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第11章 神の暇つぶし編
②レインとロキ神
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俺は、司を愛している。あいつがいなければ生きていけない。
あの時、川で溺れた司を俺は助けた・・だが実はそうじゃない。あの時が、俺にとって地球で過ごせるタイムリミットだったんだ・・
司と出会ってからしばらくは地球で過ごしていたが、使者としてアンダムに戻らなければならなかった俺は、神に連れ戻されそうになり抵抗した。
それで川に引きずり込まれそうになって・・それを見た司が川に飛び込んだんだ。
司は俺が助けたが、結局俺は神に記憶と精神を引き剥がされ、アンダムに連れ戻された。俺には司 しかいないんだ!もうアンダムに戻る選択肢など俺にはなかったのに。
神に記憶の半分を異世界の狭間に置き去りにされた俺は、ほとんどの力を失った上、白猫にされてしまった。
アンダムで、司によく似た背格好のセスを見つけた。俺の記憶を半分持てるくらいには気量がありそうだったし、真っ白で純粋なセスこそ俺に必要な人間だった。そこですぐに俺の印を付けて準備した。
なのに何故か女体化したセスが現れて、あの小さな器には置き去りになった記憶が全て入り切らなかった。本当にタイミングが悪い!
セスから毎日少しずつ、俺の記憶を聞かされるたびに力を付けていったが、人間の姿はまだ不完全で、使者として異世界転移も転生も出来ないままだった。
今はもう、俺の記憶はほとんど戻っている。セスに預けた記憶を俺が全て思い出して、完全に力が戻ったら、今度は司をこちらへ異世界転移させるつもりだったんだ。
なのに・・1ヶ月前に司が、あの川で入水自殺を図ってしまった。器がないと、こちらに転移させられない。
今、司の魂が行き場を失ってさまよっている。司の肉体が今、死にかけているんだろう。
それで仕方がなく、俺はセスの器を利用した。セスも司も、セスの肉体にいられない時は、きっと異世界の狭間をさまよっている。どちらも危うい状態だ。
司の肉体さえ助かれば!それを願うばかりだ・・だが、もしも司の肉体が死んでしまったら・・その時は司を諦める。あの体はセスのもの・・仕方がない。
とにかく、司・・生きてほしい。あとは神だ。神に会う必要がある。もうすぐ決着がつく。
俺は元々神の眷属で神意を代行して現世の人間と接触する者だ。神の眷属としてある程度の力が残っていたとしても、神の怒りに触れて失った力は元には戻らなかった。
司の肉体が死んだ瞬間に異世界転生させる事も、今の俺には出来ない。
全ての力を取り戻し、司を救ったら・・その時は眷属としての力も、魔法の力すら失ってもいい。もう司を愛する事以外、生きる理由がないんだ。
「レインさぁ、俺の事を見捨てるって言うの?ずーっと眷属として可愛がって来たのにさ?俺よりもその司って子を取るんだ?ちょっと酷いんじゃないの?もう100年以上一緒にいるっていうのに、たった数年の付き合いしかない司を?泣いちゃうけどね、俺は」
いきなり声が聞こえたと思ったら、体ごと見知らぬ空間に飛ばされた。
どこだ!?宇宙空間か?青い星が見える、地球だ・・司、今すぐにでもお前の元に駆けつけてやりたい!
ロキ・・悪戯好きの神。
邪悪な気質で、気が変わりやすい子供のように戯れが好きなやつ・・俺はこの嘘つきな神に騙されて、悪趣味な異世界転生の使者なんてさせられている。まあ、おかげで司に出会えたんだからお釣りはくるけれど。
100年も眷属として仕えてきた・・もうすぐ契約の時は終わる。
「ロキ、もう十分だろ?俺は随分とロキに尽くしてきたはずだ。そもそもロキとの契約だって100年だっただろ?初めてなんだよ、誰かを真剣に愛するなんて。お願いだ!司を救ってくれ!地球でも、アンダムでもどちらで生きようが構わない!俺は、司と一緒にいたいんだよ!」
ロキがコロコロと姿を変える。男性になったり、女性になったりと変身を繰り返しながら、俺の周りの空間を忙しなく動く。
「レインが好きな姿はどれだったかなぁ?これ?あ、こっちか?沢山抱いてくれたのに、もう俺の身体は用済み?愛って飽きるよ?俺たちみたいにさ。司は生まれて26年でしょ?あと10年も経てば、いいおじさんじゃない?俺なんかいつまでも綺麗なままいられるけど?」
確かに魅力的な容姿には違いない・・それで騙されたと言っても過言ではないんだ。だけど、心から愛せなかった。ロキだって、ただの気まぐれなんだ。俺は、誰かに心から愛されたいとずっと思っていたんだ。
「そう?俺はレインを愛してると思うよ?俺の側に居なよ、レイン」
この調子で俺は、いつもロキに心を弄ばれて愛を諦めていたんだ。
「弄ぶなんて、人聞きが悪いよ?んー、あんまりいないんだよね?レインみたいにさ、好みの容姿のいい男・・あぁ、そういえば・・俺のセス、あの子は本当に可愛いよね。早く欲しいね・・そうなると、やっぱり邪魔なんだよねー、司。セスから早く司を出してさ、俺がセスを迎えに行くよ!」
また・・そんな勝手な・・
頼むから、もう何も奪わないでくれよ!
