364 / 580
9章 異邦人が生きるために
326 予約手続き
しおりを挟む
「これが私からの紹介状だよ。こちらはシルグリイド家用で、こちらは農場見学についてだ。
この紹介状を持って商工ギルドに行けば、中央農地に入れてもらえるはずさ」
ファーガロン様から2通の紹介状を受け取る。
「都市建設計画は失敗するわけにはいかないからね。多少時間をかけても構わないから、十全に準備を整えて欲しい。君たちがエリアキーパーを倒せなければ、領土拡張の可能性は潰えるものと心得ること」
「えええ~……。ユリバファルゴアの討伐は視野に入れますけど、他のエリアキーパーは王国で頑張ってくださいよ。
ともあれ、紹介状ありがとうございました。突然の訪問でしたが、対応してもらって助かりました」
「いやいや気にしないでくれ。君だからあえて言うけど、僕にも王国にも充分な利益を見込んでの対応なんだからさ。
異風の旋律と敵対するなんて馬鹿げているし、君たちが今までどれほど王国のために尽力してくれたのかも聞いている。むしろ僕たちのほうが世話になりっぱなしだからね。少しでも君たちの力になれたのなら嬉しい。
単純に僕が、君たちの歩む道の先を見てみたいってのもある。応援してるよ」
最後に激励の言葉を残してファーガロン様は去っていった。
ふむ。王国貴族は若手のほうが有能な人材が多い気がするなぁ。
単純に、変化に対して柔軟なだけなのかも知れないが。
さて商工ギルドに向かおう、としたところで王様から伝言を貰う。
各地への日本語案内板の設置と各種ギルドへの対応の徹底は、遅くても3日以内に完了させるとのことだ。
つまりは、3日後にはもう異邦人がベイクに集まり始める可能性があるわけだな。
住環境の整備を急がないとね。
「お、戻ってきたか。目的は果たせたのか?」
「はい、お蔭様で。丁寧に対応してもらってありがとうございました」
「気にする事はない。俺たちの仕事は王都の治安維持だからな。
問題を起こさない限り、お前だって守るべき住民の1人だってだけだ」
おお、自分の仕事に誇りを持ってる人ってかっこいいなぁ。
確かにネヴァルドの治安は悪くなさそうだ。治安維持に従事してる人たちがとても頑張ってるんだろう。
商工ギルドに戻って、ファーガロン様から預かった紹介状を見せる。
「ほほほ、本物のシルグリイド家の紹介状じゃねぇかよ……!?
アンタいったい何者なんだ……!? 1日でシルグリイド家の紹介を取り付けてくるなんて……」
「たまたまご縁があって知り合えただけだよ。
それで、中央農地への見学許可はもらえそうかな?」
「あ、ああそうだったな。多分大丈夫だと思う。
今上に話をしてくるから、このまま待っててくれるか」
ギルド員は紹介状を持って上の階に消えていった。
しかしこういう時はやっぱり権力の大切さを思い知るな。
権力を傘にきるのは間違ってるけど、社会的信用があると話がスムーズに運ぶんだよね。
等級を上げる気も変に権力を持つ気もないけれど、権力者と仲良くなっておく事は大切だわ。
これが行き過ぎると忖度とか癒着とかに繋がっていくんだから、バランスが難しい。
「おう。問題なく許可が出たぜ。ただし見学の際は必ず案内人に従ってもらうぞ。
見学日時はいつでも良いそうだが、お宅の希望を教えてくれるかい?」
「そうだな。明日の陽天の報せからお願いしたい。明日ここに来ればいいのかな?
