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〜戦力強化編〜
38話 モーニングバードの悪夢
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モブ魔物進化形態軍団を撃退し、森のさらに奥に踏み入ること30分、地を這いながらこちらを睨む、燃え盛るような赤い皮膚をしたあいつはいた。
『ファイアリザード Lv34』
そう、あの忌々しい蜥蜴だ。勿論一番はメラガスだが、あいつを呼んだのはこいつだ。まあ、首に薄い切り傷が無い辺り別の個体だと思うが……。
『ギュア』
何が面白かったのだろうか、ファイアリザードは俺の顔を見ながら嘲笑するように鳴く。
……こいつだああああ‼
「瞬歩!」
『ギュア!?』
ふははは、蜥蜴、後ろだよ。俺の恨みを受け取れ!
「ガルマダ!ガルマダガルマダガルマダガルマダアア‼」
<ファイアリザードLv34を撃破しました>
「ハア……ハア……ハア……」
っしゃああああ‼
「カイザ様がお怒りに……」
「あのファイアリザードは一体……」
――ドドドドドドドドドッ
ファイアリザードを撃破し愉悦に浸っている中、遠くの方からなにやら物凄い数の足音が聞こえてくる。
「……なんだ?メラガスでは、ないよな?」
ファイアリザードを倒してメラガスが仇を取りに来たのかと思いもしたが、メラガスにしては地面の揺れが無く、木々もなぎ倒されていない。
「来ましたね……モーニングコールが……」
「うん……覚悟しておいた方がよさそうだね……」
レイとレオが険しい顔をしながら足音のする方向を見据える。
モーニングコール?なんだそれ?それに覚悟って……そんなにやばいものなのか?
――ドドドドドドドドドッ
大量の足音は徐々に大きくなり、休むことなくこちらに近付いてくる。すると、なにやら別の音が耳に届き始める。
――ッコッコッコッコッコッコ、コケーコケーコケ―
ん?この鳴き声、なんか聞き覚えが……。
必死に記憶を探る。頻繁にその声を聞いたことがあるからか、答えは直ぐに出てきた。
「ああ、鶏か!」
そう、鶏の鳴き声だ。レイの言っていたモーニングコールって、鶏の鳴き声のことか。
――コケ――‼コケ――‼コケ――‼コケ――‼
おお、そのまんま巨大化した2メートルほどの鶏がこちらに向かってくる。……2メートル!?俺らここに固まってて大丈夫なのか!?それにこいつら、うるさ!
「ちっ、煩わしい……グレオラ!」
ビャクラが煩わしさを露わにし、先頭を走る鶏に火属性魔術をぶつける。すると鶏は呆気なくチキンになり、そして光となる。
「お?こいつら弱いのか?」
その光景を見た率直な感想を口にする。すると、レイが覚悟を決めた顔でその質問に答えた。
「はい。戦闘能力はLv15のゴブリン程度です。ですが、『モーニングバードの悪夢』はここからです」
俺は最初、その言葉の真意が読み取れなかった。だが、その後直ぐに理解した。
――ココココココココココココケーーーーーー‼‼
「うるっさ!」
ビャクラに丸焦げにされ光となった仲間を見た鶏が、今まで以上の音量で鳴き始めたのだ。
「くっ、この状況から脱するには彼らを撃滅するしかありません、カイザ様!」
レイが苦渋に顔を歪めながら言う。
「皆、しばしの辛抱だ!魔術を打ち込むぞ!」
「グレオラ!」
「アクリア!」
「キリアラ!」
「ドライガ!」
俺の言葉を聞いた瞬間、魔術組が一斉に魔術を打ち込む。珍しく返事も無しに即座に行動していることから、皆がどれだけきついのかが窺い知れる。
「ガルマダ」
勿論俺も参戦する。
<モーニングバードLv30を撃破しました>
――コケコケコケコケコケコケコケコケーーー‼‼‼
モーニングバードたちは仲間が撃破されるたび、相乗効果のように音量を上げていく。この状況を例えるなら、暴走族などが乗っていそうな、めちゃくちゃ五月蠅いバイクが300台ほどでこちらに迫って来ているようなものだろうか。
今の状況でそれぐらいなのだ。これから先が計り知れない。
「ガルマダ!ガルマダ!ガルマダ!」
<モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30を撃破しました>
――コケコケコケコケコケコケコケコケーーー‼‼‼‼
鶏の音量は限界を知らず、どんどん上がっていく。
「ガルマダ‼ガルマダ‼ガルマダ‼」
<モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30を撃破しました>
――コケコケコケコケコケコケコケコケーーー‼‼‼‼‼
既に俺がちゃんと魔術を詠唱できているのかすら分からない。だが、直接頭に語り掛けているからだろうか、アナウンスはしっかりと鮮明に聞き取れる。
「ガルマダ‼ガルマダ‼ガルマダ‼ガルマダアアアア‼」
^
<モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30を撃破しました。Lvが38にアップしました。スキルポイントを2獲得しました>
どれぐらいの時間が経ったのだろうか。それすらも分からない状況で俺達は今、地面にへたり込んでいる。どうやらLvが38にアップしたようだが、正直苦労に全く見合っていないと思う。
「もう、次からは、絶対に、逃げよう……」
「「「畏まりました……」」」
『ファイアリザード Lv34』
そう、あの忌々しい蜥蜴だ。勿論一番はメラガスだが、あいつを呼んだのはこいつだ。まあ、首に薄い切り傷が無い辺り別の個体だと思うが……。
『ギュア』
何が面白かったのだろうか、ファイアリザードは俺の顔を見ながら嘲笑するように鳴く。
……こいつだああああ‼
「瞬歩!」
『ギュア!?』
ふははは、蜥蜴、後ろだよ。俺の恨みを受け取れ!