それにセスは駄目だ!もうすでに、女体化の呪術にかかって苦しんでいる。今まで、随分と苦しい思いをしてきたんだ!今回だって、司に肉体を奪われる形にしてしまった。どうにか、セスに身体を返してやらないと。
「ロキ・・俺に出来ることはあるか?セスを奪わないでくれ・・それに司も助けると約束してくれたら・・またお前と契約・・してもいい」
「へぇ?レインは司と生きなくていいんだ?仕方ないかぁ、セスが俺に狙われちゃったら、レインは自分を差し出すしかないよね?いいよ?そうしよう!」
司・・ごめんな・・
お前と・・一緒に、居たかった。
神に目を付けられてしまえば、俺の計画なんていとも簡単に諦めなければならない。これまでの時間も努力も何もかも、あっさりと無になる。
でも、セスは駄目だ・・あの子は純粋過ぎて、ロキに奪われる訳にはいかない。
司、死ぬな!俺がいなくても、ちゃんと生きていけ・・どうか・・幸せでいてくれ・・司、最後に必ずお前に会いに行くから。待っていてくれ・・
「あぁ・・約束だ・・」
「俺のレイン、約束だよ!」
また俺は、ロキに囚われながら、生きていくんだな。
あの時、川で溺れた司を俺は助けた・・だが実はそうじゃない。あの時が、俺にとって地球で過ごせるタイムリミットだったんだ・・
司と出会ってからしばらくは地球で過ごしていたが、使者としてアンダムに戻らなければならなかった俺は、神に連れ戻されそうになり抵抗した。
それで川に引きずり込まれそうになって・・それを見た司が川に飛び込んだんだ。
司は俺が助けたが、結局俺は神に記憶と精神を引き剥がされ、アンダムに連れ戻された。俺には司 しかいないんだ!もうアンダムに戻る選択肢など俺にはなかったのに。
神に記憶の半分を異世界の狭間に置き去りにされた俺は、ほとんどの力を失った上、白猫にされてしまった。
アンダムで、司によく似た背格好のセスを見つけた。俺の記憶を半分持てるくらいには気量がありそうだったし、真っ白で純粋なセスこそ俺に必要な人間だった。そこですぐに俺の印を付けて準備した。
なのに何故か女体化したセスが現れて、あの小さな器には置き去りになった記憶が全て入り切らなかった。本当にタイミングが悪い!
