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第一話 神様との出会い
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ここはどこ…?
私はだれ…?と、続きたいところだけど、残念ながらしっかり自我は残っている。
ふわふわして気持ちいい。辛くも苦しくもない…ああ、死んだのか。
死んだことだけは分かってる。だってさっきまで極寒の中にいたんだもの。
コツ、コツ、と誰かが近づいてくる音が聞こえる。
だれ?と尋ねようと思ったが、声が出ない。ものすごい威圧感だ。
「魂だけで体を形作っているとは。さすがだな、光の隠し子の子孫は。すごい魔力だ。」
「…何を言っているの?」
なんとか声を出した。情報が渋滞しすぎてもう何から尋ねればいいかわからない。
ここはもうすべてを尋ねてみて、話してくれるところから聞いて行こう。
「おお、声が出たか。俺の前で。」
「は?」
何か偉そう。私が嫌いなタイプトップ3に入るな。と、思ったら、ついケンカを売るような発言をしてしまった。
それに対してのこの人の反応は予想外のものだった。
「ふっはっはっはっは!笑」
何で笑うの?確か相当けんか腰に入った気がするけど…。
「面白い。こいつの見物をするのも暇つぶしに悪くないかもな。」
もうわからないから黙っておこう。
「なんだ、何も言わないのか?」
「…しゃべらないといけないの?」
「ああ。」
え?「ああ。」って?普通「いや絶対ってわけじゃないけど…。」とかじゃない?
そんなことを考えながらも何とか表情を変えないよい努める。
「じゃああなたは誰?」
「いきなり質問か。まあいいだろう。俺はゼウス。まあ、最高神だな。」
突然のあまりの驚愕発言に開いた口がふさがらなかった。
「…え?」
私はだれ…?と、続きたいところだけど、残念ながらしっかり自我は残っている。
ふわふわして気持ちいい。辛くも苦しくもない…ああ、死んだのか。
死んだことだけは分かってる。だってさっきまで極寒の中にいたんだもの。
コツ、コツ、と誰かが近づいてくる音が聞こえる。
だれ?と尋ねようと思ったが、声が出ない。ものすごい威圧感だ。
「魂だけで体を形作っているとは。さすがだな、光の隠し子の子孫は。すごい魔力だ。」
「…何を言っているの?」
なんとか声を出した。情報が渋滞しすぎてもう何から尋ねればいいかわからない。
ここはもうすべてを尋ねてみて、話してくれるところから聞いて行こう。
「おお、声が出たか。俺の前で。」
「は?」
何か偉そう。私が嫌いなタイプトップ3に入るな。と、思ったら、ついケンカを売るような発言をしてしまった。
それに対してのこの人の反応は予想外のものだった。
「ふっはっはっはっは!笑」
何で笑うの?確か相当けんか腰に入った気がするけど…。
「面白い。こいつの見物をするのも暇つぶしに悪くないかもな。」
もうわからないから黙っておこう。
「なんだ、何も言わないのか?」
「…しゃべらないといけないの?」
「ああ。」
え?「ああ。」って?普通「いや絶対ってわけじゃないけど…。」とかじゃない?
そんなことを考えながらも何とか表情を変えないよい努める。
「じゃああなたは誰?」
「いきなり質問か。まあいいだろう。俺はゼウス。まあ、最高神だな。」
突然のあまりの驚愕発言に開いた口がふさがらなかった。
「…え?」
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