最後の人生、最後の願い

総帥

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第1章 幼少期

5 特待生制度ばんざい

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 俺は華族に生まれたこともある。直前の生では孤児だったため、格差に戸惑ったものだ。上流階級の生活に慣れるまで大変だった。

 上から下までいろんな人生を送ってきた。だからこそ、生まれで人生の全てが決まるってのは、やっぱ嫌だな...。昔は、それが当たり前だったはずなんだがな。


 「じゃあおれは、しょみんはまなぶきかいもあたえられないのか...。」
 ぼそっと呟いてしまった。父超びっくりしてる。

 「お前、話の内容理解してたのか...!?すごいな!つか学ぶ機会とか、どこで覚えた?」

 
 あれ、やっちゃった?どうやら、俺が魔法をすぐ使えなくてがっかりー。くらいにしか理解してないと思ってたらしい。

 教育格差に悩む5歳児なんていねーよ!どどどうにか言い訳...!


 「俺の息子は天才か!いやーはっはっはっ!!」

 しかし父さんはあまり気にしてなかった。助かった...?


 「安心しろ。庶民にも勉強する方法はいくらでもあるさ。貴族に比べりゃ道は遠いけどな。
 
 例えば王立学校では特待生制度があって、優秀な子供には国が金を出してくれる。とはいえ入学までにある程度の学力が必要だから、この制度が適用されることは少ない。

 そして普通の学校を卒業した後でも、意欲があれば上の学校に行ける。まあそれなりに学費がかかるから、大体働きながら通うな。

 そうすりゃ優秀な奴は出世も可能だ。現に、城勤めの文官にも平民出身はわりといるらしいぞ。」


 ほうほう。専門学校みたいなもんに行けるのか?それなら...よかった。ところで、

 「おとーさんはべんきょうしなかった?」
 たしか父さんは読み書きは最低限、計算は超苦手とか言ってた気がする。魔法は人並みに使えるとかなんとか。

 「おう!めんどくせえからな!」


 だっはっはっはっは!!!と、豪快に笑い飛ばす父。

 
 うーん。わかっちゃいたけどダディ、あんた所謂脳筋だったんだな...。
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