あっと、見学には他の人も同行させていいの? それとも俺しか許可されてない?」
「あ、そこは紹介状に含まれてあった。アンタと一緒なら、あまり大人数でなければ大丈夫だ。
――――そうだなぁ。常識的な範囲ってことで、15人以下にして欲しい。
明日は見学希望者と一緒に、陽天の報せより早めにここに来てくれればいい。ここからゲートで移動するからな。
あ、当然だけどゲート使用料はお宅持ちだぜ? 同行者の分も含めて、往復分の料金を忘れずにな」
「了解した。対応ありがとう。明日はよろしくね」
よし、中央農地への見学予約はこれで完了と。
正直な話、農業素人の俺たちが農地を見学しても、得られるものはさほど多くないかも知れない。
それでもリンカーズで栽培されている野菜の種類や、大規模な農園での魔物出現対策なんかは興味深いんだよね。
農園の規模と野菜の生産量、王国での流通状況とかも聞きたいな。仮に壁外で農場を作っても、需要がなければ流通させることが出来ないわけだし。
まだ日没までには時間があったので、ついでにウィルスレイアに行って、シルグリイド家への約束も取り付けてもらう。
詳しい話は後日として、2日後の陽天の報せに話をしたいと、冒険者ギルドを通して連絡する。
こちらからの一方的な連絡ではあるけど。事前連絡する分だけ今日のアポなし登城よりはマシだろう。
今日の用事はこれで全部済んだかな? それじゃベイクに帰るとしようか。
「農地見学は楽しみだけど、エリアキーパーか。
ランドビカミウリ級の魔物とまた戦わなきゃいけないなんて、頭が痛いね」
「それと今回は、出来れば女性陣は連れて行きたくない。
砂漠地帯の調査や魔物の殲滅まではいいとしても、エリアキーパー戦には参加させたくないんだよ」
「う~~! 悔しいけど、子供の事を考えると反論も出来ない~!」
「んー。都市建設の時期を、私達の出産後に設定することは可能なんじゃないですか?」
「うん。それは可能だと思うけど、私達の都合で建設時期を遅らせるのもどうかと思うな。
それにトーマとシンが異風の旋律の最大戦力だからね。出産を通して実戦から一定期間離れなきゃいけない私達だと、かえって足手纏いになりかねないかな?」
「うん。トーマとシンは、異風の旋律の中でも頭1つ抜けてるよね……。
全員の復帰を待つよりも、2人の補助に徹した方が良いかもしれないね……」
「うちらは流石にお力になれそうもないっすからね。悔しいところっすけど」
「私たちもリンカーズの冒険者と比べれば、悪くないペースで強くなってるみたいなんだけどね。
異風の旋律の人たちの強くなるペースが速すぎるのよ」
「――――そんなことになってるたぁなぁ。こりゃあ私も職人として、腹を括らなきゃあいけねぇらしい」
マーサが突然立ち上がり、決意に燃えた瞳で俺を射抜いてきた。
「トーマ! 嫌じゃなけりゃあよ、私の事を抱いてやってくれねぇか!」
……は?
マーサの言葉を聞いて、場の空気が凍り付いてしまった。
こいつちょいちょい、言動が理解できなくなることがあるよな。
この紹介状を持って商工ギルドに行けば、中央農地に入れてもらえるはずさ」
ファーガロン様から2通の紹介状を受け取る。
「都市建設計画は失敗するわけにはいかないからね。多少時間をかけても構わないから、十全に準備を整えて欲しい。君たちがエリアキーパーを倒せなければ、領土拡張の可能性は潰えるものと心得ること」
「えええ~……。ユリバファルゴアの討伐は視野に入れますけど、他のエリアキーパーは王国で頑張ってくださいよ。
ともあれ、紹介状ありがとうございました。突然の訪問でしたが、対応してもらって助かりました」
「いやいや気にしないでくれ。君だからあえて言うけど、僕にも王国にも充分な利益を見込んでの対応なんだからさ。
異風の旋律と敵対するなんて馬鹿げているし、君たちが今までどれほど王国のために尽力してくれたのかも聞いている。むしろ僕たちのほうが世話になりっぱなしだからね。少しでも君たちの力になれたのなら嬉しい。
単純に僕が、君たちの歩む道の先を見てみたいってのもある。応援してるよ」
最後に激励の言葉を残してファーガロン様は去っていった。
ふむ。王国貴族は若手のほうが有能な人材が多い気がするなぁ。
単純に、変化に対して柔軟なだけなのかも知れないが。
さて商工ギルドに向かおう、としたところで王様から伝言を貰う。
各地への日本語案内板の設置と各種ギルドへの対応の徹底は、遅くても3日以内に完了させるとのことだ。
つまりは、3日後にはもう異邦人がベイクに集まり始める可能性があるわけだな。
住環境の整備を急がないとね。
「お、戻ってきたか。目的は果たせたのか?」
「はい、お蔭様で。丁寧に対応してもらってありがとうございました」
「気にする事はない。俺たちの仕事は王都の治安維持だからな。
問題を起こさない限り、お前だって守るべき住民の1人だってだけだ」
おお、自分の仕事に誇りを持ってる人ってかっこいいなぁ。
確かにネヴァルドの治安は悪くなさそうだ。治安維持に従事してる人たちがとても頑張ってるんだろう。
商工ギルドに戻って、ファーガロン様から預かった紹介状を見せる。
「ほほほ、本物のシルグリイド家の紹介状じゃねぇかよ……!?
アンタいったい何者なんだ……!? 1日でシルグリイド家の紹介を取り付けてくるなんて……」
「たまたまご縁があって知り合えただけだよ。
それで、中央農地への見学許可はもらえそうかな?」
「あ、ああそうだったな。多分大丈夫だと思う。
今上に話をしてくるから、このまま待っててくれるか」
ギルド員は紹介状を持って上の階に消えていった。
しかしこういう時はやっぱり権力の大切さを思い知るな。
権力を傘にきるのは間違ってるけど、社会的信用があると話がスムーズに運ぶんだよね。
等級を上げる気も変に権力を持つ気もないけれど、権力者と仲良くなっておく事は大切だわ。
これが行き過ぎると忖度とか癒着とかに繋がっていくんだから、バランスが難しい。
「おう。問題なく許可が出たぜ。ただし見学の際は必ず案内人に従ってもらうぞ。
見学日時はいつでも良いそうだが、お宅の希望を教えてくれるかい?」
「そうだな。明日の陽天の報せからお願いしたい。明日ここに来ればいいのかな?
あっと、見学には他の人も同行させていいの? それとも俺しか許可されてない?」
「あ、そこは紹介状に含まれてあった。アンタと一緒なら、あまり大人数でなければ大丈夫だ。
――――そうだなぁ。常識的な範囲ってことで、15人以下にして欲しい。
明日は見学希望者と一緒に、陽天の報せより早めにここに来てくれればいい。ここからゲートで移動するからな。
あ、当然だけどゲート使用料はお宅持ちだぜ? 同行者の分も含めて、往復分の料金を忘れずにな」
「了解した。対応ありがとう。明日はよろしくね」
よし、中央農地への見学予約はこれで完了と。
正直な話、農業素人の俺たちが農地を見学しても、得られるものはさほど多くないかも知れない。
それでもリンカーズで栽培されている野菜の種類や、大規模な農園での魔物出現対策なんかは興味深いんだよね。
農園の規模と野菜の生産量、王国での流通状況とかも聞きたいな。仮に壁外で農場を作っても、需要がなければ流通させることが出来ないわけだし。
まだ日没までには時間があったので、ついでにウィルスレイアに行って、シルグリイド家への約束も取り付けてもらう。
詳しい話は後日として、2日後の陽天の報せに話をしたいと、冒険者ギルドを通して連絡する。
こちらからの一方的な連絡ではあるけど。事前連絡する分だけ今日のアポなし登城よりはマシだろう。
今日の用事はこれで全部済んだかな? それじゃベイクに帰るとしようか。
「農地見学は楽しみだけど、エリアキーパーか。
ランドビカミウリ級の魔物とまた戦わなきゃいけないなんて、頭が痛いね」
「それと今回は、出来れば女性陣は連れて行きたくない。
砂漠地帯の調査や魔物の殲滅まではいいとしても、エリアキーパー戦には参加させたくないんだよ」
「う~~! 悔しいけど、子供の事を考えると反論も出来ない~!」
「んー。都市建設の時期を、私達の出産後に設定することは可能なんじゃないですか?」
「うん。それは可能だと思うけど、私達の都合で建設時期を遅らせるのもどうかと思うな。
それにトーマとシンが異風の旋律の最大戦力だからね。出産を通して実戦から一定期間離れなきゃいけない私達だと、かえって足手纏いになりかねないかな?」
「うん。トーマとシンは、異風の旋律の中でも頭1つ抜けてるよね……。
全員の復帰を待つよりも、2人の補助に徹した方が良いかもしれないね……」
「うちらは流石にお力になれそうもないっすからね。悔しいところっすけど」
「私たちもリンカーズの冒険者と比べれば、悪くないペースで強くなってるみたいなんだけどね。
異風の旋律の人たちの強くなるペースが速すぎるのよ」
「――――そんなことになってるたぁなぁ。こりゃあ私も職人として、腹を括らなきゃあいけねぇらしい」
マーサが突然立ち上がり、決意に燃えた瞳で俺を射抜いてきた。
「トーマ! 嫌じゃなけりゃあよ、私の事を抱いてやってくれねぇか!」
……は?
マーサの言葉を聞いて、場の空気が凍り付いてしまった。
こいつちょいちょい、言動が理解できなくなることがあるよな。
0
あなたにおすすめの小説
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる