3 / 3
3.「にゃんにゃん、にゃらら~♪」
しおりを挟む
「にゃんにゃん、にゃらら~♪」
わて、いやちゃんと私というべきやろか。
まあ、どっちでもええや。
わてがこの呪文を唱えるとあらら不思議。
鳥の形をしたブレスレットの飾りが光ってな……。
魔女っ娘に変身や!
「浪花の魔女っ娘ヒタニャラルラことヒータニャラや♡」
フッ、決まったわ……。
高架橋の柱にもたれてわてがポーズを決めていると。
「あほかーっ!」
バシコーン‼
「痛てーっっ!」
ハリセンが顔面に飛んできてわては痛さのあまりその場に転げ回る。
「痛いわボケー! 何すんやこの焼き鳥!」
叫ぶわての目の前にいるのは相棒のお供であるオウムのキトリやった。
他の魔女っ娘が可愛い猫のお供とかなのに、何でかわての前に現れたのはこのオウムだった。
小うるさいしおかんみたいに世話焼きやしで暑苦しい程の熱血だし。
キトリじゃなくて焼き鳥呼びで充分や。
「ああ? またわいの悪口言うてるな。このどら猫が!」
おまけにキトリの口の悪さ言うたら。
ある意味で鳥界のトップやこりゃ。
「はよ魔女っ娘の説明せんか!」
キトリが明後日の方向に翼で器用に持ったハリセンを向けて言う。
はあ~。
そんなの他の魔女っ娘がすでにくどいほど説明してると思うんやけれど。
まあ、お決まりの文句やな。
三角のとんがり帽子の先には星の形の飾りが一つ。
黒いローブには魔女っ娘の証のブローチが光っているんや。
ブローチの一部の水晶の中身がまだ三日月の形やから、これが満ちると完全な魔女になれるんやで。
「どや。完璧な説明や。わて天才」
「まあまあやったで」
欠伸をしつつキトリが言い、わての肩に乗ってきた。
「ヒータニャラ。次の魔女昇格試験の内容は分かっとるやろうな?」
「もちろんや」
にやりとわては笑みを浮かべて言い放つ。
「魔女昇格試験第三関門・魔法でぬいぐるみを動かす、やろ?」
「そや」
キトリが頷いて、わての目をしっかりと見た。
「見事に踊らせる様に動かせばいいんや。その方が試験官の魔女の評価も高い」
「踊らせる様にか……」
ふーむ、とわては顎に手を当てて唸る。
魔法で物を動かすにはちょうっと工夫というか、苦労がいる。
わては人を笑かすことは得意やけれど魔法は正直苦手や。
この間の試験かてものごっつう苦労した末に何とか合格したんや。
「……にゃんにゃん、にゃらら~! 杖よ出てこい!」
ふぉん!
不思議な音がして、わての左手に杖が現れる。
安堵っちゅうのはこういう事を言うんやな。
大きく息を吐いてわては胸を撫でおろす。
無事に利き手に杖は握られているのを確かめて、惚れ惚れとその杖に見惚れてしまった。
琥珀色の宝石が先端に輝くわてだけの杖。
う~んやっぱりわて天才や!
「はよせいや! いい加減に杖見つめてニヤニヤするんはやめい!」
またも飛んできたハリセンを今度は避けてからわてはキトリにあっかんべーをしてやる。
「あー! こんのどら猫がふざけよって!」
「こちとら真面目にやってるわこんの焼き鳥!」
(※……このあと本当にレベルが低いやり取りの為割愛)
怒ったキトリと丁々発止のやりとりをすること数分間。
お互いに肩で息をしてキトリとわての舌戦は小休止。
「で、キトリ試験やけど」
「ああ」
「ぬいぐるみは自分のぬいぐるみを持って行っていいんか?」
「あ、そら違うわ」
キトリが翼を左右に振る。
「自分の持って行ったらもしかして不正を行う魔女っ娘もいるかもしれんがな。まあ、そんな魔女っ娘が魔女になる資格はない」
「そやな」
わてはもっともな意見に頷いてから改めて自分が魔女になりたい理由を心の中で呟いた。
「……どうしても魔女になりたいんや。どうしてもな」
「わかってる。お前さんが魔女になりたいんは本物の思いや」
肩でキトリが言ってくれた言葉に勇気が湧いてくる。
ニカッ、と笑みを浮かべてわてはどんと胸を叩いた。
やってやる、今回の試験絶対に合格してやるんや!
