3 / 3
昌幸の無茶振り
しおりを挟む
上田の館、奥座敷。
雨戸の隙間から差し込む一条の光が、埃の粒子を照らし出している。その静寂を、硬質な音が破った。
「――パチリ」
黒い石が、琥珀色の碁盤の上に打ち下ろされる。
真田昌幸は、盤面を見つめたまま動かない。その横顔は、彫像のように静止しているが、纏う空気は煮えたぎる油のように熱を帯びている。
「……綱家。頭の具合はどうだ」
視線も合わせず、昌幸が低い声で問うた。
河原綱家は、平伏したまま冷や汗を拭った。鼻にかかる「目鏡」の重みが、今はやけに頼もしい。このレンズ越しでなければ、主君の圧に押し潰されていただろう。
「は。介抱のおかげで、大事ありませぬ」
「そうか。ならば働け」
昌幸の手が、碁笥(ごけ)の中でジャラジャラと石を鳴らす。
その音が、綱家の脳内デバイスには、不穏なカウントダウンのように響いた。
「越後へ行け。……源二郎(信繁)を連れて帰れ」
綱家の思考が一瞬、凍りついた。
源二郎信繁。真田家の次男であり、現在は上杉景勝の人質として春日山城に送られているはずだ。
人質を連れ帰る。それはすなわち、上杉との同盟破棄、あるいは宣戦布告を意味する。
「……殿。それは、御使いとして参れ、という意味でございましょうか」
「違うな」
昌幸は、ニヤリと口の端を歪めた。
「『盗んでこい』と言うておるのだ」
瞬間、綱家の視界が明滅した。
主君の放った言葉がトリガーとなり、脳内のOSが緊急演算を開始する。
[MISSION ORDER: RECEIVED]
[TARGET: SANADA NOBUSHIGE (HOSTAGE)]
[LOCATION: KASUGAYAMA CASTLE (ENEMY TERRITORY)]
[DISTANCE: 85km / TERRAIN: MOUNTAINOUS]
青白い光の羅列が、畳の上に重なって表示される。
春日山城の防衛データ、上杉軍の警備シフトの推測値、そして現在の真田と上杉の外交関係値(冷え切っている)。
すべての変数を入力し、ARが弾き出した答えは、あまりにも無慈悲だった。
[SUCCESS PROBABILITY: 5.2%]
[FATALITY RATE: 94.8%]
[WARNING: SUICIDAL MISSION]
「ご、ご乱心……いや、お待ちください!」
綱家は思わず声を荒らげた。
視界の端で「5.2%」の数値が赤く点滅している。現代の軍事常識で言えば、作戦中止どころか、立案者を軍法会議にかけるレベルの愚策だ。
「上杉は、北の巨龍にございます! 春日山城の守りは鉄壁、しかも源二郎様は人質として厳重に監視されているはず。それを盗み出すなど、正気の沙汰とは思えませぬ!」
綱家は、ARが提示する「論理的な反論リスト」を次々と口にした。
物理的な距離。警備兵の数。脱出ルートの欠如。成功率の低さ。
彼の言葉は理路整然としており、どこに出しても恥ずかしくない「正論」だった。
だが、昌幸は欠伸を噛み殺した。
「綱家。お前はいつから、そんなにつまらぬ男になった?」
「つ、つまらぬ……? 私は事実を……!」
「事実? くだらんな」
昌幸が、持っていた碁石を盤上に叩きつけた。
ガンッ!!
