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商人と魔人
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ドルトンが警戒を解くと、<夜明けの雲>も僅かに力を抜いたのが判った。
「保護者殿にも少しは安心してもらえたかな?」
「全面的に、、、とは申せませんが」
「そりゃまぁ、どちらの技も、もまともに当たれば相手は即死だからねぇ。残念だけどこれは譲れないんだ」
それでも、だいぶマシと言える。山小屋にいきなり現れた魔人の拳で、胸に風穴を開けられるステレを心配する必要は当面無いと言ってよいだろう。確かに<夜明けの雲>は戦闘狂だ。だがその感情は十分にコントロールされている。
そして魔人はステレに、確かに好意を抱いている。それは常人からするとだいぶ明後日方向の好意であるのだが。それをなんとか軌道修正できないものだろうか?とドルトンは考えた。
「念のためお聞きしますが、魔人殿はステレ様を妻にとお考えになったことは?」
「えーっ!?。ないない」
思い切って聞いてみたのに、<夜明けの雲>は笑いながらすごい勢いで否定した。なんとなく年頃の娘の縁談が流れた父親の気分になったドルトンは、表情には出さないよう苦労しつつ、内心で眉を顰めた。
「年頃というには少しトウが立ってるかな?」
僅かの変化を魔人は見逃さなかった。内心を読んだように言う<夜明けの雲>は、すごいニヤニヤ笑いをしている。
「…やはり魔人殿は一言多い性格のようですな」
言いながらもドルトンは表情を修正した。
「とっても判り易かったから、ついね。行き遅れの娘持った男親は、皆同じ顔するんじゃないかな?」
「そう言っていただけるのは光栄ですが、さすがに親代わりを務めるのは荷が重いですね…」
「資格が要るのかな。娘のために命を捨てる覚悟を持てるなら十分でしょ」
「……」
「ところで、脈があるように見えたかな?俺、そっち方面ではあんまりガツガツしてるつもり無かったんだけど」
つもりも何も、戦いを求める=口説くのが<夜明けの雲>であり、そんな彼が熱心に戦いを求めるのだから、傍から見たら熱心に口説いているようにしか見えない。本人はまったく自覚していないのだが。
「先ほどの質問をお返しするようで恐縮ですが、ならばなぜそこまでステレ様に気を使われます?あなたは常在戦場、どこでも闘いを仕掛けるような方かと思っておりました。それがそのような気配は一切お見せにならないので、ステレ様に何か特別な思い入れがあるのかと思いまして」
「俺はむしろ鬼人がそういう種族だって聞いていたんだけどね」
初対面時にステレ突っ込まれたのを思い出して、苦笑しながら言う。いちいちツッコミを入れないと気が済まない性格らしい。
「まあ大した理由じゃないよ。俺はこの森から出られない。この森に住もうなんて剣士は居ない。だから俺は自分の住処で相手が来るのを待つだけだった。で、俺を倒そうって勇者が広場にたどり着いたら『フハハハ、人の身でよくぞここまでたどり着いた』と言いながら現れるって訳さ。何百年もそうしてたら、あそこ以外で闘う気がしなくなった」
ドルトンは真贋を見定めようと魔人を見ていた。冗談めかしてはいるが、本心ではあるようだ。
「それにほら、俺って圧倒的に強いじゃない?俺が所かまわず仕掛けたら、大概のヤツは対応しきれないと思うよ」
加えて、身もふたもないことを言う。どちらかというと、こっちの方がより本音に近いように思えた。
「でまぁ、気を悪くした保護者殿への言い訳って訳でも無いけど、彼女に魅力を感じない訳じゃ無いんだよ。ただ俺にとって彼女は、『魅力的な女性』である以上に、『とっても魅力的な剣士』なんだよ」
「とっても魅力的な女剣士は妻にできませんか?」
「仲人したがるおじさんは嫌われるよ?」
相変わらず、一言挟まないと気が済まないらしい魔人が、楽しくて仕方ないようにクスクス笑いながら言う。
一方のドルトンは、(魔人にも仲人という習慣があるのか)と妙なところに関心を引かれていたのだが。
「愛し合う伴侶と、殺し合う剣士、どちらも選べる余地があったら良かったんだけどねぇ。どちらかを選ばなければならないなら、俺は殺し合う剣士を選ぶ。んで、奥さんと殺し合いは無理無理、妻に夫を殺す重荷は背負わせられないしね。妻の役目は夫の最後を看取ることだろ?」
難儀な性格だ、、、とドルトンは思う。自分に匹敵する者でなければ興味を惹かれない。だが、自分に匹敵する相手とは闘わずにはいられない。魔人に匹敵する戦士がそうそういる訳もない。同じ魔人なら彼の伴侶になれるのだろうか?
「では、先日ステレ様の剣幕に押されて引き下がったのは?一言で言えば、あなたらしくない。と思えましたが」
「それに関してはなぁ、、、、うーーん」
魔人は一転して気まずい表情になった。
「保護者殿は俺を信用してくれてる訳だよね?」
「…今の所は」
「信頼とは一方が得るものじゃないよね?あなたが話すに足る相手か、今度は俺が商人殿を試してもいいかな?合格したら、ちょっとした昔話をしてあげるよ」
「試す、とは?」
「何、簡単な質問に答えるだけさ」
ドルトンは魔人を見る。笑みを浮かべた表情から、その考えを読み取ることはできない。
「はい、私で答えらることでしたらなんなりと」
品定めされる身となったドルトンは、気を引き締める。魔人はいかなる試しをしようと言うのか。
「あなたが、女性の色気を最も感じるのはどこ?」
魔人の質問は、ドルトンの想像の斜め上を行っていた。
「……………あの?」
「是非答えていただきたい」
異を唱えようとしたが、畳みかけるように遮られる。
「………………………………………」
黙ったままドルトンは考える。
(正気か?)
この質問になんの意味があるというのだ?
いったい何を聞かれているのだ?いったい何を聞きたいのだ?いったいどう答えるのが正解なのだ?。
魔人の顔を見る。
(……本気だ)
そてだけはわかった。ただ、残念ながら正気かどうかはわからなかった。
「答えられない?」
考えても判らない。だから取りあえず、自分の思うことをそのまま答えることにした。
「……………………さよう………「脚」、ですかな」
「脚……うなじでも、鎖骨でも、胸でも、背中でも、尻でもなく、脚?」
「はい」
「念のため聞くけど」
「はい?」
「足じゃなくて脚?」
「………はい」
「ふむ………………あなたは信頼できる人物のようだ」
しばし考えていた魔人は、そういってニヤリと笑う。
『おめでとう、あなたは魔人に認められた勇者です』
…とでも言いたいのだろうか?。魔人は満面の笑みだ。
一方で、魔人に認められた?はずのドルトンは、どうにも形容しがたいものすごい表情だった。はっきり言えば、『なんじゃそりゃー』と叫んで、丸太でフルスイングしたい衝動に駆られていた。商会員があらかた出払っていて良かったと心底思う。聞いていたらたぶん商会員も丸太でフルスイングしたくなるに違いない。『皆、丸太は持ったな』と商会員に発破をかける自分の姿が脳裏をよぎった。
ドルトンは前回、ステレから魔人について『正直訳の判らないヤツ』と聞いていた。それは『得体の知れない怪物』という意味だとばかり思っていた。だが、文字通りの『訳の判らないヤツ』という意味だったのだ。
「保護者殿にも少しは安心してもらえたかな?」
「全面的に、、、とは申せませんが」
「そりゃまぁ、どちらの技も、もまともに当たれば相手は即死だからねぇ。残念だけどこれは譲れないんだ」
それでも、だいぶマシと言える。山小屋にいきなり現れた魔人の拳で、胸に風穴を開けられるステレを心配する必要は当面無いと言ってよいだろう。確かに<夜明けの雲>は戦闘狂だ。だがその感情は十分にコントロールされている。
そして魔人はステレに、確かに好意を抱いている。それは常人からするとだいぶ明後日方向の好意であるのだが。それをなんとか軌道修正できないものだろうか?とドルトンは考えた。
「念のためお聞きしますが、魔人殿はステレ様を妻にとお考えになったことは?」
「えーっ!?。ないない」
思い切って聞いてみたのに、<夜明けの雲>は笑いながらすごい勢いで否定した。なんとなく年頃の娘の縁談が流れた父親の気分になったドルトンは、表情には出さないよう苦労しつつ、内心で眉を顰めた。
「年頃というには少しトウが立ってるかな?」
僅かの変化を魔人は見逃さなかった。内心を読んだように言う<夜明けの雲>は、すごいニヤニヤ笑いをしている。
「…やはり魔人殿は一言多い性格のようですな」
言いながらもドルトンは表情を修正した。
「とっても判り易かったから、ついね。行き遅れの娘持った男親は、皆同じ顔するんじゃないかな?」
「そう言っていただけるのは光栄ですが、さすがに親代わりを務めるのは荷が重いですね…」
「資格が要るのかな。娘のために命を捨てる覚悟を持てるなら十分でしょ」
「……」
「ところで、脈があるように見えたかな?俺、そっち方面ではあんまりガツガツしてるつもり無かったんだけど」
つもりも何も、戦いを求める=口説くのが<夜明けの雲>であり、そんな彼が熱心に戦いを求めるのだから、傍から見たら熱心に口説いているようにしか見えない。本人はまったく自覚していないのだが。
「先ほどの質問をお返しするようで恐縮ですが、ならばなぜそこまでステレ様に気を使われます?あなたは常在戦場、どこでも闘いを仕掛けるような方かと思っておりました。それがそのような気配は一切お見せにならないので、ステレ様に何か特別な思い入れがあるのかと思いまして」
「俺はむしろ鬼人がそういう種族だって聞いていたんだけどね」
初対面時にステレ突っ込まれたのを思い出して、苦笑しながら言う。いちいちツッコミを入れないと気が済まない性格らしい。
「まあ大した理由じゃないよ。俺はこの森から出られない。この森に住もうなんて剣士は居ない。だから俺は自分の住処で相手が来るのを待つだけだった。で、俺を倒そうって勇者が広場にたどり着いたら『フハハハ、人の身でよくぞここまでたどり着いた』と言いながら現れるって訳さ。何百年もそうしてたら、あそこ以外で闘う気がしなくなった」
ドルトンは真贋を見定めようと魔人を見ていた。冗談めかしてはいるが、本心ではあるようだ。
「それにほら、俺って圧倒的に強いじゃない?俺が所かまわず仕掛けたら、大概のヤツは対応しきれないと思うよ」
加えて、身もふたもないことを言う。どちらかというと、こっちの方がより本音に近いように思えた。
「でまぁ、気を悪くした保護者殿への言い訳って訳でも無いけど、彼女に魅力を感じない訳じゃ無いんだよ。ただ俺にとって彼女は、『魅力的な女性』である以上に、『とっても魅力的な剣士』なんだよ」
「とっても魅力的な女剣士は妻にできませんか?」
「仲人したがるおじさんは嫌われるよ?」
相変わらず、一言挟まないと気が済まないらしい魔人が、楽しくて仕方ないようにクスクス笑いながら言う。
一方のドルトンは、(魔人にも仲人という習慣があるのか)と妙なところに関心を引かれていたのだが。
「愛し合う伴侶と、殺し合う剣士、どちらも選べる余地があったら良かったんだけどねぇ。どちらかを選ばなければならないなら、俺は殺し合う剣士を選ぶ。んで、奥さんと殺し合いは無理無理、妻に夫を殺す重荷は背負わせられないしね。妻の役目は夫の最後を看取ることだろ?」
難儀な性格だ、、、とドルトンは思う。自分に匹敵する者でなければ興味を惹かれない。だが、自分に匹敵する相手とは闘わずにはいられない。魔人に匹敵する戦士がそうそういる訳もない。同じ魔人なら彼の伴侶になれるのだろうか?
「では、先日ステレ様の剣幕に押されて引き下がったのは?一言で言えば、あなたらしくない。と思えましたが」
「それに関してはなぁ、、、、うーーん」
魔人は一転して気まずい表情になった。
「保護者殿は俺を信用してくれてる訳だよね?」
「…今の所は」
「信頼とは一方が得るものじゃないよね?あなたが話すに足る相手か、今度は俺が商人殿を試してもいいかな?合格したら、ちょっとした昔話をしてあげるよ」
「試す、とは?」
「何、簡単な質問に答えるだけさ」
ドルトンは魔人を見る。笑みを浮かべた表情から、その考えを読み取ることはできない。
「はい、私で答えらることでしたらなんなりと」
品定めされる身となったドルトンは、気を引き締める。魔人はいかなる試しをしようと言うのか。
「あなたが、女性の色気を最も感じるのはどこ?」
魔人の質問は、ドルトンの想像の斜め上を行っていた。
「……………あの?」
「是非答えていただきたい」
異を唱えようとしたが、畳みかけるように遮られる。
「………………………………………」
黙ったままドルトンは考える。
(正気か?)
この質問になんの意味があるというのだ?
いったい何を聞かれているのだ?いったい何を聞きたいのだ?いったいどう答えるのが正解なのだ?。
魔人の顔を見る。
(……本気だ)
そてだけはわかった。ただ、残念ながら正気かどうかはわからなかった。
「答えられない?」
考えても判らない。だから取りあえず、自分の思うことをそのまま答えることにした。
「……………………さよう………「脚」、ですかな」
「脚……うなじでも、鎖骨でも、胸でも、背中でも、尻でもなく、脚?」
「はい」
「念のため聞くけど」
「はい?」
「足じゃなくて脚?」
「………はい」
「ふむ………………あなたは信頼できる人物のようだ」
しばし考えていた魔人は、そういってニヤリと笑う。
『おめでとう、あなたは魔人に認められた勇者です』
…とでも言いたいのだろうか?。魔人は満面の笑みだ。
一方で、魔人に認められた?はずのドルトンは、どうにも形容しがたいものすごい表情だった。はっきり言えば、『なんじゃそりゃー』と叫んで、丸太でフルスイングしたい衝動に駆られていた。商会員があらかた出払っていて良かったと心底思う。聞いていたらたぶん商会員も丸太でフルスイングしたくなるに違いない。『皆、丸太は持ったな』と商会員に発破をかける自分の姿が脳裏をよぎった。
ドルトンは前回、ステレから魔人について『正直訳の判らないヤツ』と聞いていた。それは『得体の知れない怪物』という意味だとばかり思っていた。だが、文字通りの『訳の判らないヤツ』という意味だったのだ。
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追記:2025/09/20
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