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44.三毛猫タクシー
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月子はジョッキのレモンサワーを飲み干した。
「じゃあ、藤枝さんがオルソンさんの日本語の先生なんですか?」
「まあ、先生って言うか・・・。こいつのじいさんが教授で。孫に日本語教えるバイトしないかって言うもんだから。時給2000円で食事付きですよ?やるでしょ?・・・一応、教職は持ってるけど、国語じゃ無いしねえ。だから、まあ、毎日ドリルやらせるとか、音読させるとか、Eテレ繰り返し見せるみたいな?」
なぜか公太郎も合流して会食が始まってしまった。
桃は、まるで雪かきのような気分でかき氷を黙ったまま必死に食べていた。
「いやもうひどいもんで・・・。会話しようったって何言ってんだかわかんないんだから。・・・最初は、犬にしたって、そう、あれはワンだとか言ったり、すき焼きはモーだみたいな意思疎通をしてましたよ・・・」
月子が笑い出した。
「多言語話者とか帰国子女っていいように感じるけれど。大変なのねえ」
スウェーデン語に英語、日本語だけでもすごいと思うが、どうやらフランス語やイタリア語まで出来るらしい。
「・・・フランス語とイタリア語なんて、もううろ覚えですもん。使わないから。言ったら通じる程度じゃないですか?しかもおじいちゃんの友達に本を音読して覚えろって言われて勉強したから・・・たまに文語体で変なのかもしれないです・・・」
「まあ、私も英語はそこそこだけど。あの会社、あちこち出向させられるからバイリンガルなんか普通にいるでしょうけれど。トリリンガル以上となると、普段、何語で考えてるの?」
「・・・その時、出てくる言葉、知ってる単語で考えてます・・・出てこないときはザックリと・・・」
「桃、日本語でちゃんと考えろって言ったよな?」
第一言語をしっかり固定する事、それが彼女の祖父の目的だった。
「・・・なるだけそうしてますよ。でも、しょうがないじゃない・・・。日本語って、魚の名前だけでも物凄い数あるじゃない?例えば回転寿司のネタだって皆、その魚が頭に入ってるから理解出来てるって事だもの。皆、すごすぎる。・・・だから、私は、考えるときは、この魚類は、とか・・・そう言うくくりの時もある・・・」
だからちょっと言葉が独特なのか、と月子は納得した。
「語学って。やっぱり教えてくれた先生に話し方似るって言うけど、あんまり似て無いわねえ」
「俺じゃ、語学未満だからですよ。大体、何をどう入力したって、結局は桃の頭から出力されて来るわけですからね」
確かに、と桃は思いながら白玉団子を噛み締めていた。
まあでも、大して不自由はない。
「桃は、基本的に大雑把と言うか。それが良く出て、ヴァイタリティはそれ程でも無いのに、順応性も高いしね。じいさんも安心したとこでしょう」
そうだといいけど、と桃は思った。
祖父は、スウェーデン語、英語、日本語、ドイツ語に堪能で、その知識が広く造詣が深く、桃は話していてついて行けない時がある。
「すごいわよねえ。海外の人って。何でいくつも読み書きできるの?」
「・・・うーん。例えば。日本って翻訳大国なんですよね。大抵の文学作品の翻訳本があるの。そんな国、あんまり無いんですよ?どこの国だって大抵は良い教科書を探すとやっぱり数の多い英語の本になっちゃったり。だからメジャーじゃ無い言語を話す国の学校だと、専門科目を最初から英語の教科書どんと渡されたりして。皆、何とかして読むから英語はそうやって覚えたりもするみたいです」
日本はそんな事せずとも事足りて来た、満ちたりていたのだと桃は思う。
「あとは、ヨーロッパに関しては、結構皆、動きますよね。・・・多分、長野あたり行く感覚で、フランスからベルギー行ったりするし・・・。イギリスからスペインは、九州とか四国のイメージなのかなあ・・・?」