その音は、まるで銃声のように部屋の空気を震わせた。
ARの音声センサーが「衝撃音検知(IMPACT DETECTED)」の警告を出す。
昌幸が、獣のような瞳で綱家を射抜く。
その視線の鋭さに、綱家の網膜に表示されていた「論理的言い訳」のウィンドウが、ノイズと共に粉々に砕け散った。
「よいか、綱家。上杉はいま、西の秀吉に媚びるのに忙しい。景勝の目は京に向いておる。足元の蟻一匹、気づきはせぬ」
「しかし、気づかれたら終わりです! 真田は上杉の大軍に踏み潰されます!」
綱家が叫ぶと、昌幸は盤上の石を指差した。
そこには、黒と白の石が複雑に絡み合い、一見すると黒(真田)が包囲されているように見える局面があった。
「踏み潰されるか。……ふふ、そう思うか?」
昌幸の声色が、愉悦に変わる。
「徳川が動くぞ」
「……え?」
「家康の狸が、沼田の領地を寄越せと吠え始めた。わしが拒めば、奴らは必ず来る。……大軍でな」
綱家のARが、バックグラウンドで高速検索をかける。
史実データベース照合。天正十三年、第一次上田合戦。
徳川軍、約七千。対する真田、わずか千二百。
ARが「絶望的戦力差(OVERWHELMING DISADVANTAGE)」を表示する。
「徳川と戦うには、手駒が足りん。源二郎がいる。あやつの力が必要なのだ」
「ですから、上杉を敵に回しては、徳川と挟み撃ちに……!」
「そこで『賭け』よ」
昌幸は、まるで酒の肴の話でもするように言った。
「源二郎を取り戻せば、徳川相手に勝機が生まれる。失敗すれば、上杉と徳川に挟まれて真田は滅ぶ。……単純明快であろう?」
[LOGIC ERROR]
[STRATEGIC ASSESSMENT: INSANE]
綱家の脳内で、システムが悲鳴を上げている。
リスクとリターンが釣り合っていない。これは作戦ではない。ただの自殺行為だ。
「5パーセント……」
綱家は、震える唇でARの数値を呟いてしまった。
「あん?」
「い、いえ……成功する見込みは、万に一つも……」
「五分もあるなら十分ではないか」
昌幸は聞き逃さなかった。
綱家が「五分(5%)」と言ったわけではない。だが、この男は直感で、綱家の抱く絶望的な確率を嗅ぎ取ったのだ。
「綱家。わしはな、博打は嫌いだ。だが、イカサマは好物でな」
昌幸が立ち上がり、綱家の前に歩み寄る。
その影が、綱家の視界を覆う。
ARが主君の顔をスキャンしようとするが、ステータス画面は激しく乱れ、正常な値を表示しない。
[TARGET: SANADA MASAYUKI]
[STATUS: UNPREDICTABLE (予測不能)]
[THREAT LEVEL: ∞ (MEASUREMENT ERROR)]
「お前のその眼鏡には、何が見えている? 怯えか? 諦めか?」
昌幸の手が、綱家の肩を掴む。
万力のような力強さ。骨がきしむ音がする。
「行ってこい、綱家。失敗すれば真田は終わりだ」
主君は笑っていた。
一族の存亡がかかった瀬戸際で、まるで悪戯が見つかった子供のように、無邪気で、残酷な笑みを浮かべていた。
「わしを、楽しませてみろ」
ドン、と肩を突かれる。
綱家はたたらを踏み、後ずさった。
視界は真っ赤な警告色(アラート)で埋め尽くされている。
[EMERGENCY MISSION START]
[OBJECTIVE: SURVIVE & RETRIEVE]
[DEADLINE: IMMEDIATE]
「……承知、いたしました」
綱家は、乾いた喉からようやく声を絞り出した。
システムは「拒否(DENY)」を推奨し続けている。だが、目の前の怪物の前では、高度な演算システムも沈黙するしかなかった。