それから試験の満月の夜までわてとキトリはぬいぐるみを動かす特訓をした。
日夜を惜しんで練習したかったんやけれど、わては小学生でもある。
昼間は普通の小学生をやらなあかん。
夜は家族に隠れてこっそりと家を抜け出し、いつもの高架橋の下で懐中電灯の明かりを頼りにぬいぐるみを動かす練習をした。
おかげさまでぬいぐるみを自由自在とはいかんでも盆踊りくらいの踊りを踊れるようになった。
けれどわては納得はいってなかった。
もっと、もっとすごい動きをさせたい。
そしたら一番の成績で合格できるかもしれん。
もっと、もっと……。
「ヒータニャラ」
キトリに呼ばれて腕時計を見た。
今日は、放課後からずっと練習をしていた。
「今日はもう止めとき」
「いや、まだや。まだやる」
「ヒータニャラ。止めとき」
強い口調で言われてカチンときた。
「何でや! わてまだまだ納得してないんや! いっちばんの成績で合格せなあかんのや!」
「……ヒータニャラ。今回の試験、お前さんは落ちる」
「な!」
キトリの言葉にわては目を見開いた。
お供のキトリが言うことは今まで間違いなんてひとっつもなかった。
だから、そう言うって事は……。
「どうしてやキトリ」
「……」
「キトリ」
「…………落ち着いてよう聞け」
落ち着かなあかんのに、わての目からは涙が溢れた。
何や理由まだ説明されてんのに悔しくて悔しくて涙が次から次へと出てきた。
だって、すっごい動きを見せればみんなに勝てるのに。
「初心を忘るべからず、や」
「キトリ……」
「お前さんが、魔女になりたい理由を素直に思い出すんや」
「それは」
「そや。わいが初めてヒータニャラと出会った時言ったやろ? 忘れたんか」
ハッとした。
わての頭に初めてキトリとの会話が思い起こされる。
“お前さんほど強い心の光を持った魔女っ娘見たことないわ。絶対にものごっつい魔女になれる素質があるで”
「ものごっつい魔女……」
「そや」
「キトリ」
「ん?」
肩に乗ってきたキトリの羽毛からあたたかさが感じられる。
頬を摺り寄せると、日なたのいい匂いがした。
「……わて忘れてたや。大事なこと」
「言うてみ」
「みんなに勝つことよりも、自分のベストを尽くすことの大切さを」
「そや」
「ほんまに初心忘るべからず、やな」
「ああ。それでこそわいの信じたヒータニャラや」
後日。
「ヒータニャラ」
試験官の魔女の厳しい声が広場に響いた。
ごくり、と唾を飲み込む。
わては頑張った。
頑張ったんや。
「ほんとうに見事だったよ。合格だ」
わー、と他の魔女っ娘の歓声が上がった。
「やった、やったで!」
「やったな、さすがヒータニャラや」
満月の夜空の下で飛び上がってわてとキトリはハイタッチを交わしたのだった。
わて、いやちゃんと私というべきやろか。
まあ、どっちでもええや。
わてがこの呪文を唱えるとあらら不思議。
鳥の形をしたブレスレットの飾りが光ってな……。
魔女っ娘に変身や!
