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第129話 武闘試験/ハクPart1。
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第129話 武闘試験/ハクPart1。
「もう本当なんなのよこの子達……。」
「・・・わかっておったが、やはりゼロの妹達もその異常さも受け継いでおったか。」
「おめぇらすげぇな! 早く戦おうぜぇ!」
・・・なんか若干1名おかしい奴はいるが、まぁまぁ予想通りの反応だな。
一一ハク達の試験結果は思っていた通り、オールカンストしていた。(つまり、ゼロと同じ。)
ここまで来ると武闘試験結果も、おそらく俺と同じで全てカンストだろう。(だってハク達の今の強さを量れるはずもないし。)
もはややる意味もない……と言いたいところなのだが……先程から早く戦おうぜオーラを出してる筋肉が毎度の如く、試験相手に勝負を仕掛けようとしている。
・・・はぁ。うん。これ止めるの無理だな。
・・・いや、まぁ止めようと思えばできるが、それをした場合、後日脳筋が突っかかってくるのが目に見えている。
正直対処するのも面倒くさい。ここはハク達に丸投げしよう。・・・ってか、元々ハク達の相手だからわざわざ俺が対処する必要もねぇか。
「さて。魔法試験はこれでいいとして。あとは武闘試験だな。……校長どうします?」
「うむぅ……。もう結果は見えておるからやる必要は……と言いたいところなんじゃが……。
……そちらもこちらも準備出来ておるみたいじゃし、今更止めても意味なさそうじゃな。……そもそもお主の方も止める気無かったじゃろう?」
あははー。・・・バレてたか。
「まぁ、魔法ができても武闘ができないって可能性もありますし?どちらかと言うとそっちの可能性の方が強いですし?
まぁやる必要も……あるっちゃあるんじゃないですか?」
「・・・儂もさっきまでそう思っておったよ。あやつの目を見るまではの。
・・・あやつの目、いつもの如く輝いておった。……あの目は強敵を見つけた時の目じゃ。あやつがあの目の時、大体の確率で武闘に長けた者じゃ。」
ん? マジで?
一一俺は脳筋の目をよーく見た。
・・・あ、本当だ。あいつの目、俺と戦う時と同じ、戦うことしか考えて無い目だ。
いやー、校長の観察眼すっごいな。俺、そこまで見てなかったわ。さすが長年生きているだけあるな。
「・・・恐らくここも危なそうじゃしの。少し離れた所から合図するかの。」
一一校長はそういうと脳筋から約80mほど離れた。(俺とレミアも一緒に離れた)
・・・離れすぎと思うかもしれないが、あいつら多分、相手を投げる。俺の時みたいに。そう考えるとあの距離は妥当。もしくはギリギリくらいだろう。
そして、校長が開始の合図をしようとした所をハクが大声を上げ合図を止め、ハク、ライム、凛がこちらに走ってきた。
「始める前にちょっと待つのじゃ!」
「ん、どうしたー! ハクー?」
「まだ誰からやるか決めていないのじゃ! 決めるからちょっと待ってくれなのじゃ!」
・・・あ。まだ決めてなかったのね。ってかまだ順番も聞いてなかったわ。なぜ気づかなかったんや、俺。
◇◆◇◆◇
色々と相談などをしていたが、決まらなかったので、とりあえずじゃんけんで決めることにした。
そしてじゃんけんの結果、1番手ハク、2番手ライム、3番手凛となった。
・・・ふむ。なかなか面白い結果になったな。1番見ものなのはやはり凛だろうか。
元俺ということもあり、常識に囚われないような技を繰り出す可能性もある。
ここでちょっと小話だ。
俺と凛は元は同じだが、分身から完全に別個体となったため、それぞれ違う個性が芽生えている。
強さや知識などもそこから枝分かれして、俺と凛は別の形で強くなっている。
なので凛がどんな戦法にするかとかどんな攻撃をするのかは全くわからない。(スキル使えばわかる。)
あと俺と凛が戦った場合、ほぼほぼ引き分けになり、たまに勝つこともあるがもちろんたまに負ける。つまり、俺と凛の力はほぼほぼ同じってことだな。
小話終了ー。
「んー。1番手はハクになったか。んじゃ頑張ってこいよー。あ、終わったら怪我とか魔力は回復してやるからなー。」
「ハクちゃん頑張ってくださいね!」
「頑張ってのぅ。」
「うむ。頑張るのじゃ。それではいってくるのじゃ。」
ハクはこちらに手を振りながらブロスターから約10mほど離れた位置について止まった。
(俺らはみんなのところへ戻る。)
「それでは両者! 共に準備はよいな! では! 始め!」
校長は大声で両者の確認をして始めの合図を出した。
「もう本当なんなのよこの子達……。」
「・・・わかっておったが、やはりゼロの妹達もその異常さも受け継いでおったか。」
「おめぇらすげぇな! 早く戦おうぜぇ!」
・・・なんか若干1名おかしい奴はいるが、まぁまぁ予想通りの反応だな。
一一ハク達の試験結果は思っていた通り、オールカンストしていた。(つまり、ゼロと同じ。)
ここまで来ると武闘試験結果も、おそらく俺と同じで全てカンストだろう。(だってハク達の今の強さを量れるはずもないし。)
もはややる意味もない……と言いたいところなのだが……先程から早く戦おうぜオーラを出してる筋肉が毎度の如く、試験相手に勝負を仕掛けようとしている。
・・・はぁ。うん。これ止めるの無理だな。
・・・いや、まぁ止めようと思えばできるが、それをした場合、後日脳筋が突っかかってくるのが目に見えている。
正直対処するのも面倒くさい。ここはハク達に丸投げしよう。・・・ってか、元々ハク達の相手だからわざわざ俺が対処する必要もねぇか。
「さて。魔法試験はこれでいいとして。あとは武闘試験だな。……校長どうします?」
「うむぅ……。もう結果は見えておるからやる必要は……と言いたいところなんじゃが……。
……そちらもこちらも準備出来ておるみたいじゃし、今更止めても意味なさそうじゃな。……そもそもお主の方も止める気無かったじゃろう?」
あははー。・・・バレてたか。
「まぁ、魔法ができても武闘ができないって可能性もありますし?どちらかと言うとそっちの可能性の方が強いですし?
まぁやる必要も……あるっちゃあるんじゃないですか?」
「・・・儂もさっきまでそう思っておったよ。あやつの目を見るまではの。
・・・あやつの目、いつもの如く輝いておった。……あの目は強敵を見つけた時の目じゃ。あやつがあの目の時、大体の確率で武闘に長けた者じゃ。」
ん? マジで?
一一俺は脳筋の目をよーく見た。
・・・あ、本当だ。あいつの目、俺と戦う時と同じ、戦うことしか考えて無い目だ。
いやー、校長の観察眼すっごいな。俺、そこまで見てなかったわ。さすが長年生きているだけあるな。
「・・・恐らくここも危なそうじゃしの。少し離れた所から合図するかの。」
一一校長はそういうと脳筋から約80mほど離れた。(俺とレミアも一緒に離れた)
・・・離れすぎと思うかもしれないが、あいつら多分、相手を投げる。俺の時みたいに。そう考えるとあの距離は妥当。もしくはギリギリくらいだろう。
そして、校長が開始の合図をしようとした所をハクが大声を上げ合図を止め、ハク、ライム、凛がこちらに走ってきた。
「始める前にちょっと待つのじゃ!」
「ん、どうしたー! ハクー?」
「まだ誰からやるか決めていないのじゃ! 決めるからちょっと待ってくれなのじゃ!」
・・・あ。まだ決めてなかったのね。ってかまだ順番も聞いてなかったわ。なぜ気づかなかったんや、俺。
◇◆◇◆◇
色々と相談などをしていたが、決まらなかったので、とりあえずじゃんけんで決めることにした。
そしてじゃんけんの結果、1番手ハク、2番手ライム、3番手凛となった。
・・・ふむ。なかなか面白い結果になったな。1番見ものなのはやはり凛だろうか。
元俺ということもあり、常識に囚われないような技を繰り出す可能性もある。
ここでちょっと小話だ。
俺と凛は元は同じだが、分身から完全に別個体となったため、それぞれ違う個性が芽生えている。
強さや知識などもそこから枝分かれして、俺と凛は別の形で強くなっている。
なので凛がどんな戦法にするかとかどんな攻撃をするのかは全くわからない。(スキル使えばわかる。)
あと俺と凛が戦った場合、ほぼほぼ引き分けになり、たまに勝つこともあるがもちろんたまに負ける。つまり、俺と凛の力はほぼほぼ同じってことだな。
小話終了ー。
「んー。1番手はハクになったか。んじゃ頑張ってこいよー。あ、終わったら怪我とか魔力は回復してやるからなー。」
「ハクちゃん頑張ってくださいね!」
「頑張ってのぅ。」
「うむ。頑張るのじゃ。それではいってくるのじゃ。」
ハクはこちらに手を振りながらブロスターから約10mほど離れた位置について止まった。
(俺らはみんなのところへ戻る。)
「それでは両者! 共に準備はよいな! では! 始め!」
校長は大声で両者の確認をして始めの合図を出した。
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