昌幸はもう、綱家を見ていなかった。
再び碁盤に向かい、パチリ、と次の石を打つ。
その音が、「行け」という無言の号令だった。
綱家は逃げるように部屋を出た。
廊下を歩く足取りは重い。だが、その瞳の奥では、ARがすでに春日山城への潜入ルートを、凄まじい速度で検索し始めていた。
論理(ロジック)が、狂気(カオス)に奉仕させられる。
胃の痛くなるような「観測」の旅が、ここから始まるのだ。
雨戸の隙間から差し込む一条の光が、埃の粒子を照らし出している。その静寂を、硬質な音が破った。
「――パチリ」
黒い石が、琥珀色の碁盤の上に打ち下ろされる。
真田昌幸は、盤面を見つめたまま動かない。その横顔は、彫像のように静止しているが、纏う空気は煮えたぎる油のように熱を帯びている。
「……綱家。頭の具合はどうだ」
視線も合わせず、昌幸が低い声で問うた。
河原綱家は、平伏したまま冷や汗を拭った。鼻にかかる「目鏡」の重みが、今はやけに頼もしい。このレンズ越しでなければ、主君の圧に押し潰されていただろう。
「は。介抱のおかげで、大事ありませぬ」
「そうか。ならば働け」
昌幸の手が、碁笥(ごけ)の中でジャラジャラと石を鳴らす。
その音が、綱家の脳内デバイスには、不穏なカウントダウンのように響いた。
「越後へ行け。……源二郎(信繁)を連れて帰れ」
綱家の思考が一瞬、凍りついた。
源二郎信繁。真田家の次男であり、現在は上杉景勝の人質として春日山城に送られているはずだ。
人質を連れ帰る。それはすなわち、上杉との同盟破棄、あるいは宣戦布告を意味する。
「……殿。それは、御使いとして参れ、という意味でございましょうか」
「違うな」
昌幸は、ニヤリと口の端を歪めた。
「『盗んでこい』と言うておるのだ」
瞬間、綱家の視界が明滅した。
主君の放った言葉がトリガーとなり、脳内のOSが緊急演算を開始する。
[MISSION ORDER: RECEIVED]
[TARGET: SANADA NOBUSHIGE (HOSTAGE)]
[LOCATION: KASUGAYAMA CASTLE (ENEMY TERRITORY)]
[DISTANCE: 85km / TERRAIN: MOUNTAINOUS]
青白い光の羅列が、畳の上に重なって表示される。
春日山城の防衛データ、上杉軍の警備シフトの推測値、そして現在の真田と上杉の外交関係値(冷え切っている)。
すべての変数を入力し、ARが弾き出した答えは、あまりにも無慈悲だった。
[SUCCESS PROBABILITY: 5.2%]
[FATALITY RATE: 94.8%]
[WARNING: SUICIDAL MISSION]
「ご、ご乱心……いや、お待ちください!」
綱家は思わず声を荒らげた。
視界の端で「5.2%」の数値が赤く点滅している。現代の軍事常識で言えば、作戦中止どころか、立案者を軍法会議にかけるレベルの愚策だ。
「上杉は、北の巨龍にございます! 春日山城の守りは鉄壁、しかも源二郎様は人質として厳重に監視されているはず。それを盗み出すなど、正気の沙汰とは思えませぬ!」
綱家は、ARが提示する「論理的な反論リスト」を次々と口にした。
物理的な距離。警備兵の数。脱出ルートの欠如。成功率の低さ。
彼の言葉は理路整然としており、どこに出しても恥ずかしくない「正論」だった。
だが、昌幸は欠伸を噛み殺した。
「綱家。お前はいつから、そんなにつまらぬ男になった?」
「つ、つまらぬ……? 私は事実を……!」
「事実? くだらんな」
昌幸が、持っていた碁石を盤上に叩きつけた。
ガンッ!!
その音は、まるで銃声のように部屋の空気を震わせた。
ARの音声センサーが「衝撃音検知(IMPACT DETECTED)」の警告を出す。
昌幸が、獣のような瞳で綱家を射抜く。
その視線の鋭さに、綱家の網膜に表示されていた「論理的言い訳」のウィンドウが、ノイズと共に粉々に砕け散った。
「よいか、綱家。上杉はいま、西の秀吉に媚びるのに忙しい。景勝の目は京に向いておる。足元の蟻一匹、気づきはせぬ」
「しかし、気づかれたら終わりです! 真田は上杉の大軍に踏み潰されます!」
綱家が叫ぶと、昌幸は盤上の石を指差した。
そこには、黒と白の石が複雑に絡み合い、一見すると黒(真田)が包囲されているように見える局面があった。
「踏み潰されるか。……ふふ、そう思うか?」
昌幸の声色が、愉悦に変わる。
「徳川が動くぞ」
「……え?」
「家康の狸が、沼田の領地を寄越せと吠え始めた。わしが拒めば、奴らは必ず来る。……大軍でな」
綱家のARが、バックグラウンドで高速検索をかける。
史実データベース照合。天正十三年、第一次上田合戦。
徳川軍、約七千。対する真田、わずか千二百。
ARが「絶望的戦力差(OVERWHELMING DISADVANTAGE)」を表示する。
「徳川と戦うには、手駒が足りん。源二郎がいる。あやつの力が必要なのだ」
「ですから、上杉を敵に回しては、徳川と挟み撃ちに……!」
「そこで『賭け』よ」
昌幸は、まるで酒の肴の話でもするように言った。
「源二郎を取り戻せば、徳川相手に勝機が生まれる。失敗すれば、上杉と徳川に挟まれて真田は滅ぶ。……単純明快であろう?」
[LOGIC ERROR]
[STRATEGIC ASSESSMENT: INSANE]
綱家の脳内で、システムが悲鳴を上げている。
リスクとリターンが釣り合っていない。これは作戦ではない。ただの自殺行為だ。
「5パーセント……」
綱家は、震える唇でARの数値を呟いてしまった。
「あん?」
「い、いえ……成功する見込みは、万に一つも……」
「五分もあるなら十分ではないか」
昌幸は聞き逃さなかった。
綱家が「五分(5%)」と言ったわけではない。だが、この男は直感で、綱家の抱く絶望的な確率を嗅ぎ取ったのだ。
「綱家。わしはな、博打は嫌いだ。だが、イカサマは好物でな」
昌幸が立ち上がり、綱家の前に歩み寄る。
その影が、綱家の視界を覆う。
ARが主君の顔をスキャンしようとするが、ステータス画面は激しく乱れ、正常な値を表示しない。
[TARGET: SANADA MASAYUKI]
[STATUS: UNPREDICTABLE (予測不能)]
[THREAT LEVEL: ∞ (MEASUREMENT ERROR)]
「お前のその眼鏡には、何が見えている? 怯えか? 諦めか?」
昌幸の手が、綱家の肩を掴む。
万力のような力強さ。骨がきしむ音がする。
「行ってこい、綱家。失敗すれば真田は終わりだ」
主君は笑っていた。
一族の存亡がかかった瀬戸際で、まるで悪戯が見つかった子供のように、無邪気で、残酷な笑みを浮かべていた。
「わしを、楽しませてみろ」
ドン、と肩を突かれる。
綱家はたたらを踏み、後ずさった。
視界は真っ赤な警告色(アラート)で埋め尽くされている。
[EMERGENCY MISSION START]
[OBJECTIVE: SURVIVE & RETRIEVE]
[DEADLINE: IMMEDIATE]
「……承知、いたしました」
綱家は、乾いた喉からようやく声を絞り出した。
システムは「拒否(DENY)」を推奨し続けている。だが、目の前の怪物の前では、高度な演算システムも沈黙するしかなかった。
昌幸はもう、綱家を見ていなかった。
再び碁盤に向かい、パチリ、と次の石を打つ。
その音が、「行け」という無言の号令だった。
綱家は逃げるように部屋を出た。
廊下を歩く足取りは重い。だが、その瞳の奥では、ARがすでに春日山城への潜入ルートを、凄まじい速度で検索し始めていた。
論理(ロジック)が、狂気(カオス)に奉仕させられる。
胃の痛くなるような「観測」の旅が、ここから始まるのだ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる