【完結】小悪魔にも程がある。

雨樋雫

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可愛いにも程がある。

夢の一夜

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「何にも用意してなくてさ、こんなんでごめんな」
 部屋に入るなり、陽一が申し訳なさそうに、途中コンビニに寄って調達した半額ケーキを掲げながら言った。
 晴瑠からしてみれば、多忙な陽一が自分のためにこうして時間を作ってくれただけで十分過ぎるくらい嬉しいのだ。
「全然!てゆーかむしろ、お得に買えてラッキーだったよね!」
 笑顔で応えると、「だな」と陽一も笑った。




 ケーキなんて久々だ。しかもこんなホールのケーキなんて、いつ以来だろう。
 子どもの頃、実家で食べたような気はするけれどーー晴瑠の脳内に、苦い思い出が微かに蘇る。

 でも、今自分の目の前にいるのは紛れもなく大好きな陽一で。嫌な記憶を掻き消すように、晴瑠がケーキを一気に頬張ると、軽やかな甘さがふわりと口いっぱいに広がった。
 嬉しそうな晴瑠を見て、陽一も優しく笑んだ。

「美味しい?」
「うん!」

 大好きな人と食べるケーキはなんでこんなに美味しいんだろう。
 晴瑠の過去の嫌な思い出の数々は、陽一と過ごしているうちにどんどん幸せな記憶に塗り替えられていく。
 見れば、陽一も嬉しそうにしている。この時間を楽しんでいるのは自分だけじゃないとわかって、晴瑠から自然と笑顔が溢れた。

 と、その時、陽一の様子に変化が起きた。挙動がなんだかおかしい。妙に慌てている陽一を不審がり近付くと、履いているスウェットの前が盛り上がっているのが見えた。
 (陽ちゃん…勃ってる…?)
 一体何が陽一のスイッチになったのか、晴瑠には皆目見当もつかなかったけれど、とにかくこれはチャンスだ。
「もしかして溜まってた?抜いてあげるよ」
 これ幸いとばかりに、陽一のスウェットに手をかける。
 体だけでも繋がりたいという想いはずっとあった。
 少しは陽一も自分のことを意識してくれているという望みに賭けて、実はこっそり鞄にコンドームとローションも忍ばせてある。

 けれど、陽一は晴瑠と関係を持つことを、頑なに拒否した。
 心が通じ合ってないうちにセックスなんてしちゃ駄目だと言う陽一に、晴瑠は深く落胆した。
 (心が通ってからって、ノンケの陽ちゃんとはどうやったって無理ってことじゃん…)
 せめて体だけでもと思った晴瑠の希望はあっさりと砕かれる。

 (どうでもいい人とはすぐ寝れるのに、本当に好きな人とは体の繋がりを持つことすらできないんだな…)

 陽一のそんな真面目で誠実なところを好きになったんだから、しょうがない。泣きそうな気持ちを、ぐっと堪えた。

 その時、タケトから連絡が入った。一言、今から行くとだけ。
 今日は彼女とクリスマスデートのはずだ。喧嘩でもしたのか、それとも彼女とは普通に解散して、埋まらない性欲を発散したくなったのか。

 本当に勝手な男だ。他に女がいて、決して晴瑠の本命になってくれやしないくせして自分の思う通りにならないと殴る、最低男。でも自分には、こんな関係が似合いなのかもしれない。

『自分を安売りするなよ』

 陽一の言葉が心にずしりと重く響く。

 陽一が、自分のことを考えて言ってくれているのはわかっている。
 でも、本当に好きな人に抱いてもらえないのなら、自分を大事にしたところで何の意味がある?

 そう半ばヤケのような気持ちでタケトの元に行こうとした。けれどそんな晴瑠を、陽一は引き止めた。タケトの元には行かせたくないと、晴瑠を強く抱き締めながら。

 (陽ちゃん…)
 想定外な陽一の行動に、晴瑠はどくん、どくん…と自身の心臓が早まっていくのを感じた。

「俺の心はとっくに陽ちゃんのものだよ」
 俺を選んで、と掠れた声で懇願する陽一に、晴瑠は自分の素直な気持ちを伝える。
 今まで心の奥底にしまってあった陽一への恋心を添えて、そっとキスをした。

 瞬間、陽一に苦しいほどに激しく掻き抱かれた。もう絶対離さないと言うかのように…。

 鼓動が駆ける。
 陽一と、ずっとこうなりたいと夢見ていた。

「んん…ふ、あ…」
 何度も何度も深いキスをされ、いま、自分は陽一から求められているのだと思わされるたびに、晴瑠の心が喜びに震える。
 陽一の心臓も大きく跳ねているのが、重ねた肌から伝わってきた。

 陽一が晴瑠の服に手をかけた時、期待と不安が入り混じった晴瑠の心臓は痛いぐらいにドキドキしていた。
 正直、ノーマルな陽一が、紛れもなく男である自分の体を見た途端冷めてしまうのではないかという怖さはあった。
 けれどそんな心配はまったくの杞憂で、陽一は晴瑠の裸にひどく興奮しているようだった。


 ずっと想像の中だけで体を重ね合わせていた大好きな人が、いま現実に自分に触れている。

 叶うわけがないと思いながら描いていた夢物語。けれどそれは実態となって晴瑠の前にあらわれた。

「あ…っ、ああっ」
 陽一に触れられるたび、強い快感が全身を駆け抜ける。
 肌は粟立ち、先端からはトロトロと先走りが零れていた。
 丁寧な愛撫がじれったい。
 早く陽一とひとつになりたくて、自分からねだってみる。そんな晴瑠の早る気持ちに、陽一は応えてくれた。

 うっとりするほど甘いキスをされながら陽一を受け入れた時、これまでに感じたことのない感情が晴瑠の心にじんわりと込み上げた。

「嬉しい…今、陽ちゃんと繋がってるんだ」

 生理的な快感よりも大好きな人とひとつになれたことへの幸福感で、胸がいっぱいになる。
 今まで何人もの男と寝てきたけれど、こんな気持ち、ずっと知らなかった。

 繋がった部分が熱を持ち、大きなうねりを起こしながらとろとろに蕩けていく。
 心から好きな人とひとつに溶け合う喜びに、くらくらするほどの甘い目眩を起こしそうになりながら、晴瑠はこれ以上ないほどの幸せを感じていた。

 陽一が、晴瑠を愛おしそうな瞳で見つめた。
「好きだよ、晴瑠。大好きだ」
「ーーーーっ」

 晴瑠は驚きに声を詰まらせた。

 夢でも見ているのだろうか。
 ずっと叶わないと思いながら片想いをしていた相手に、好きだと言ってもらえるなんて。
 陽一が放つ言葉のひとつひとつが晴瑠の心に染み入ってくる。

 (陽ちゃんが…好きって言ってくれた…俺のこと好きって…)

 体目当ての男達が目的遂行のために放つだけの、心の伴わない「好き」とは全然違う。
 嘘も濁りもない陽一の真っ直ぐな言葉に、胸が詰まって涙が溢れた。
 前に流した時とは違う、温かな涙が頬を伝う。

 (好き。好き。陽ちゃんが、大好き…っ)

 体中から、好きの気持ちが溢れた。触れる指先、唇、肌、体温、吐息……すべてが愛おしい。
 こんなに誰かを好きになったことなんて、今までなかった。

 晴瑠を絶対大事にすると誓ってくれた陽一。その想いに少しでも報いたい、そう思った。














 陽一は、セックスに自信がないみたいだった。どうやら、過去に何かあったらしい。
 でも、晴瑠からしてみれば「なんで?」と疑問符が出てしまう。
 お付き合いをスタートさせたクリスマスの一夜からもう何度も肌を重ねているけれど、まるで宝物を扱うように大切に抱いてくれる陽一とのセックスは、晴瑠が今まで誰としたセックスよりも気持ち良かったから。
 陽一も同じ想いだったようだ。
 自分との行為で少しでも陽一が自信を持ってくれたなら嬉しい。
 大好きな人から愛される幸せを全身で感じながら、それでも晴瑠はずっと一人で不安を抱えていた。

 それは、男相手に体を売っていた過去のこと。

 いつかは陽一に本当のことを言わなければいけないと思った。
 でも、真面目な陽一はきっと売春をしていることを良く思わないだろう。このことが知れたら、絶対嫌われる。
 過去は、消せない。

 自分のせいだから仕方ないけれど、想像するだけで呼吸が苦しくなる。

 けれど、もし本当のことを話した結果陽一に振られたとしても、愛された記憶があればこの先きっと前を向いて生きていける。そう思った。

 大丈夫、頑張れる。

 終わりが来ることを覚悟しながら、それでもあとほんの少しだけ、陽一の傍にいたいと晴瑠は願った。








 陽一と結ばれた翌日、スマホの電源を入れた晴瑠はギョッとした。タケトからおびただしい数の着信とメッセージが届いていたのだ。
 陽一とのセックスに夢中になっていて気付かなかったが、部屋の前まで来ていたらしい。メッセージのほとんどは怒りに満ちた内容だった。

 恐怖に、心臓がドクンドクンと大きな音を立てる。それでも晴瑠は震える手を押さえながら、どうにかタケトにメッセージを送った。

『好きな人ができた。もう会わないから』

 送ったメッセージはたったこれだけ。

 すぐに既読がついたが、返事を待たずして晴瑠はタケトを着信拒否にした。
 どうせタケトにとって自分は浮気相手に過ぎなかったのだ。タケトはモテるし性欲を発散したければ他を当たるだろう。

 ーーそう安易に考えていた自分は本当に馬鹿だなと、つくづく思う。
 タケトの独占欲や執着心を、甘く見ていた。

 まさか、不特定多数と体の関係を持っていた過去をタケトの口から陽一にバラされることになるなんて。

 その瞬間、陽一との関係が、ガラガラと音を立てて崩れていくような気がした。

 狡いことをしようとしたからバチが当たっただけ。
 それもこれも全部、今まで自分が積み重ねてきたことの結果だ。ショックを受ける資格なんかない。
 遅かれ早かれこうなることはわかっていたじゃないか。いつかは優しい陽一の元を去るって覚悟してたはずだろ。そう思うのに。

 ーーでもやっぱり、嫌われるのは怖い。

 震える心はどんなに抑えようとしても止まらない。
 ずっと引導を渡される覚悟で付き合っていたはずなのに、いざこんな場面になると往生際が悪い、そんな自分に反吐が出そうだ。

 頭の中はぐちゃぐちゃで、冷静な判断ができない。

 (どうしよう、どうしよう、どうしよう……)

 まともに立っていることができずによろけた晴瑠を、陽一が優しく抱きとめた。陽一の体に包み込まれながら、晴瑠は「ごめんなさい」と小さく呟いた。








 陽一が淹れてくれたホットココアを飲んで体が温まると、少しずつ晴瑠の心も落ち着きを取り戻した。
 そして、陽一にずっと言おう言おうと思いながら言えなかったことを、晴瑠がとりとめもなく話し始める。
 実家のこと。初体験のこと。仕事がうまくいかなかったこと。そして不特定多数の男と関係を持ったこと。
 まとまりのない晴瑠の話を、それでも陽一は静かに最後まで聞いてくれた。

 陽一は、少し怖い顔をしていた。きっと、本当のことを知って失望されているんだろうと晴瑠は思った。
 けれど陽一は、幻滅したかと尋ねる晴瑠の震える手を優しく握りながら、首を横に振る。

「そんなことで嫌いになるなら初めから好きになってない」
 そもそも陽一は、晴瑠が部屋に男を連れ込んでいたことには随分前から気付いていた。晴瑠が性に奔放なのは重々承知の上だ。
 さすがに売春までしているとは思っていなかった陽一だが、陽一はそのことに嫌悪感をあらわすことはなく、危険な行為を窘めただけ。

「ずっと一人で悩んでたんだな。気付かなくてごめんな」
 陽一はそう言い、晴瑠の頭を優しく撫でた。

 陽一が怒っていたのは晴瑠に対してではなく、晴瑠を取り巻く周囲に対してだった。

 出来損ないだの、社会のお荷物だの、晴瑠は散々「お前には価値がない」と取れるような酷い言葉を周りの人間から投げ付けられ、ずっと孤独に生きてきた。晴瑠の心にそんな深い傷を負わせた連中が、陽一はどうしても許せなかったのだ。

「晴瑠は晴瑠のままでいい」
 陽一にそう言われた瞬間、晴瑠は我慢していた気持ちが溢れて、涙がボロボロと止まらなくなった。子どものように泣きじゃくる晴瑠を陽一が優しく包み込む。涙とともに、悲しかった記憶も洗い流されていくような気がした。








 一緒に住もうと晴瑠に提案をした陽一は、晴瑠の身の安全のために引っ越しの手配も忙しい合間を縫って行ってくれた。

 言ってしまえば見境なく色んな男と寝た晴瑠の自業自得の結果なのに、陽一は決して晴瑠を責めなかった。

「俺さ、恋人と同棲すんの夢だったんだよね」
 ワクワクした顔で陽一が言う。陽一に負担をかけてしまうことを不安に思っていた晴瑠も、そんな陽一の嬉しそうな様子を見て二人の新生活に期待を膨らませた。

 晴瑠とは違い両親に大切にされながら育った陽一だったが、金銭的には決して恵まれた環境ではなかった。
 聞けば、学生時代は勉強とアルバイト漬けの日々で、社会人になってからは残業代を稼ぐために自ら率先して仕事を引き受けたりもしていたようだ。

「体が丈夫なことだけが唯一の取り柄かな」なんて言って陽一は笑う。

 一緒に生活し始めてから、こんな状況でも愚痴を零さすひたむきに頑張る陽一の姿に直に触れ、胸を打たれた。晴瑠は陽一を尊敬する想いと共に好きな気持ちがますます膨らんでいく。

 (ほんと、素敵な人だなあ…俺、陽ちゃんの隣にいても恥ずかしくない人間になりたい)

 優しい陽一に甘えている場合じゃないと、晴瑠は真剣に職を探す決意をする。

 しかし、やはりそれなりの給料となると時間的にも内容的にもハードなものになってくる。楽して稼げる職場などないのだ。
 どうしたら良いかと考えあぐねていると、陽一がこんなことを言う。

「体が弱いのは晴瑠のせいじゃないんだから、気にしなくていい。二人で助け合っていけばいいんだ。俺の稼ぎもあるし、お金の面はそんなに重要視しないで晴瑠が無理なく楽しく働ける職場を探してみよう」

 陽一の金をあてにしているようで嫌だと晴瑠が言うと、晴瑠の存在自体が自分のガソリンのようなものだから俺が稼いだお金は晴瑠のお金でもあるなんて陽一は言う。
 陽一だって、自分の給料の中から実家に仕送りをしつつ奨学金の支払いもしていて、生活に余裕があるわけではないのに。

 こんな優しい人、もう二度と出会えない。


「俺と出会ってくれてありがとう。好きになってくれてありがとう」
 晴瑠を抱き締めながら、陽一がこんなことを言う。そんなのこっちのセリフなのに。
 陽一と一緒にいると、極限まで削られた晴瑠の心が、ほわほわと優しくて温かいもので満たされてゆく。

 与えてもらってばっかりで、自分は陽一に何か与えてやれてるのだろうか。

 幸せ過ぎるがゆえに不安になって、時々晴瑠は陽一の胸の中で泣いたりした。呆れられるかと思ったけれど、そんな気持ちが不安定な晴瑠を、陽一は優しく包み込む。
「なんでそう思うんだ?俺、晴瑠からいーっぱい色んなもの貰ってるんだぞ」
 プライベートが充実したお陰で仕事にもメリハリがつき、評価が上がったのだと陽一は嬉しそうに報告してくれた。
「それもみーんな、晴瑠のお陰。だから心配しなくていいよ」
 同情でもお世辞でもない陽一の心からの言葉は、晴瑠のささくれた心にスッと入ってくる。

「こんな素敵な恋人ができるなんて、まさに俺の人生逆転ホームランだよな」
 茶目っ気たっぷりに陽一が言うと、さっきまで泣いていた晴瑠が、へへっと晴瑠らしい笑顔で笑った。
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