セスから毎日少しずつ、俺の記憶を聞かされるたびに力を付けていったが、人間の姿はまだ不完全で、使者として異世界転移も転生も出来ないままだった。
今はもう、俺の記憶はほとんど戻っている。セスに預けた記憶を俺が全て思い出して、完全に力が戻ったら、今度は司をこちらへ異世界転移させるつもりだったんだ。
なのに・・1ヶ月前に司が、あの川で入水自殺を図ってしまった。器がないと、こちらに転移させられない。
今、司の魂が行き場を失ってさまよっている。司の肉体が今、死にかけているんだろう。
それで仕方がなく、俺はセスの器を利用した。セスも司も、セスの肉体にいられない時は、きっと異世界の狭間をさまよっている。どちらも危うい状態だ。
司の肉体さえ助かれば!それを願うばかりだ・・だが、もしも司の肉体が死んでしまったら・・その時は司を諦める。あの体はセスのもの・・仕方がない。
とにかく、司・・生きてほしい。あとは神だ。神に会う必要がある。もうすぐ決着がつく。
俺は元々神の眷属で神意を代行して現世の人間と接触する者だ。神の眷属としてある程度の力が残っていたとしても、神の怒りに触れて失った力は元には戻らなかった。
司の肉体が死んだ瞬間に異世界転生させる事も、今の俺には出来ない。
全ての力を取り戻し、司を救ったら・・その時は眷属としての力も、魔法の力すら失ってもいい。もう司を愛する事以外、生きる理由がないんだ。
「レインさぁ、俺の事を見捨てるって言うの?ずーっと眷属として可愛がって来たのにさ?俺よりもその司って子を取るんだ?ちょっと酷いんじゃないの?もう100年以上一緒にいるっていうのに、たった数年の付き合いしかない司を?泣いちゃうけどね、俺は」
いきなり声が聞こえたと思ったら、体ごと見知らぬ空間に飛ばされた。
どこだ!?宇宙空間か?青い星が見える、地球だ・・司、今すぐにでもお前の元に駆けつけてやりたい!
ロキ・・悪戯好きの神。
邪悪な気質で、気が変わりやすい子供のように戯れが好きなやつ・・俺はこの嘘つきな神に騙されて、悪趣味な異世界転生の使者なんてさせられている。まあ、おかげで司に出会えたんだからお釣りはくるけれど。
100年も眷属として仕えてきた・・もうすぐ契約の時は終わる。
「ロキ、もう十分だろ?俺は随分とロキに尽くしてきたはずだ。そもそもロキとの契約だって100年だっただろ?初めてなんだよ、誰かを真剣に愛するなんて。お願いだ!司を救ってくれ!地球でも、アンダムでもどちらで生きようが構わない!俺は、司と一緒にいたいんだよ!」
ロキがコロコロと姿を変える。男性になったり、女性になったりと変身を繰り返しながら、俺の周りの空間を忙しなく動く。
「レインが好きな姿はどれだったかなぁ?これ?あ、こっちか?沢山抱いてくれたのに、もう俺の身体は用済み?愛って飽きるよ?俺たちみたいにさ。司は生まれて26年でしょ?あと10年も経てば、いいおじさんじゃない?俺なんかいつまでも綺麗なままいられるけど?」
確かに魅力的な容姿には違いない・・それで騙されたと言っても過言ではないんだ。だけど、心から愛せなかった。ロキだって、ただの気まぐれなんだ。俺は、誰かに心から愛されたいとずっと思っていたんだ。
「そう?俺はレインを愛してると思うよ?俺の側に居なよ、レイン」
この調子で俺は、いつもロキに心を弄ばれて愛を諦めていたんだ。
「弄ぶなんて、人聞きが悪いよ?んー、あんまりいないんだよね?レインみたいにさ、好みの容姿のいい男・・あぁ、そういえば・・俺のセス、あの子は本当に可愛いよね。早く欲しいね・・そうなると、やっぱり邪魔なんだよねー、司。セスから早く司を出してさ、俺がセスを迎えに行くよ!」
また・・そんな勝手な・・
頼むから、もう何も奪わないでくれよ!
それにセスは駄目だ!もうすでに、女体化の呪術にかかって苦しんでいる。今まで、随分と苦しい思いをしてきたんだ!今回だって、司に肉体を奪われる形にしてしまった。どうにか、セスに身体を返してやらないと。
「ロキ・・俺に出来ることはあるか?セスを奪わないでくれ・・それに司も助けると約束してくれたら・・またお前と契約・・してもいい」
「へぇ?レインは司と生きなくていいんだ?仕方ないかぁ、セスが俺に狙われちゃったら、レインは自分を差し出すしかないよね?いいよ?そうしよう!」
司・・ごめんな・・
お前と・・一緒に、居たかった。
神に目を付けられてしまえば、俺の計画なんていとも簡単に諦めなければならない。これまでの時間も努力も何もかも、あっさりと無になる。
でも、セスは駄目だ・・あの子は純粋過ぎて、ロキに奪われる訳にはいかない。
司、死ぬな!俺がいなくても、ちゃんと生きていけ・・どうか・・幸せでいてくれ・・司、最後に必ずお前に会いに行くから。待っていてくれ・・
「あぁ・・約束だ・・」
「俺のレイン、約束だよ!」
また俺は、ロキに囚われながら、生きていくんだな。
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