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チャンスの神様は前髪しかないらしい
王宮で夜会が行われた三日後。
ロレッタは仲の良い侯爵令嬢、シンシアの家を訪れていた。
婚約破棄騒動を心配した友人たちに呼び出されたからである。
「ロレッタ、災難だったわね。まさか王宮であんなことが起きるだなんて。ハラハラしたわ」
「私も目を疑ったわ。ライナルトって保守的で古臭い男だと思っていたけれど、あの場で悪目立ちが出来るほどメンタルが強かったなんてね。あ、少しも褒めてないわよ?」
「それで結局どうなったの? おじさまもさぞお怒りでしょう」
ロレッタが応接間に顔を出した途端、シンシアに続いて伯爵令嬢のジュリア、子爵令嬢のアイリーンも駆け寄ってきた。
三人とも騒動の顛末がよほど気になっているのか、お茶の準備が整ったテーブルへ戻る素振りも無い。
ロレッタを含めた四人は年齢も近く、幼い頃からの幼馴染みである。
よって、彼女たちが親友の身に起きた出来事に心を痛めている――ようでいて、それ以上に好奇心が勝っていることは明白だった。
ロレッタの勝気な性格や、お転婆な本性を良く知る三人は、彼女がこんなことで傷付かないことなど百も承知なのだ。
わかりやすい親友たちにロレッタも苦笑してしまうが、夜会の際には最前列で見守っていてくれたことも知っている。
「あなたたち、絶対面白がっているでしょう? 気持ちはわかるけれど。でも本当に最悪だったのよ? 家族も親戚もエリック伯爵家に対してカンカンだし……。翌朝に伯爵夫妻がライナルト様抜きで謝罪に来たのだけど、可哀想なくらいに憔悴していたわ」
「そういえば、あの日はファンネル伯爵夫妻もエリック伯爵夫妻も、夜会に出席されていなかったものね?」
ロレッタはシンシアの問いに頷いてみせ、あの日はロレッタの両親は父のギックリ腰の為に急遽夜会を欠席し、ライナルトの両親は領地でアクシデントがあって到着が遅れていたことを伝える。
「つまり、『親の居ない今がチャンス!』とでも考えたってわけね。なんて短絡的な男なのかしら」
「大勢の前で宣言さえすれば、見ていた貴族が証人となって、事実として受け止められるとでも思ったのでしょうね。そんなはずないのに」
ジュリアとアイリーンが呆れているが、ロレッタも同じように考えていた。
イヴリン様との婚約を一日も早く認めさせたくて、強硬手段に出たに決まっているわ。
当然、気に入らない私への意趣返しも含まれていたのだろうけれど。
――なんて馬鹿で最低な男。
「そういえば、イヴリン様のお話は聞いた?」
ようやく椅子に座り、全員が一息ついたタイミングで、シンシアが意味深な様子で皆の顔を見回した。
侯爵家の茶葉だけあって、勧められた紅茶は香り高く、並べられたプチケーキも華やかである。
何も知らない他の三人が首を振って否定をすると、四人は自然とテーブルの中心に顔を近付けあって、内緒話の体勢になった。
「あの方、最近子爵家に引き取られたばかりだったのですって。夜会での振舞いのせいで、修道院行きは免れないのだとか」
「あら、どうりで見たことがない顔だと思ったわ」
「貴族の常識があれば、あんなこと仕出かすはずがないものね。納得だわ」
「……ライナルト様も一応貴族のはずなのだけど」
ポロっと零れたロレッタの言葉に、顔を見合わせた四人は思わず笑ってしまう。
ロレッタはライナルトへの鬱憤が消えていくようで、三人に心の中で感謝をしていた。
「それにしても、ロレッタの飛び蹴りは相変わらずキレがあって素晴らしかったわね」
「ええ! 私、『ブラボー』って叫びそうになったもの。見ていた方たちも好意的だったわ」
シンシアとアイリーンが、ロレッタの勇姿を思い出すようにしてうっとりと微笑んだが、三人の中で一番現実的で皮肉屋なジュリアが痛いところを突いてくる。
「スカッとはしたけれど、正直、次の婚約者探しは難航しそうよね。王家からのお咎めは受けずに済みそうなの?」
「問題はそこなのよ。婚約に関してはもう諦めているからいいのだけれど、まだ何の連絡もないのよ」
夜会の翌日、ライナルトの様子はエリック伯爵夫妻から少しだけ聞くことが出来た。
腰をやられた彼は、手当を受けてそのまま王宮に留まっているとのことだったが、その後どうしているかは知らない。
二日間は大人しく王家や騎士団からの沙汰を待っていたロレッタだったが、待つことに飽きて友人の誘いに乗ってしまったというわけだった。
「ロレッタなら大丈夫よ。何があろうとそれだけの運動能力があれば、チャンスの神様の前髪だって掴めるわ。きっと幸せになれるわよ」
「チャンスの神様?」
シンシアが突然不思議なことを言い出したので、意味のわからないロレッタは首を傾げた。
「あら、ロレッタは知らない? チャンスの神様には長い前髪しかないのよ。だから、大抵の人は気付いた時にはもう遅くて、掴むことが出来ないと言われているの」
アイリーンの説明に、ロレッタは瞳を瞬かせる。
前髪しかないって、すごい風貌の神様もいるのね。
しかも神様の前髪を掴むっていうのも随分乱暴な気がするけれど……。
好機は逃すなっていうことかしら。
「ロレッタなら、後ろからタックルで倒してでも掴みそうよね」
「失礼しちゃうわ。もちろん根本から鷲掴んでやるけどね!」
アイリーンの軽口に、ロレッタがおどけたように拳を握ったせいで皆が吹き出し、気の置けない仲間と楽しい時を過ごしたのだった。
