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聖女が村人をブッ叩くまで
第1話 聖女の帰郷
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私は生まれ故郷の村へ帰ってきていた。悲しい思い出ばかりの村だけど、唯一母だけは味方でいてくれた……そんな故郷。
今は聖女として活動しているけど…この村にいた時は散々無視され、姿を見せれば魔女だと陰口を言われる日々。
本当に辛かった。ストレスのせいか、毎日三食しかご飯は喉を通らなかったし、夜も8時間しか眠れなかった。おまけに畑仕事だって父の十倍しか働けない日々。
追い立てられるように村を出た私は隣国で聖女になってからというもの、他国へおいそれと出かける訳にもいかず、母に会いたくて我儘を言ってこの村に戻ってきたのだ。
そんな私がいかに故郷と言えど、一人でこの村を訪れる事が許可される訳がない。騎士の一団が護衛で付いてきてくれていた。
多くの騎士達を村の外で待機させ、その中から3人を護衛として引き連れ実家へ向け歩いていると……
「ねえ、聖女ってのになったんでしょ? 聖女が何か知らないけど、魔女のあんたは昔から変な力で治療出来るんだから治療してよ。」
突然村の女に話しかけられる。
確かこの子は……リズだったわね。
可愛い白のワンピースに身を包んだ彼女は、村娘にしては垢抜けていた。
そして口の悪さに反して意外と美人。
「貴様!! 聖女様に何て口を叩くんだ! 切り捨ててやる!!」
騎士団の人達は私をチヤホヤしてくれるとても有難い存在。こうして私に嫌な事を言う輩を毎回切り捨てようとするのには困ったものだが……
「ひっ?! すみませんでした! 私、男の子とたくさん遊んでたらお股が痒くなって……聖女様に治療して欲しかったんです。」
この子は、私が昔怪我をさせた男の子と仲が良かった。幼馴染というものらしい。私がその男の子と遊ぶ度に良く意地悪をされたのを覚えている。
私は聖女らしくニコリと笑い掛け、言ってやった。
「誰がんな事すっかバーカ!」
「な?!」
いけない。つい下品な言葉が出てしまったわ。
彼女にとって、私の言った事は余程意外だったのだろう。
だが、良く考えみて欲しい。意地悪をされ…しかも魔女などと言われたり無視までされ…どうして治療してもらえると思うのか。
私にしてみれば、先の発言は当然のものだと思うのだけど……。
「リズはお股より、頭の治療を優先した方が良いんじゃないかしら?」
「何ですって!?」
彼女は顔を真っ赤にして怒っている。
突然怒り出すなんて……やっぱり頭の病気?
「ぷっ…聖女様……また、お考えが口から出ています。」
あら?
私は思った事が時々口から出てしまう癖があり、良く同居人に窘められている。
今回も、その癖が出てしまっていたのだろう。
「ごめんなさいね。私ったら本当の事を言ってしまって。それに…何で男の子と遊ぶとお股が痒くなるかも良く分からないわ………」
「わかんないの!? お上品ぶってんじゃないわよ!」
「まぁ…何て口が悪いのかしら。頭と同じくらい口が悪いわ……。」
「うるさいわよ! 魔女の癖にっ!」
「貴様っ! もう許さん!」
私は慌てて騎士を止める。
「まぁまぁ。この子も悪気があるわけじゃないの。本当は良い子なのよ? ただ…頭と口と性根が悪いだけなのだから……許してあげてね?」
「それを……悪い子と言うのでは?」
どうやら騎士も大人しくなり、彼女も感謝しているよう。
頬がひくついているけど、多分驚いて痙攣しちゃったのね。
「それにしても……病気を男の子のせいにしてるのかしら?」
騎士が言い辛そうに言葉を挿む。
「えーと…きっと、彼女はその広いお股でたくさんの男の子を癒して差し上げたのかと……」
「意地悪で言っただけなので、そんなに真面目に答えなくて大丈夫よ?」
彼女は今にも掴み掛かってきそうな程に私を睨んでいる。仕方ない。
「治療してあげるから、目を閉じて。」
「ふん。最初からそう言えば良いのよ!」
そう言って、ふてぶてしい態度を取りつつも素直に目を閉じる彼女。
私は治療の為、持っていた杖を構え…そこそこの力でリズの頭に振り下ろした。
ゴンッ!
「聖女様……? 治療するのでは? いくら何でも不意打ちするのは……。」
頭にコブを作り倒れている彼女に、同情的な視線を向ける騎士達。
随分と不思議な事を言う。
「頭の治療はしましたよ? 調子が悪い時は、斜め45°の角度で叩けば良いって聞いたことがあります。」
民間療法ですけど。
「そ…そうですか。」
どうしたのかしら? 騎士達は動揺しているみたい……。
「そのまま道に寝かせるのも可哀想だから、そこの木の下にお股を広げた状態で座らせてあげてね?」
私がそう言うと、騎士は気の毒そうな目で彼女を見つめ、木の下に移動させていた。
「彼女もきっとたくさんの人を癒した性女だったんだわ…。」
「……。」
「……。」
「……。」
私が聖女だからって緊張しているのかしら?
そう言えば3人共、私の護衛は初めてだものね……。
「あら。大変だわ。」
「どうされましたか?」
「油性マジック持ってるかしら?」
「墨汁と筆なら。」
墨汁……? 何の為に持っていたんでしょう?
「じゃあ、少し借りるわね。」
私は木の下に股を広げて座り込む彼女の白いワンピースに、墨で『性女』とでっかく書いておいた。
意外と上手く書けている。これは銀賞くらいなら取れるかもしれない。
「白だと文字が良く映えるわ……。この作品は残しておきましょう。」
そうして母に会う為、私は騎士達を伴い実家へと向かった。
今は聖女として活動しているけど…この村にいた時は散々無視され、姿を見せれば魔女だと陰口を言われる日々。
本当に辛かった。ストレスのせいか、毎日三食しかご飯は喉を通らなかったし、夜も8時間しか眠れなかった。おまけに畑仕事だって父の十倍しか働けない日々。
追い立てられるように村を出た私は隣国で聖女になってからというもの、他国へおいそれと出かける訳にもいかず、母に会いたくて我儘を言ってこの村に戻ってきたのだ。
そんな私がいかに故郷と言えど、一人でこの村を訪れる事が許可される訳がない。騎士の一団が護衛で付いてきてくれていた。
多くの騎士達を村の外で待機させ、その中から3人を護衛として引き連れ実家へ向け歩いていると……
「ねえ、聖女ってのになったんでしょ? 聖女が何か知らないけど、魔女のあんたは昔から変な力で治療出来るんだから治療してよ。」
突然村の女に話しかけられる。
確かこの子は……リズだったわね。
可愛い白のワンピースに身を包んだ彼女は、村娘にしては垢抜けていた。
そして口の悪さに反して意外と美人。
「貴様!! 聖女様に何て口を叩くんだ! 切り捨ててやる!!」
騎士団の人達は私をチヤホヤしてくれるとても有難い存在。こうして私に嫌な事を言う輩を毎回切り捨てようとするのには困ったものだが……
「ひっ?! すみませんでした! 私、男の子とたくさん遊んでたらお股が痒くなって……聖女様に治療して欲しかったんです。」
この子は、私が昔怪我をさせた男の子と仲が良かった。幼馴染というものらしい。私がその男の子と遊ぶ度に良く意地悪をされたのを覚えている。
私は聖女らしくニコリと笑い掛け、言ってやった。
「誰がんな事すっかバーカ!」
「な?!」
いけない。つい下品な言葉が出てしまったわ。
彼女にとって、私の言った事は余程意外だったのだろう。
だが、良く考えみて欲しい。意地悪をされ…しかも魔女などと言われたり無視までされ…どうして治療してもらえると思うのか。
私にしてみれば、先の発言は当然のものだと思うのだけど……。
「リズはお股より、頭の治療を優先した方が良いんじゃないかしら?」
「何ですって!?」
彼女は顔を真っ赤にして怒っている。
突然怒り出すなんて……やっぱり頭の病気?
「ぷっ…聖女様……また、お考えが口から出ています。」
あら?
私は思った事が時々口から出てしまう癖があり、良く同居人に窘められている。
今回も、その癖が出てしまっていたのだろう。
「ごめんなさいね。私ったら本当の事を言ってしまって。それに…何で男の子と遊ぶとお股が痒くなるかも良く分からないわ………」
「わかんないの!? お上品ぶってんじゃないわよ!」
「まぁ…何て口が悪いのかしら。頭と同じくらい口が悪いわ……。」
「うるさいわよ! 魔女の癖にっ!」
「貴様っ! もう許さん!」
私は慌てて騎士を止める。
「まぁまぁ。この子も悪気があるわけじゃないの。本当は良い子なのよ? ただ…頭と口と性根が悪いだけなのだから……許してあげてね?」
「それを……悪い子と言うのでは?」
どうやら騎士も大人しくなり、彼女も感謝しているよう。
頬がひくついているけど、多分驚いて痙攣しちゃったのね。
「それにしても……病気を男の子のせいにしてるのかしら?」
騎士が言い辛そうに言葉を挿む。
「えーと…きっと、彼女はその広いお股でたくさんの男の子を癒して差し上げたのかと……」
「意地悪で言っただけなので、そんなに真面目に答えなくて大丈夫よ?」
彼女は今にも掴み掛かってきそうな程に私を睨んでいる。仕方ない。
「治療してあげるから、目を閉じて。」
「ふん。最初からそう言えば良いのよ!」
そう言って、ふてぶてしい態度を取りつつも素直に目を閉じる彼女。
私は治療の為、持っていた杖を構え…そこそこの力でリズの頭に振り下ろした。
ゴンッ!
「聖女様……? 治療するのでは? いくら何でも不意打ちするのは……。」
頭にコブを作り倒れている彼女に、同情的な視線を向ける騎士達。
随分と不思議な事を言う。
「頭の治療はしましたよ? 調子が悪い時は、斜め45°の角度で叩けば良いって聞いたことがあります。」
民間療法ですけど。
「そ…そうですか。」
どうしたのかしら? 騎士達は動揺しているみたい……。
「そのまま道に寝かせるのも可哀想だから、そこの木の下にお股を広げた状態で座らせてあげてね?」
私がそう言うと、騎士は気の毒そうな目で彼女を見つめ、木の下に移動させていた。
「彼女もきっとたくさんの人を癒した性女だったんだわ…。」
「……。」
「……。」
「……。」
私が聖女だからって緊張しているのかしら?
そう言えば3人共、私の護衛は初めてだものね……。
「あら。大変だわ。」
「どうされましたか?」
「油性マジック持ってるかしら?」
「墨汁と筆なら。」
墨汁……? 何の為に持っていたんでしょう?
「じゃあ、少し借りるわね。」
私は木の下に股を広げて座り込む彼女の白いワンピースに、墨で『性女』とでっかく書いておいた。
意外と上手く書けている。これは銀賞くらいなら取れるかもしれない。
「白だと文字が良く映えるわ……。この作品は残しておきましょう。」
そうして母に会う為、私は騎士達を伴い実家へと向かった。
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