あのフットワークの軽さは見習うべきものが多いと思う。
勿論、地続きで鉄道で行けてしまう利便の良さも会っての事だろうけど。
桃は半分以上やっつけたかき氷を持て余して来たらしく、ピタリとスプーンが止まった。
月子も公太郎も、当然だ、と言う顔をしていた。
「・・・あー、なんか、あったかいもの食べようかな・・・。麻婆豆腐もある・・・」
桃がスプーンを放り出すと、公太郎がかき氷の鉢を引っ張って、自分が食べ始めた。
「・・・たまに食うならうまいけど・・・。腹いっぱい食うもんじゃ無いもんなあ・・・」
かき氷なんて、何年ぶりだろう、と侘しく呟く。
「しかも小倉抹茶・・・。せめて普通にいちご・・・」
「だって、富士山だから。あんなビビットピンクの富士山、おかしいじゃない」
「まあ、そうだけど・・・これは、年寄りの冷や水だな・・・」
と言いながら、食べている。
「・・・藤枝さん、茶碗蒸しとか、あったかい汁物とか、頼みますか・・・?」
月子が遠慮しながら尋ねた。
「これはこれはお気遣い頂いて・・・。そうですね、うどんとか豚汁とかありますかのう・・・?」
公太郎が介護させてしまってすいませんねえ、と冗談めかして言った。
桃がチラチラと月子を見ていたのに、公太郎が変な顔をした。
「・・・何だよ?」
「日本の女の人ってすごく可愛くない?皆、髪の毛きれいにしてて、お化粧もきちんとしてて、でも派手じゃなくて・・・。関節とか、膝の裏とか、爪まで小さくて可愛い・・・」
「・・・桃、視点が変態っぽい・・・。今、それセクハラって言われるからジロジロ見ないでくんない・・・?」
すいませんね、と公太郎が月子に謝りながら、ため息をついた。
「ちょっと!!ハム太郎!!」
桃がタクシーの後部座席に公太郎を突っ込んだ。
「すいません、この人、吐いたりはしないんで!」
半分酔い潰れた公太郎から、馴染みのタクシー会社の名刺を受け取り、連絡をして、何とか回収して貰った。
運転手は慣れている様子で「藤枝さん、また今日も飲んだねえ、久しぶりジャン」とか言っていた。
いつもこうなのか・・・。
と桃は呆れた。
もう若く無いのだから、不摂生は体に祟る。
「・・・お姉さん達、これ俺の名刺ね。ここ、QRコードでピッて登録しといて。LINEでもすぐ来るからさ。自宅も覚えておくから、何かあってもちゃんと送れるしね。あ、悪い事はしないよ。カメラついているし」
青年運転手はそう言うと、桃と月子にも三毛猫が書いてあるカードを手渡した。
「三毛猫タクシーさん・・・?」
「そうそう、よろしく。友達登録してくれた方だけがお客さん。どんな状態でも秘密厳守でお送りしまっす」
ちょっとした個人契約のようなものか。
「・・・すみません、じゃあ、お願いします・・・」
桃は頭を下げると、公太郎に冷たいお茶を手渡して、車を送り出した。
何だかどっと疲れた・・・。
「・・・すみません、なんか、後半・・・何が何だか・・・」
公太郎が酔い潰れて移動だけでも一仕事。
酒造の息子なのに何で酒が弱いのか。
まあでも、酒が好きなのは酒造の息子だからだろうけれど。
「いいのよ。私も久々に飲めて楽しかった。・・・今度、パンケーキとか食べに行かない?」
「・・・・行きます!」
憧れのパンケーキ女子会、と桃は嬉しくなった。
成人してから友人ができると言うのは何と希有で喜ばしい事だろう。
それから、桃は月子と別れると、何とも楽しそうな足取りで帰路についた。
その様子を見送ってから、月子は手元の名刺に目を落とした。
公太郎は、しばらくして自宅のソファで目を覚ました。
時計を見ると、1時過ぎ。
いつもなら4時5時に目が覚めて慌てるのに。
しかし、喉が渇いた。
「・・・どうぞ」
突然、ペットボトルがずいと目の前に出で来た。
桃か。
「・・・いや、久しぶりに飲んだわ・・・。あれ?みりん、大丈夫か・・・?」
「・・・味醂《みりん》?」
何のことだと言う訝しげな声がした。
違和感に視線を上げると、なぜか葉山月子がソファにいて隣に座っていた。
「・・・は?葉山先生・・・?あれ?・・・グデグテになって介護されましたか、俺・・・?も、もしかして、あの、た、大変な失礼を働きましたか・・・」
「・・・いえ。・・・それはこれからです」
は?と公太郎は、迫って来た月子を見上げた。
「じゃあ、藤枝さんがオルソンさんの日本語の先生なんですか?」
「まあ、先生って言うか・・・。こいつのじいさんが教授で。孫に日本語教えるバイトしないかって言うもんだから。時給2000円で食事付きですよ?やるでしょ?・・・一応、教職は持ってるけど、国語じゃ無いしねえ。だから、まあ、毎日ドリルやらせるとか、音読させるとか、Eテレ繰り返し見せるみたいな?」
なぜか公太郎も合流して会食が始まってしまった。
桃は、まるで雪かきのような気分でかき氷を黙ったまま必死に食べていた。
「いやもうひどいもんで・・・。会話しようったって何言ってんだかわかんないんだから。・・・最初は、犬にしたって、そう、あれはワンだとか言ったり、すき焼きはモーだみたいな意思疎通をしてましたよ・・・」
月子が笑い出した。
「多言語話者とか帰国子女っていいように感じるけれど。大変なのねえ」
スウェーデン語に英語、日本語だけでもすごいと思うが、どうやらフランス語やイタリア語まで出来るらしい。
「・・・フランス語とイタリア語なんて、もううろ覚えですもん。使わないから。言ったら通じる程度じゃないですか?しかもおじいちゃんの友達に本を音読して覚えろって言われて勉強したから・・・たまに文語体で変なのかもしれないです・・・」
「まあ、私も英語はそこそこだけど。あの会社、あちこち出向させられるからバイリンガルなんか普通にいるでしょうけれど。トリリンガル以上となると、普段、何語で考えてるの?」
「・・・その時、出てくる言葉、知ってる単語で考えてます・・・出てこないときはザックリと・・・」
「桃、日本語でちゃんと考えろって言ったよな?」
第一言語をしっかり固定する事、それが彼女の祖父の目的だった。
「・・・なるだけそうしてますよ。でも、しょうがないじゃない・・・。日本語って、魚の名前だけでも物凄い数あるじゃない?例えば回転寿司のネタだって皆、その魚が頭に入ってるから理解出来てるって事だもの。皆、すごすぎる。・・・だから、私は、考えるときは、この魚類は、とか・・・そう言うくくりの時もある・・・」
だからちょっと言葉が独特なのか、と月子は納得した。
「語学って。やっぱり教えてくれた先生に話し方似るって言うけど、あんまり似て無いわねえ」
「俺じゃ、語学未満だからですよ。大体、何をどう入力したって、結局は桃の頭から出力されて来るわけですからね」
確かに、と桃は思いながら白玉団子を噛み締めていた。
まあでも、大して不自由はない。
「桃は、基本的に大雑把と言うか。それが良く出て、ヴァイタリティはそれ程でも無いのに、順応性も高いしね。じいさんも安心したとこでしょう」
そうだといいけど、と桃は思った。
祖父は、スウェーデン語、英語、日本語、ドイツ語に堪能で、その知識が広く造詣が深く、桃は話していてついて行けない時がある。
「すごいわよねえ。海外の人って。何でいくつも読み書きできるの?」
「・・・うーん。例えば。日本って翻訳大国なんですよね。大抵の文学作品の翻訳本があるの。そんな国、あんまり無いんですよ?どこの国だって大抵は良い教科書を探すとやっぱり数の多い英語の本になっちゃったり。だからメジャーじゃ無い言語を話す国の学校だと、専門科目を最初から英語の教科書どんと渡されたりして。皆、何とかして読むから英語はそうやって覚えたりもするみたいです」
日本はそんな事せずとも事足りて来た、満ちたりていたのだと桃は思う。
「あとは、ヨーロッパに関しては、結構皆、動きますよね。・・・多分、長野あたり行く感覚で、フランスからベルギー行ったりするし・・・。イギリスからスペインは、九州とか四国のイメージなのかなあ・・・?」
あのフットワークの軽さは見習うべきものが多いと思う。