この後、ロレッタの屋敷に意外な人物が訪れることなど少しも知らずに……。
ロレッタは仲の良い侯爵令嬢、シンシアの家を訪れていた。
婚約破棄騒動を心配した友人たちに呼び出されたからである。
「ロレッタ、災難だったわね。まさか王宮であんなことが起きるだなんて。ハラハラしたわ」
「私も目を疑ったわ。ライナルトって保守的で古臭い男だと思っていたけれど、あの場で悪目立ちが出来るほどメンタルが強かったなんてね。あ、少しも褒めてないわよ?」
「それで結局どうなったの? おじさまもさぞお怒りでしょう」
ロレッタが応接間に顔を出した途端、シンシアに続いて伯爵令嬢のジュリア、子爵令嬢のアイリーンも駆け寄ってきた。
三人とも騒動の顛末がよほど気になっているのか、お茶の準備が整ったテーブルへ戻る素振りも無い。
ロレッタを含めた四人は年齢も近く、幼い頃からの幼馴染みである。
よって、彼女たちが親友の身に起きた出来事に心を痛めている――ようでいて、それ以上に好奇心が勝っていることは明白だった。
ロレッタの勝気な性格や、お転婆な本性を良く知る三人は、彼女がこんなことで傷付かないことなど百も承知なのだ。
わかりやすい親友たちにロレッタも苦笑してしまうが、夜会の際には最前列で見守っていてくれたことも知っている。
「あなたたち、絶対面白がっているでしょう? 気持ちはわかるけれど。でも本当に最悪だったのよ? 家族も親戚もエリック伯爵家に対してカンカンだし……。翌朝に伯爵夫妻がライナルト様抜きで謝罪に来たのだけど、可哀想なくらいに憔悴していたわ」
「そういえば、あの日はファンネル伯爵夫妻もエリック伯爵夫妻も、夜会に出席されていなかったものね?」
ロレッタはシンシアの問いに頷いてみせ、あの日はロレッタの両親は父のギックリ腰の為に急遽夜会を欠席し、ライナルトの両親は領地でアクシデントがあって到着が遅れていたことを伝える。
「つまり、『親の居ない今がチャンス!』とでも考えたってわけね。なんて短絡的な男なのかしら」
「大勢の前で宣言さえすれば、見ていた貴族が証人となって、事実として受け止められるとでも思ったのでしょうね。そんなはずないのに」
ジュリアとアイリーンが呆れているが、ロレッタも同じように考えていた。
イヴリン様との婚約を一日も早く認めさせたくて、強硬手段に出たに決まっているわ。
当然、気に入らない私への意趣返しも含まれていたのだろうけれど。
――なんて馬鹿で最低な男。
「そういえば、イヴリン様のお話は聞いた?」
ようやく椅子に座り、全員が一息ついたタイミングで、シンシアが意味深な様子で皆の顔を見回した。
侯爵家の茶葉だけあって、勧められた紅茶は香り高く、並べられたプチケーキも華やかである。
何も知らない他の三人が首を振って否定をすると、四人は自然とテーブルの中心に顔を近付けあって、内緒話の体勢になった。
「あの方、最近子爵家に引き取られたばかりだったのですって。夜会での振舞いのせいで、修道院行きは免れないのだとか」
「あら、どうりで見たことがない顔だと思ったわ」
「貴族の常識があれば、あんなこと仕出かすはずがないものね。納得だわ」
「……ライナルト様も一応貴族のはずなのだけど」
ポロっと零れたロレッタの言葉に、顔を見合わせた四人は思わず笑ってしまう。
ロレッタはライナルトへの鬱憤が消えていくようで、三人に心の中で感謝をしていた。
「それにしても、ロレッタの飛び蹴りは相変わらずキレがあって素晴らしかったわね」
「ええ! 私、『ブラボー』って叫びそうになったもの。見ていた方たちも好意的だったわ」
シンシアとアイリーンが、ロレッタの勇姿を思い出すようにしてうっとりと微笑んだが、三人の中で一番現実的で皮肉屋なジュリアが痛いところを突いてくる。
「スカッとはしたけれど、正直、次の婚約者探しは難航しそうよね。王家からのお咎めは受けずに済みそうなの?」
「問題はそこなのよ。婚約に関してはもう諦めているからいいのだけれど、まだ何の連絡もないのよ」
夜会の翌日、ライナルトの様子はエリック伯爵夫妻から少しだけ聞くことが出来た。
腰をやられた彼は、手当を受けてそのまま王宮に留まっているとのことだったが、その後どうしているかは知らない。
二日間は大人しく王家や騎士団からの沙汰を待っていたロレッタだったが、待つことに飽きて友人の誘いに乗ってしまったというわけだった。
「ロレッタなら大丈夫よ。何があろうとそれだけの運動能力があれば、チャンスの神様の前髪だって掴めるわ。きっと幸せになれるわよ」
「チャンスの神様?」
シンシアが突然不思議なことを言い出したので、意味のわからないロレッタは首を傾げた。
「あら、ロレッタは知らない? チャンスの神様には長い前髪しかないのよ。だから、大抵の人は気付いた時にはもう遅くて、掴むことが出来ないと言われているの」
アイリーンの説明に、ロレッタは瞳を瞬かせる。
前髪しかないって、すごい風貌の神様もいるのね。
しかも神様の前髪を掴むっていうのも随分乱暴な気がするけれど……。
好機は逃すなっていうことかしら。
「ロレッタなら、後ろからタックルで倒してでも掴みそうよね」
「失礼しちゃうわ。もちろん根本から鷲掴んでやるけどね!」
アイリーンの軽口に、ロレッタがおどけたように拳を握ったせいで皆が吹き出し、気の置けない仲間と楽しい時を過ごしたのだった。
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