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8章 異風の旋律
290 スタンピード⑦ 白き竜王
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真っ白なドラゴン。
グリーンドラゴンもヤベー強さだったんだけど、白ってカラードラゴンに含まれるのかなぁ?
「エルハ! あの白いドラゴンの事は知ってるか!?」
確か狩人ギルド員は王国中の魔物を把握してるって話だからな。
「……いえ、悪いけど分からない。
カラードラゴン種は沢山の種類が記録されてるけど、白というのは確認されてないわ。
ただ……」
「ただ、なんだ?」
「……リヴァーブ王国史の中に、白き竜王の伝説というものがあるの。どこまで事実かは議論されてるんだけど、それはこの際置いておくわね。
かつて人々は神々の助力によって、魔物に対抗する術を身に付けたわ。そして順調に王国は拡大していった。
でもその人類の快進撃が、当時この辺りを根城にしていた1体の魔物の逆鱗に触れることになるの」
「話の流れ的に、その魔物が白き竜王って奴……?」
「ええ、リヴァーブ王国史上、最も強力な魔物の1体とされている『白き竜王』。
巨大な純白の体を持つ、最強のドラゴンよ」
ランドビカミウリ、ね。覚えにくい名前だ。
「……具体的な情報は残されていないのか? 記録に残ってるって事は、過去に討伐されたってことなんだろう?」
「ランドビカミウリの記述は少し特殊でね。半分は神話に近いの。
だって、人類では手に負えなくて、神々がその身を持って大地に封じた、と言われているのだから」
「……なぁエルハ。グリーンドラゴンって、1等級なら1人で狩れると思う?」
「はぁ!? カラードラゴンを1人で狩れるわけないじゃない。1等級複数人を含む、大規模な狩猟団を……」
「エルハ。カラードラゴンに勝てない奴等が居ても足手纏いにしかならない。
全員に退却と、ボールクローグの閉鎖を指示してくれ」
この世界の冒険者でも討伐可能なグリーンドラゴンでさえ、あの強さだったわけだしな。歴史上最強の魔物の一角と呼ばれる様な魔物相手は、少々荷が勝ちすぎるだろ。
「……く、分かった。退却させるわ。でも貴方達だけで本当にランドビカミウリを倒せるの……?」
「流石にそこはなんとも言えねぇけどな。ブルガーゾ級の実力じゃあ、戦いに巻き込まれてくたばっちまうだけだぞ。
なら巻き込まれないように離れていて欲しいって話だよ」
「結局最後は貴方達に託すしかないようね……。
守られるだけの私に言えることなんてないけれど、貴方達の敗北は、ボールクローグの壊滅、いえ、リヴァーブ王国の滅亡に直結すると言っても過言じゃないと思う。絶対に負けないで……!」
エルハは他の部隊に合流して撤退していった。今のうちにジェネレイトとリペアをかけ直しとこ。
しかしいつまであそこに留まってるんだろうな? 動く気配が全然ないぞ。
とりあえずボールクローグから少しでも距離を取れるように、前方に移動しておこうかな。
「トーマ! 良かった、合流できたよ!」
異風の旋律が合流する。撤退したとは思ってなかったけど、交戦前に合流出来て良かった。
「空を飛んでるあいつは白き竜王、ランドビカミウリとか言うらしいぞ。リヴァーブ王国史に出てきた、神々が封じた魔物なんだってさ。確証はないらしいけど」
「まったく、カラードラゴンを倒せるようになったと思ったら、次の相手は白き竜王ですか……。
トーマといると、気の休まる暇がありませんね」
「それにしても、なんで降りてこないんだろうね。私達のことは認識してるっぽいんだけどなー」
「うん。ボールクローグの方じゃなくて、明らかに私達の方を向いてるっぽいかな」
「……待っている、のかも知れないね。僕たちが来るのを」
ああ、迷宮のガーディアンも、一定距離まで近付くと突然出現するタイプだったもんな。
ん、じゃあボス戦前のバフ使用が可能ってことかな。
「トルネ。俺以外にジェネレイト頼む。俺は全員にリペアかける。
ハルはブーストとプロテクションを全員分、いけるか?」
「なるほど、交戦前に強化しておいて、魔力が回復するのを待ってから近付くってことだね。