勿論、地続きで鉄道で行けてしまう利便の良さも会っての事だろうけど。
桃は半分以上やっつけたかき氷を持て余して来たらしく、ピタリとスプーンが止まった。
月子も公太郎も、当然だ、と言う顔をしていた。
「・・・あー、なんか、あったかいもの食べようかな・・・。麻婆豆腐もある・・・」
桃がスプーンを放り出すと、公太郎がかき氷の鉢を引っ張って、自分が食べ始めた。
「・・・たまに食うならうまいけど・・・。腹いっぱい食うもんじゃ無いもんなあ・・・」
かき氷なんて、何年ぶりだろう、と侘しく呟く。
「しかも小倉抹茶・・・。せめて普通にいちご・・・」
「だって、富士山だから。あんなビビットピンクの富士山、おかしいじゃない」
「まあ、そうだけど・・・これは、年寄りの冷や水だな・・・」
と言いながら、食べている。
「・・・藤枝さん、茶碗蒸しとか、あったかい汁物とか、頼みますか・・・?」
月子が遠慮しながら尋ねた。
「これはこれはお気遣い頂いて・・・。そうですね、うどんとか豚汁とかありますかのう・・・?」
公太郎が介護させてしまってすいませんねえ、と冗談めかして言った。
桃がチラチラと月子を見ていたのに、公太郎が変な顔をした。
「・・・何だよ?」
「日本の女の人ってすごく可愛くない?皆、髪の毛きれいにしてて、お化粧もきちんとしてて、でも派手じゃなくて・・・。関節とか、膝の裏とか、爪まで小さくて可愛い・・・」
「・・・桃、視点が変態っぽい・・・。今、それセクハラって言われるからジロジロ見ないでくんない・・・?」
すいませんね、と公太郎が月子に謝りながら、ため息をついた。
「ちょっと!!ハム太郎!!」
桃がタクシーの後部座席に公太郎を突っ込んだ。
「すいません、この人、吐いたりはしないんで!」
半分酔い潰れた公太郎から、馴染みのタクシー会社の名刺を受け取り、連絡をして、何とか回収して貰った。
運転手は慣れている様子で「藤枝さん、また今日も飲んだねえ、久しぶりジャン」とか言っていた。
いつもこうなのか・・・。
と桃は呆れた。
もう若く無いのだから、不摂生は体に祟る。
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青年運転手はそう言うと、桃と月子にも三毛猫が書いてあるカードを手渡した。
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「・・・すみません、じゃあ、お願いします・・・」
桃は頭を下げると、公太郎に冷たいお茶を手渡して、車を送り出した。
何だかどっと疲れた・・・。
「・・・すみません、なんか、後半・・・何が何だか・・・」
公太郎が酔い潰れて移動だけでも一仕事。
酒造の息子なのに何で酒が弱いのか。
まあでも、酒が好きなのは酒造の息子だからだろうけれど。
「いいのよ。私も久々に飲めて楽しかった。・・・今度、パンケーキとか食べに行かない?」
「・・・・行きます!」
憧れのパンケーキ女子会、と桃は嬉しくなった。
成人してから友人ができると言うのは何と希有で喜ばしい事だろう。
それから、桃は月子と別れると、何とも楽しそうな足取りで帰路についた。
その様子を見送ってから、月子は手元の名刺に目を落とした。
公太郎は、しばらくして自宅のソファで目を覚ました。
時計を見ると、1時過ぎ。
いつもなら4時5時に目が覚めて慌てるのに。
しかし、喉が渇いた。
「・・・どうぞ」
突然、ペットボトルがずいと目の前に出で来た。
桃か。
「・・・いや、久しぶりに飲んだわ・・・。あれ?みりん、大丈夫か・・・?」
「・・・味醂《みりん》?」
何のことだと言う訝しげな声がした。
違和感に視線を上げると、なぜか葉山月子がソファにいて隣に座っていた。
「・・・は?葉山先生・・・?あれ?・・・グデグテになって介護されましたか、俺・・・?も、もしかして、あの、た、大変な失礼を働きましたか・・・」
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