「ガルマダ!ガルマダガルマダガルマダガルマダアア‼」
<ファイアリザードLv34を撃破しました>
「ハア……ハア……ハア……」
っしゃああああ‼
「カイザ様がお怒りに……」
「あのファイアリザードは一体……」
――ドドドドドドドドドッ
ファイアリザードを撃破し愉悦に浸っている中、遠くの方からなにやら物凄い数の足音が聞こえてくる。
「……なんだ?メラガスでは、ないよな?」
ファイアリザードを倒してメラガスが仇を取りに来たのかと思いもしたが、メラガスにしては地面の揺れが無く、木々もなぎ倒されていない。
「来ましたね……モーニングコールが……」
「うん……覚悟しておいた方がよさそうだね……」
レイとレオが険しい顔をしながら足音のする方向を見据える。
モーニングコール?なんだそれ?それに覚悟って……そんなにやばいものなのか?
――ドドドドドドドドドッ
大量の足音は徐々に大きくなり、休むことなくこちらに近付いてくる。すると、なにやら別の音が耳に届き始める。
――ッコッコッコッコッコッコ、コケーコケーコケ―
ん?この鳴き声、なんか聞き覚えが……。
必死に記憶を探る。頻繁にその声を聞いたことがあるからか、答えは直ぐに出てきた。
「ああ、鶏か!」
そう、鶏の鳴き声だ。レイの言っていたモーニングコールって、鶏の鳴き声のことか。
――コケ――‼コケ――‼コケ――‼コケ――‼
おお、そのまんま巨大化した2メートルほどの鶏がこちらに向かってくる。……2メートル!?俺らここに固まってて大丈夫なのか!?それにこいつら、うるさ!
「ちっ、煩わしい……グレオラ!」
ビャクラが煩わしさを露わにし、先頭を走る鶏に火属性魔術をぶつける。すると鶏は呆気なくチキンになり、そして光となる。
「お?こいつら弱いのか?」
その光景を見た率直な感想を口にする。すると、レイが覚悟を決めた顔でその質問に答えた。
「はい。戦闘能力はLv15のゴブリン程度です。ですが、『モーニングバードの悪夢』はここからです」
俺は最初、その言葉の真意が読み取れなかった。だが、その後直ぐに理解した。
――ココココココココココココケーーーーーー‼‼
「うるっさ!」
ビャクラに丸焦げにされ光となった仲間を見た鶏が、今まで以上の音量で鳴き始めたのだ。
「くっ、この状況から脱するには彼らを撃滅するしかありません、カイザ様!」
レイが苦渋に顔を歪めながら言う。
「皆、しばしの辛抱だ!魔術を打ち込むぞ!」
「グレオラ!」
「アクリア!」
「キリアラ!」
「ドライガ!」
俺の言葉を聞いた瞬間、魔術組が一斉に魔術を打ち込む。珍しく返事も無しに即座に行動していることから、皆がどれだけきついのかが窺い知れる。
「ガルマダ」
勿論俺も参戦する。
<モーニングバードLv30を撃破しました>
――コケコケコケコケコケコケコケコケーーー‼‼‼
モーニングバードたちは仲間が撃破されるたび、相乗効果のように音量を上げていく。この状況を例えるなら、暴走族などが乗っていそうな、めちゃくちゃ五月蠅いバイクが300台ほどでこちらに迫って来ているようなものだろうか。
今の状況でそれぐらいなのだ。これから先が計り知れない。
「ガルマダ!ガルマダ!ガルマダ!」
<モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30を撃破しました>
――コケコケコケコケコケコケコケコケーーー‼‼‼‼
鶏の音量は限界を知らず、どんどん上がっていく。
「ガルマダ‼ガルマダ‼ガルマダ‼」
<モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30を撃破しました>
――コケコケコケコケコケコケコケコケーーー‼‼‼‼‼
既に俺がちゃんと魔術を詠唱できているのかすら分からない。だが、直接頭に語り掛けているからだろうか、アナウンスはしっかりと鮮明に聞き取れる。
「ガルマダ‼ガルマダ‼ガルマダ‼ガルマダアアアア‼」
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<モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30,モーニングバードLv30を撃破しました。Lvが38にアップしました。スキルポイントを2獲得しました>
どれぐらいの時間が経ったのだろうか。それすらも分からない状況で俺達は今、地面にへたり込んでいる。どうやらLvが38にアップしたようだが、正直苦労に全く見合っていないと思う。
「もう、次からは、絶対に、逃げよう……」
「「「畏まりました……」」」
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