今のところ全く動く気配がないし、それでいこう」
全員にありったけの支援魔法を施す。
ハルの背嚢に矢を持てるだけ渡し、近付く前に座り込んで小休止。
一応空を警戒していたけれど、やはり一向に動く気配がない。
流石はボスモンスター。微妙にシステムチックだな。
休憩中にある程度の作戦の方針も固める。
グリーンドラゴンと実際に交戦したのは俺とトルネだけと言えるけど、グリーンドラゴンのスペックをなるべく詳細に伝え、相手はそれ以上であることを想定する。
グリーンドラゴンはでかい図体しやがって、ジャンプが使えなかったら回避できないほどの動作速度だったからな。デカブツだから遅いなんてことはありえないと思うべきだ。
最も魔力消費の大きかったハルガほぼ全快したタイミングで、改めて接近を試みる。
しかし、どれくらい上空にいるのか分からないけど、随分でかい。
あれとこれから戦わないといけないのかと思うと、普通に逃げ出したくなるよな。
あれもう魔物じゃなくて怪獣だろ。特撮の住人がファンタジーに出てくんじゃねぇよ全くよぉ。
上空を見上げながら移動して、ちょっと首が痛くなりそうだなぁと思っていると、ランドビカミウリが激しく羽ばたき始めた。
どうやらボスエリアに足を踏み入れてしまったようだな。
さぁ、もう後戻りは出来ない。
ランドビカミウリが突如急降下して向かってくる。
ちっ、あの巨体じゃ、地面に体当たりされた余波だけでもシャレにならなそうだ!
ランドビカミウリは俺たちの数十メートル上空で止まる。
うおお、静止しただけですげぇ風圧!
ってかでけぇな! グランドタートル2体分くらいあるんじゃねぇのか!?
そして口に収斂する極大の魔力。
またブレスか。お前らドラゴン種は逆にワンパターンなんだよなぁ!
ジャンプ発動! 頭の上に転移する。
「フラジャイル!」
バフ、デバフの出し惜しみはなし。最初から全力で行くぜ!
トランス発動!
ウォーハンマーを思い切り振り下ろす!
くっらええええええ!!
ギュアアアアア!?
ブレスなんか撃たせるわけねぇだろ!
そのまま地面に叩き落としてやる。
空飛ばれたままじゃぁ戦い辛いからな。
轟音と共にランドビカミウリが地面と衝突する。
さぁ最終戦だ。気合入れろよ俺!
グリーンドラゴンもヤベー強さだったんだけど、白ってカラードラゴンに含まれるのかなぁ?
「エルハ! あの白いドラゴンの事は知ってるか!?」
確か狩人ギルド員は王国中の魔物を把握してるって話だからな。
「……いえ、悪いけど分からない。
カラードラゴン種は沢山の種類が記録されてるけど、白というのは確認されてないわ。
ただ……」
「ただ、なんだ?」
「……リヴァーブ王国史の中に、白き竜王の伝説というものがあるの。どこまで事実かは議論されてるんだけど、それはこの際置いておくわね。
かつて人々は神々の助力によって、魔物に対抗する術を身に付けたわ。そして順調に王国は拡大していった。
でもその人類の快進撃が、当時この辺りを根城にしていた1体の魔物の逆鱗に触れることになるの」
「話の流れ的に、その魔物が白き竜王って奴……?」
「ええ、リヴァーブ王国史上、最も強力な魔物の1体とされている『白き竜王』。
巨大な純白の体を持つ、最強のドラゴンよ」
ランドビカミウリ、ね。覚えにくい名前だ。
「……具体的な情報は残されていないのか? 記録に残ってるって事は、過去に討伐されたってことなんだろう?」
「ランドビカミウリの記述は少し特殊でね。半分は神話に近いの。
だって、人類では手に負えなくて、神々がその身を持って大地に封じた、と言われているのだから」
「……なぁエルハ。グリーンドラゴンって、1等級なら1人で狩れると思う?」
「はぁ!? カラードラゴンを1人で狩れるわけないじゃない。1等級複数人を含む、大規模な狩猟団を……」
「エルハ。カラードラゴンに勝てない奴等が居ても足手纏いにしかならない。
全員に退却と、ボールクローグの閉鎖を指示してくれ」
この世界の冒険者でも討伐可能なグリーンドラゴンでさえ、あの強さだったわけだしな。歴史上最強の魔物の一角と呼ばれる様な魔物相手は、少々荷が勝ちすぎるだろ。
「……く、分かった。退却させるわ。でも貴方達だけで本当にランドビカミウリを倒せるの……?」
