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やっと話が出来たと思ったら・・・
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「あ、あれっ?だ、誰?この超絶綺麗な人!」
宿題を終わらせた息子が、かなり驚いた顔でこちらを見ている。さっきカミサンから話を聞いて、詳細がわかった俺でさえびっくりしてるから、当たり前だよなぁ。
そんな息子に「体洗っただけで見違えるほどのべっぴんさんになったよ!おまえもきちんと体や歯磨ききちんとすれば美男子になれるかもよ!」なんて無理矢理な話をしながら、改めて四人で机に座る。
どうしようかと思ってたら、カミサンが彼女が入っていたパッケージを持ってきて話を始める。
「えっと、改めて自己紹介するね。私の名前は村主 幸(むらぬし ゆき)、隣は旦那の正木(まさき)。息子の勇気(ゆうき)なの、よろしくね。あなたはイデアさんだよね」
「は、はい!私、獣人のイデアと言います。領主メリアデスの奴隷として働いていました。」
「いろいろ大変だったと思うし、いろいろ戸惑って疲れてしまっていると思うけど、私も旦那も貴女の事どうにかしてあげたいと思ってるから、ちょっといろいろ聞かせてくれないかな?」
そう言うと、彼女・・・これからはイデアと言おう・・・は、奴隷時代の出来事を話してくれた。
物心つく前には人間の領主の奴隷として売られていて、父母の記憶はほとんどない事。
小さい頃は、身体を生かされた狭い鉱山での過酷な作業に、同い年くらいの子供たちが倒れるのを何度も見たこと。
身体が大きくなると、貴族の狩猟遊びのために動く仕事をするため、貴族に接する為の礼節や狩りの仕方を強制的に学ばされ、領主の狩猟遊びの為に獲物を呼び込んだり、捕った獲物を運び解体する作業などをしていた。
そんなある日、獣人と言う種族でありながら、美しさが備わってきたイデアを見た領主が、無理やり襲おうとして、そこで記憶が途切れたらしい。
イデアが最後に聞いたのは、金髪の美しい女性の声で、「貴女はこんなところで汚されてはならない人。いつか貴女を導いてくれる人に会えるまで、ゆっくりお休みなさい」と言う言葉。
その言葉だけは忘れず記憶していたので、俺やカミサンが目の前に現れた時、この人達が私を導いてくれる人だ!と思ったらしい。
うん
それ完全に人違いだよな。
そんな力もないごく一般的なおっさんのところでごめんよ。
そんな身の上話を聞いたあとだからかもしれないけど、珍しく熱のこもった口調でカミサンが口を開いた。
「今までの貴女はたまたま巡り合わせが悪かっただけ、だけど、ここに来たのは何か意味があると思うの」
そして、パッケージにあった説明書を確認しながら、うんうん頷き、
「私達には貴女に手伝えることがあるの。貴女が一人で生きていく為に最初に必要なものが用意出来るかも知れないのよ!」
『それは、何でしょうか?』と言うイデアを見て、にやっとしたかと思うと、カミサン、親指と人差し指を丸の形にしてこう言ったんよ。
「お、か、ね! マネーよマネー!!」
そう言うカミサンに驚いたのは俺。
なぬっ!その説明書、俺全く見てないんだけど、そんな事が書いてあるの?つーか、いつの間にそれ確認してたの???なんて慌てて言う俺に、まぁまぁ~と手をひらひらさせながら言うカミサンを頼もしく思ったよ。
「私たちの、ある意味財産と、貴女の力があれば、当面のお金はなんとかなると思うんだけどね。もし良かったら少し協力してみない?ねっ?ねっ?」
なんの確信があるのかわからないけど、やたら押しが強いカミサン。正直、イデアも息子もドン引きだぜ!
