔雀が吹き出した。
「・・・ああ、すみません。もうダメ」
笑い出した孔雀に翡翠と雉鳩は不思議そうな目を向けた。
「・・・じゃあもう、大ヒントです」
デスクの上に積み上がっていた箱を持ってくる。
「これは白鷹お姉様から母后様へ贈り物。とっても高いお肉。こちらは梟お兄様からヴィンテージワイン。これは猩々朱鷺お姉様からオーガニックタオルセット、鷂お姉様は果物詰合せ、黄鶲お姉様からアレンジフラワー」
いよいよ話がおかしくなってきた。
Q国との国交再開を巡って、家令が暗躍していたのは分かってはいたが。
「そんなに皆立ち入ってたのかい・・・。しかし、付け届のセンスがいかにもおかしいな」
「いや、あの人たちにスパイ活動は無理でしょう・・・」
あんな不真面目で我慢がきかない連中ばかり。
「といいますか。ふふ。・・・母后様。あちらでは、女神の柔肌とかいうとんでもない名前なんですけれど。・・・かの方は、実は大戦中にQ国で囚われて行方不明とされたという戴勝お姉様なんです」
翡翠と雉鳩が絶句した。
「数年前にお亡くなりですけれど、その宰相という方は、捕虜となり、やっぱり裁判のないまま処刑されたはずの目白お兄様という方」
雉鳩があんぐり口を開けた。
「・・・なんだその話は・・・・?」
兄弟子のこんな驚いた面白い顔を初めて見ると孔雀はまた笑い出した。
「だって本当なのよ。上の世代の家令は知ってたんだって。戴勝お姉様は、巫女愛紗お姉様と同期なんだから、白鷹お姉様と梟お兄様のさらに上の世代に当たるわけでしょう。怖くてしょうがないらしいわ」
実は、とこの話を聞かされた時の白鷹と梟の顔が忘れられない。
「目白お兄様という方は、お父様の銀雉お兄様に似て本当にお優しい素敵な方だったの」
「そう。ところが母親違いの妹に当たる戴勝姉上というのがとんでもない乱暴者で。・・・殿を務めた負け戦で、橋の前に仁王立ちになって百人斬りをしたんだぞ」
「なんですか、その方。弁慶ですか・・・・」
と孔雀も震えながら、そんなの作り話だろうと初めは思った。
「いや本当なんだって。・・・橋の前で投機目的で集めてた日本刀をりんご箱に二つ担いで持ってきて、その上に座って酒飲んで何か食いながら待ち構えてるんだぞ」
「そうなのよね。ついた渾名が地獄の門番よ。お姉様にぴったりよ・・・」
白鷹が首を振った。
「腕立て三百回とかよくさせられたわ・・・」
「・・・俺もです」
この二人が震え上がるのだから相当だ。
その話をすると、雉鳩が妙な顔をし、翡翠が笑い出した。
「・・・いや、傑作だ」
まさか、そのような話だったとは。
「そして、技術大国となって礎を築いたのは、当時アカデミー長を務めた鶍お兄様がお役立ちになって、アカデミーから技術指導者を呼んだり教育に行かせたりしたそうです。それから医療の充実。平均寿命が格段に伸びました。ご存知の通り、平均寿命というのは乳児死亡率ととても関係がありますから。鶍お兄様はお医者様でもらしたので」
「へえ。さすが家令だねえ」
「といますか。鶍お兄様、けっこうなお年になってから、Q国の高官の未亡人と駆け落ちしたんです。つまりは我が国の技術を手土産に亡命しようと思ったらしくて・・・。その出会いが、婦人科健診。・・・笑うしかないような話です」
とんでもない話になってきた。
「ところが、亡命として行った先に、死んだはずの弟弟子と妹弟子が居た、というわけです」
すでに母后として君臨していた戴勝は、呆然とする兄弟子に、
「カモがネギ背負ってやってきたとはこのことね、鶍お兄様。ぜひ役立ってちょうだい。・・・結婚?好きにして。は?今更帰さねぇわ。働きな!」と言ったとか。
それから彼の決死の亡命計画は頓挫し、外交官として派遣されたという事になったらしい。
その後、鶍はすっかり居心地が良くなり、帰国しないまま客死した。
「鶍お兄様は、5人の奥様を迎えて、今や12人の子供、25人の孫がいるとか」
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