「流石にそこはなんとも言えねぇけどな。ブルガーゾ級の実力じゃあ、戦いに巻き込まれてくたばっちまうだけだぞ。
なら巻き込まれないように離れていて欲しいって話だよ」
「結局最後は貴方達に託すしかないようね……。
守られるだけの私に言えることなんてないけれど、貴方達の敗北は、ボールクローグの壊滅、いえ、リヴァーブ王国の滅亡に直結すると言っても過言じゃないと思う。絶対に負けないで……!」
エルハは他の部隊に合流して撤退していった。今のうちにジェネレイトとリペアをかけ直しとこ。
しかしいつまであそこに留まってるんだろうな? 動く気配が全然ないぞ。
とりあえずボールクローグから少しでも距離を取れるように、前方に移動しておこうかな。
「トーマ! 良かった、合流できたよ!」
異風の旋律が合流する。撤退したとは思ってなかったけど、交戦前に合流出来て良かった。
「空を飛んでるあいつは白き竜王、ランドビカミウリとか言うらしいぞ。リヴァーブ王国史に出てきた、神々が封じた魔物なんだってさ。確証はないらしいけど」
「まったく、カラードラゴンを倒せるようになったと思ったら、次の相手は白き竜王ですか……。
トーマといると、気の休まる暇がありませんね」
「それにしても、なんで降りてこないんだろうね。私達のことは認識してるっぽいんだけどなー」
「うん。ボールクローグの方じゃなくて、明らかに私達の方を向いてるっぽいかな」
「……待っている、のかも知れないね。僕たちが来るのを」
ああ、迷宮のガーディアンも、一定距離まで近付くと突然出現するタイプだったもんな。
ん、じゃあボス戦前のバフ使用が可能ってことかな。
「トルネ。俺以外にジェネレイト頼む。俺は全員にリペアかける。
ハルはブーストとプロテクションを全員分、いけるか?」
「なるほど、交戦前に強化しておいて、魔力が回復するのを待ってから近付くってことだね。
今のところ全く動く気配がないし、それでいこう」
全員にありったけの支援魔法を施す。
ハルの背嚢に矢を持てるだけ渡し、近付く前に座り込んで小休止。
一応空を警戒していたけれど、やはり一向に動く気配がない。
流石はボスモンスター。微妙にシステムチックだな。
休憩中にある程度の作戦の方針も固める。
グリーンドラゴンと実際に交戦したのは俺とトルネだけと言えるけど、グリーンドラゴンのスペックをなるべく詳細に伝え、相手はそれ以上であることを想定する。
グリーンドラゴンはでかい図体しやがって、ジャンプが使えなかったら回避できないほどの動作速度だったからな。デカブツだから遅いなんてことはありえないと思うべきだ。
最も魔力消費の大きかったハルガほぼ全快したタイミングで、改めて接近を試みる。
しかし、どれくらい上空にいるのか分からないけど、随分でかい。
あれとこれから戦わないといけないのかと思うと、普通に逃げ出したくなるよな。
あれもう魔物じゃなくて怪獣だろ。特撮の住人がファンタジーに出てくんじゃねぇよ全くよぉ。
上空を見上げながら移動して、ちょっと首が痛くなりそうだなぁと思っていると、ランドビカミウリが激しく羽ばたき始めた。
どうやらボスエリアに足を踏み入れてしまったようだな。
さぁ、もう後戻りは出来ない。
ランドビカミウリが突如急降下して向かってくる。
ちっ、あの巨体じゃ、地面に体当たりされた余波だけでもシャレにならなそうだ!
ランドビカミウリは俺たちの数十メートル上空で止まる。
うおお、静止しただけですげぇ風圧!
ってかでけぇな! グランドタートル2体分くらいあるんじゃねぇのか!?
そして口に収斂する極大の魔力。
またブレスか。お前らドラゴン種は逆にワンパターンなんだよなぁ!
ジャンプ発動! 頭の上に転移する。
「フラジャイル!」
バフ、デバフの出し惜しみはなし。最初から全力で行くぜ!
トランス発動!
ウォーハンマーを思い切り振り下ろす!
くっらええええええ!!
ギュアアアアア!?
ブレスなんか撃たせるわけねぇだろ!
そのまま地面に叩き落としてやる。
空飛ばれたままじゃぁ戦い辛いからな。
轟音と共にランドビカミウリが地面と衝突する。
さぁ最終戦だ。気合入れろよ俺!
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