まあ、チャンスがあればやったほうが良いって思うんだけど、俺もカミサンが思ってる事がわからないから、なんともなぁ。
そう思ってると、カミサンはおもむろに説明書のページを開いて何かを書き込んで行く。
その間、カミサン以外の三人は訳がわからないまま待つことになってしまったので、俺は何かいれるねと言い、温かいものを探す。
出したものはココア。
イデアの話を聞いている限り、あまり甘いものは口に出来てなかったかもしれないと思ったし、何となく甘いものが飲みたくなったんで、出して見る。
息子はサンキューと言いながら飲んで「熱い!」と口を離しぶーたれ、イデアは相変わらず緊張して固まってるので、ふーふーして飲んで見てよと言うと何度も何度も息を吹き掛けて、恐る恐るココアを口にする。
すると、「甘い! 甘くてとろけそうです!本当に美味しいです!」と言い、目を輝かせ、にこにこしながら少しずつ飲み始める。
すると彼女の周りから、虹色の波形?オーラ見たいなものが出てきたように思えてさ、慌てて書き物してるカミサンを振り向かせたんだ。
「ナニコレ!」
と慌てるカミサンに、ココアを飲ませた事を言うと、もしかしてこれステータスアップしてるの?なんてワクワクしてるのよ。
「もしかしたら、うどんとウインナー食べたから怪我の治りが良くなったのかな?食べ物が体力関係なら・・・」
そう言うか言わないかのうちに、目を輝かせたカミサンがイデアの手を握って、ブンブン振り回したかと思ったら、
「今がチャンス!やりましょう!旦那!あれ用意して!」って、いつの間にか出してあった懐かしい品々を指差したんだ。
息子には小声で「あれが何か、今はいわないでよね!」と念をおしてるあたり、何か考えがあるんだろうな。
カミサンが言うには、決して危険な事ではないって事なんだけど、正直、何するのかわからないから、イデアには「悪いけどカミサンの企みに付き合ってくれないか?」とお願いして、了承を貰う。
やるからには楽しくやろう。
今日しか出来ないことを、思いっきり楽しむ
我が家で俺が勝手につけている家訓の一つだけど、それをやるためだから本当にワクワクするのよ。
駄目で元々、まあ~モノはためしで、楽しんでやってみるか~
宿題を終わらせた息子が、かなり驚いた顔でこちらを見ている。さっきカミサンから話を聞いて、詳細がわかった俺でさえびっくりしてるから、当たり前だよなぁ。
そんな息子に「体洗っただけで見違えるほどのべっぴんさんになったよ!おまえもきちんと体や歯磨ききちんとすれば美男子になれるかもよ!」なんて無理矢理な話をしながら、改めて四人で机に座る。
どうしようかと思ってたら、カミサンが彼女が入っていたパッケージを持ってきて話を始める。
「えっと、改めて自己紹介するね。私の名前は村主 幸(むらぬし ゆき)、隣は旦那の正木(まさき)。息子の勇気(ゆうき)なの、よろしくね。あなたはイデアさんだよね」
「は、はい!私、獣人のイデアと言います。領主メリアデスの奴隷として働いていました。」
「いろいろ大変だったと思うし、いろいろ戸惑って疲れてしまっていると思うけど、私も旦那も貴女の事どうにかしてあげたいと思ってるから、ちょっといろいろ聞かせてくれないかな?」
そう言うと、彼女・・・これからはイデアと言おう・・・は、奴隷時代の出来事を話してくれた。
物心つく前には人間の領主の奴隷として売られていて、父母の記憶はほとんどない事。
小さい頃は、身体を生かされた狭い鉱山での過酷な作業に、同い年くらいの子供たちが倒れるのを何度も見たこと。
身体が大きくなると、貴族の狩猟遊びのために動く仕事をするため、貴族に接する為の礼節や狩りの仕方を強制的に学ばされ、領主の狩猟遊びの為に獲物を呼び込んだり、捕った獲物を運び解体する作業などをしていた。
そんなある日、獣人と言う種族でありながら、美しさが備わってきたイデアを見た領主が、無理やり襲おうとして、そこで記憶が途切れたらしい。