「浪花の魔女っ娘ヒタニャラルラことヒータニャラや♡」
フッ、決まったわ……。
高架橋の柱にもたれてわてがポーズを決めていると。
「あほかーっ!」
バシコーン‼
「痛てーっっ!」
ハリセンが顔面に飛んできてわては痛さのあまりその場に転げ回る。
「痛いわボケー! 何すんやこの焼き鳥!」
叫ぶわての目の前にいるのは相棒のお供であるオウムのキトリやった。
他の魔女っ娘が可愛い猫のお供とかなのに、何でかわての前に現れたのはこのオウムだった。
小うるさいしおかんみたいに世話焼きやしで暑苦しい程の熱血だし。
キトリじゃなくて焼き鳥呼びで充分や。
「ああ? またわいの悪口言うてるな。このどら猫が!」
おまけにキトリの口の悪さ言うたら。
ある意味で鳥界のトップやこりゃ。
「はよ魔女っ娘の説明せんか!」
キトリが明後日の方向に翼で器用に持ったハリセンを向けて言う。
はあ~。
そんなの他の魔女っ娘がすでにくどいほど説明してると思うんやけれど。
まあ、お決まりの文句やな。
三角のとんがり帽子の先には星の形の飾りが一つ。
黒いローブには魔女っ娘の証のブローチが光っているんや。
ブローチの一部の水晶の中身がまだ三日月の形やから、これが満ちると完全な魔女になれるんやで。
「どや。完璧な説明や。わて天才」
「まあまあやったで」
欠伸をしつつキトリが言い、わての肩に乗ってきた。
「ヒータニャラ。次の魔女昇格試験の内容は分かっとるやろうな?」
「もちろんや」
にやりとわては笑みを浮かべて言い放つ。
「魔女昇格試験第三関門・魔法でぬいぐるみを動かす、やろ?」
「そや」
キトリが頷いて、わての目をしっかりと見た。
「見事に踊らせる様に動かせばいいんや。その方が試験官の魔女の評価も高い」
「踊らせる様にか……」
ふーむ、とわては顎に手を当てて唸る。
魔法で物を動かすにはちょうっと工夫というか、苦労がいる。
わては人を笑かすことは得意やけれど魔法は正直苦手や。
この間の試験かてものごっつう苦労した末に何とか合格したんや。
「……にゃんにゃん、にゃらら~! 杖よ出てこい!」
ふぉん!
不思議な音がして、わての左手に杖が現れる。
安堵っちゅうのはこういう事を言うんやな。
大きく息を吐いてわては胸を撫でおろす。
無事に利き手に杖は握られているのを確かめて、惚れ惚れとその杖に見惚れてしまった。
琥珀色の宝石が先端に輝くわてだけの杖。
う~んやっぱりわて天才や!
「はよせいや! いい加減に杖見つめてニヤニヤするんはやめい!」
またも飛んできたハリセンを今度は避けてからわてはキトリにあっかんべーをしてやる。
「あー! こんのどら猫がふざけよって!」
「こちとら真面目にやってるわこんの焼き鳥!」
(※……このあと本当にレベルが低いやり取りの為割愛)
怒ったキトリと丁々発止のやりとりをすること数分間。
お互いに肩で息をしてキトリとわての舌戦は小休止。
「で、キトリ試験やけど」
「ああ」
「ぬいぐるみは自分のぬいぐるみを持って行っていいんか?」
「あ、そら違うわ」
キトリが翼を左右に振る。
「自分の持って行ったらもしかして不正を行う魔女っ娘もいるかもしれんがな。まあ、そんな魔女っ娘が魔女になる資格はない」
「そやな」
わてはもっともな意見に頷いてから改めて自分が魔女になりたい理由を心の中で呟いた。
「……どうしても魔女になりたいんや。どうしてもな」
「わかってる。お前さんが魔女になりたいんは本物の思いや」
肩でキトリが言ってくれた言葉に勇気が湧いてくる。
ニカッ、と笑みを浮かべてわてはどんと胸を叩いた。
やってやる、今回の試験絶対に合格してやるんや!
それから試験の満月の夜までわてとキトリはぬいぐるみを動かす特訓をした。
日夜を惜しんで練習したかったんやけれど、わては小学生でもある。
昼間は普通の小学生をやらなあかん。
夜は家族に隠れてこっそりと家を抜け出し、いつもの高架橋の下で懐中電灯の明かりを頼りにぬいぐるみを動かす練習をした。
おかげさまでぬいぐるみを自由自在とはいかんでも盆踊りくらいの踊りを踊れるようになった。
けれどわては納得はいってなかった。
もっと、もっとすごい動きをさせたい。
そしたら一番の成績で合格できるかもしれん。
もっと、もっと……。
「ヒータニャラ」
キトリに呼ばれて腕時計を見た。
今日は、放課後からずっと練習をしていた。
「今日はもう止めとき」
「いや、まだや。まだやる」
「ヒータニャラ。止めとき」
強い口調で言われてカチンときた。
「何でや! わてまだまだ納得してないんや! いっちばんの成績で合格せなあかんのや!」
「……ヒータニャラ。今回の試験、お前さんは落ちる」
「な!」
キトリの言葉にわては目を見開いた。
お供のキトリが言うことは今まで間違いなんてひとっつもなかった。
だから、そう言うって事は……。
「どうしてやキトリ」
「……」
「キトリ」
「…………落ち着いてよう聞け」
落ち着かなあかんのに、わての目からは涙が溢れた。
何や理由まだ説明されてんのに悔しくて悔しくて涙が次から次へと出てきた。
だって、すっごい動きを見せればみんなに勝てるのに。
「初心を忘るべからず、や」
「キトリ……」
「お前さんが、魔女になりたい理由を素直に思い出すんや」
「それは」
「そや。わいが初めてヒータニャラと出会った時言ったやろ? 忘れたんか」
ハッとした。
わての頭に初めてキトリとの会話が思い起こされる。
“お前さんほど強い心の光を持った魔女っ娘見たことないわ。絶対にものごっつい魔女になれる素質があるで”
「ものごっつい魔女……」
「そや」
「キトリ」
「ん?」
肩に乗ってきたキトリの羽毛からあたたかさが感じられる。
頬を摺り寄せると、日なたのいい匂いがした。
「……わて忘れてたや。大事なこと」
「言うてみ」
「みんなに勝つことよりも、自分のベストを尽くすことの大切さを」
「そや」
「ほんまに初心忘るべからず、やな」
「ああ。それでこそわいの信じたヒータニャラや」
後日。
「ヒータニャラ」
試験官の魔女の厳しい声が広場に響いた。
ごくり、と唾を飲み込む。
わては頑張った。
頑張ったんや。
「ほんとうに見事だったよ。合格だ」
わー、と他の魔女っ娘の歓声が上がった。
「やった、やったで!」
「やったな、さすがヒータニャラや」
満月の夜空の下で飛び上がってわてとキトリはハイタッチを交わしたのだった。
1
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
ノビの大活躍――いくら丼の奇跡【トランザニヤ物語SS】
楓 隆寿
絵本
*カクヨムさんでも掲載中です。
異世界冒険譚【トランザニヤ物語】のSS
絵本にしてみました。
いくら(丼)をフィーチャーした作品です。
この世に、神の涙と呼ばれる食材がある。その正体は、東の国「ヤマト」の古文書に記された「いくら丼」だった!
氷に覆われた王国を救うため、若き料理人ノビは、氷の姫リュミナと共に大冒険へ旅立つ。
魔導鍋を武器に海竜の守護を突破し、氷の大地で幻の穀物を収穫。そして、火山の麓で魂を込めた器を創り上げる。
はたしてノビは、すべての難題を乗り越え、絶望に閉ざされた王国に奇跡を起こせるのか?
料理の力と、小さな勇気が紡ぐ、心温まるファンタジー冒険譚。
#AIイラスト
生まれることも飛ぶこともできない殻の中の僕たち
はるかず
児童書・童話
生まれることもできない卵の雛たち。
5匹の殻にこもる雛は、卵の中でそれぞれ悩みを抱えていた。
一歩生まれる勇気さえもてない悩み、美しくないかもしれない不安、現実の残酷さに打ちのめされた辛さ、頑張れば頑張るほど生まれることができない空回り、醜いことで傷つけ傷つけられる恐怖。
それぞれがそれぞれの悩みを卵の中で抱えながら、出会っていく。
彼らは世界の美しさを知ることができるのだろうか。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
お月様とオオカミのぼく
いもり〜ぬ(いもいもぶーにゃん)
絵本
ある日の雲一つない澄みわたった夜空にぽっかり浮かぶ大きな満月。その下に広がる草原に一匹の…まだ子供の真っ黒なオオカミがちょこんと座っていた。
「今日は、すごい大きくて、すごい丸くて、立派なお月様…こんなお月様の夜は、人間になれるって森の図書室の本で読んだけど…ええっと…えーっと…どうするんやっけ…?」
と、うーんと考え込む子供のオオカミ。
「えーっと、まずは、立つんやったっけ?」
うーん…と言いながら、その場で立ち上がってみた。
「えーっと、次は、確か…えーっと…お月様を見上げる?…」
もしよろしければ、続きは本文へ…🌝🐺
【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。
しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。
そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。
そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
大阪弁が上手で自然な感じが出てますね。
ノリと勢いに吹きました!
キャラの名前や「あいるん、あいるんるん〜♪」などの言葉にセンスを感じます!