イデアが最後に聞いたのは、金髪の美しい女性の声で、「貴女はこんなところで汚されてはならない人。いつか貴女を導いてくれる人に会えるまで、ゆっくりお休みなさい」と言う言葉。
その言葉だけは忘れず記憶していたので、俺やカミサンが目の前に現れた時、この人達が私を導いてくれる人だ!と思ったらしい。
うん
それ完全に人違いだよな。
そんな力もないごく一般的なおっさんのところでごめんよ。
そんな身の上話を聞いたあとだからかもしれないけど、珍しく熱のこもった口調でカミサンが口を開いた。
「今までの貴女はたまたま巡り合わせが悪かっただけ、だけど、ここに来たのは何か意味があると思うの」
そして、パッケージにあった説明書を確認しながら、うんうん頷き、
「私達には貴女に手伝えることがあるの。貴女が一人で生きていく為に最初に必要なものが用意出来るかも知れないのよ!」
『それは、何でしょうか?』と言うイデアを見て、にやっとしたかと思うと、カミサン、親指と人差し指を丸の形にしてこう言ったんよ。
「お、か、ね! マネーよマネー!!」
そう言うカミサンに驚いたのは俺。
なぬっ!その説明書、俺全く見てないんだけど、そんな事が書いてあるの?つーか、いつの間にそれ確認してたの???なんて慌てて言う俺に、まぁまぁ~と手をひらひらさせながら言うカミサンを頼もしく思ったよ。
「私たちの、ある意味財産と、貴女の力があれば、当面のお金はなんとかなると思うんだけどね。もし良かったら少し協力してみない?ねっ?ねっ?」
なんの確信があるのかわからないけど、やたら押しが強いカミサン。正直、イデアも息子もドン引きだぜ!
まあ、チャンスがあればやったほうが良いって思うんだけど、俺もカミサンが思ってる事がわからないから、なんともなぁ。
そう思ってると、カミサンはおもむろに説明書のページを開いて何かを書き込んで行く。
その間、カミサン以外の三人は訳がわからないまま待つことになってしまったので、俺は何かいれるねと言い、温かいものを探す。
出したものはココア。
イデアの話を聞いている限り、あまり甘いものは口に出来てなかったかもしれないと思ったし、何となく甘いものが飲みたくなったんで、出して見る。
息子はサンキューと言いながら飲んで「熱い!」と口を離しぶーたれ、イデアは相変わらず緊張して固まってるので、ふーふーして飲んで見てよと言うと何度も何度も息を吹き掛けて、恐る恐るココアを口にする。
すると、「甘い! 甘くてとろけそうです!本当に美味しいです!」と言い、目を輝かせ、にこにこしながら少しずつ飲み始める。
すると彼女の周りから、虹色の波形?オーラ見たいなものが出てきたように思えてさ、慌てて書き物してるカミサンを振り向かせたんだ。
「ナニコレ!」
と慌てるカミサンに、ココアを飲ませた事を言うと、もしかしてこれステータスアップしてるの?なんてワクワクしてるのよ。
「もしかしたら、うどんとウインナー食べたから怪我の治りが良くなったのかな?食べ物が体力関係なら・・・」
そう言うか言わないかのうちに、目を輝かせたカミサンがイデアの手を握って、ブンブン振り回したかと思ったら、
「今がチャンス!やりましょう!旦那!あれ用意して!」って、いつの間にか出してあった懐かしい品々を指差したんだ。
息子には小声で「あれが何か、今はいわないでよね!」と念をおしてるあたり、何か考えがあるんだろうな。
カミサンが言うには、決して危険な事ではないって事なんだけど、正直、何するのかわからないから、イデアには「悪いけどカミサンの企みに付き合ってくれないか?」とお願いして、了承を貰う。
やるからには楽しくやろう。
今日しか出来ないことを、思いっきり楽しむ
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