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婚約者へ出世しました。
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今日も二人は共にお茶を楽しんでいた。
ソフィーも、ライアンとお茶をすることにすっかり慣れてしまっていた。
「それで?全然商談に持ち込めないのですか?」
最近のライアンは仕事の話も聞かせてくれる。
今は、隣国のとある貴族に取引を持ちかけているが、『貴殿は真面目すぎる』と言われ、いつも有耶無耶にされてしまうという話を聞いたところだ。
「そうだ。真面目すぎると言われてもな。正直何が悪いのかわからない。」
ライアンは困ったように微笑んでいる。
最近ソフィーの前でよく笑顔を見せるようになったライアンに、ソフィーは胸が高鳴らずにはいられなかった。
ライアン様が冷徹だなんて、噂は当てにならないものね。
笑顔を見せてくれるっていうことは、少しは私の腕を認めてくれたってことじゃない?
もっとライアン様のお役に立てば、私をお嫁さんにしてくれるかしら?
「仕立てている最中ですが、もしかしてこの服が使えるかもしれません。」
ソフィーはライアンの力になりたくて、一生懸命言い募った。
「この服なら今までのライアン様の印象を吹き飛ばし、新しいライアン様を感じていただけるに違いありません!少なくとも、会話のきっかけにはなると思います!!」
ああっ、もし私がその場に居られれば、その方の好みにアレンジをしたり、フォロー出来ることもありそうなのに!
悔しいわ。
お仕事、うまくいくといいけれど。
「くくっ、また全部口から出ているぞ?そんなに自信があるなら一緒に来るか?」
またやっちゃった!
ん?今ライアン様、声を出して笑った気が・・・
ってそれより、一緒って言った??
一気にいろんな感情が巻き起こり、あわあわと忙しいソフィーを、面白そうにライアンが見つめている。
ようやく尋ねられた意味がわかり、ソフィーは頬を紅潮させながら言った。
「いいのですか?ぜひ私もご一緒したいです!!あ、近々この国にいらっしゃるご予定なのですね?」
「いや、私が行くんだ。」
なるほど、ライアン様が行くんですか。
隣国に。
私を連れて。
へー。
・・・
「ええっ!!私も行くんですか!?国境越えて!?」
「そりゃあ、国境は越えるさ。隣の国だし。まあ、嫌なら別に無理に・・・」
「行きます!!行かせて下さい!!絶対付いていきますから!!」
ライアンの言葉を遮り、必死に主張するソフィーを、イタズラが成功したと言わんばかりにライアンが笑って見ている。
あれ?私、からかわれた?
ライアン様、私が絶対行くって言うとわかってて、わざと挑発したのね?
意地が悪いわ!
ムッと口を尖らせたソフィーだったが、冷静になって考えてみる。
「でもいいのですか?私が付いていっても。変な噂が立ちません?」
「大丈夫だろう。というより、もう遅いというべきか。知っているか?最近巷では、私達は婚約したと思われているらしい。」
へぇー、私達が婚約ね。
ソフィーは紅茶に口を付けようとしたところで、急速に理解した。
「へ?私達が婚約!?なんでそんなことに!?」
ソフィーのあまりの慌てふためきように、ライアンが吹き出しながら説明する。
最近のライアンは、もはや笑い上戸ではないだろうか。
「それは、君がこれだけこの屋敷に入り浸っていればな。父が喜んで吹聴してるのもいけないとは思うが。」
伯爵・・・
約束が違うじゃないの。
知らないところでそんなことを。
しかし、ライアンと結婚したいソフィーにとって、これは追い風である。
「では喜んでお供させていただきます。」
「ああ、頼んだ。あともう一つ。君の服も依頼したい。」
私の服?
服なら、家に帰ればそれなりには持っていますが。
首を傾げるソフィーだったが。
「せっかく二人並ぶなら、統一性があったほうがいいだろう?君をデザイナーとして紹介するから、商談が成功するような『真面目じゃない』服を頼む。」
「わかりました!頑張りますね!!」
ライアンに頼りにされたことが嬉しく、ソフィーは元気良く胸を叩いた。
仕事が一番のライアンが同行を提案してきた時点で、ソフィーが特別な相手になったことは明白なのだが、ソフィーはまだ気付いていなかった。
ソフィーも、ライアンとお茶をすることにすっかり慣れてしまっていた。
「それで?全然商談に持ち込めないのですか?」
最近のライアンは仕事の話も聞かせてくれる。
今は、隣国のとある貴族に取引を持ちかけているが、『貴殿は真面目すぎる』と言われ、いつも有耶無耶にされてしまうという話を聞いたところだ。
「そうだ。真面目すぎると言われてもな。正直何が悪いのかわからない。」
ライアンは困ったように微笑んでいる。
最近ソフィーの前でよく笑顔を見せるようになったライアンに、ソフィーは胸が高鳴らずにはいられなかった。
ライアン様が冷徹だなんて、噂は当てにならないものね。
笑顔を見せてくれるっていうことは、少しは私の腕を認めてくれたってことじゃない?
もっとライアン様のお役に立てば、私をお嫁さんにしてくれるかしら?
「仕立てている最中ですが、もしかしてこの服が使えるかもしれません。」
ソフィーはライアンの力になりたくて、一生懸命言い募った。
「この服なら今までのライアン様の印象を吹き飛ばし、新しいライアン様を感じていただけるに違いありません!少なくとも、会話のきっかけにはなると思います!!」
ああっ、もし私がその場に居られれば、その方の好みにアレンジをしたり、フォロー出来ることもありそうなのに!
悔しいわ。
お仕事、うまくいくといいけれど。
「くくっ、また全部口から出ているぞ?そんなに自信があるなら一緒に来るか?」
またやっちゃった!
ん?今ライアン様、声を出して笑った気が・・・
ってそれより、一緒って言った??
一気にいろんな感情が巻き起こり、あわあわと忙しいソフィーを、面白そうにライアンが見つめている。
ようやく尋ねられた意味がわかり、ソフィーは頬を紅潮させながら言った。
「いいのですか?ぜひ私もご一緒したいです!!あ、近々この国にいらっしゃるご予定なのですね?」
「いや、私が行くんだ。」
なるほど、ライアン様が行くんですか。
隣国に。
私を連れて。
へー。
・・・
「ええっ!!私も行くんですか!?国境越えて!?」
「そりゃあ、国境は越えるさ。隣の国だし。まあ、嫌なら別に無理に・・・」
「行きます!!行かせて下さい!!絶対付いていきますから!!」
ライアンの言葉を遮り、必死に主張するソフィーを、イタズラが成功したと言わんばかりにライアンが笑って見ている。
あれ?私、からかわれた?
ライアン様、私が絶対行くって言うとわかってて、わざと挑発したのね?
意地が悪いわ!
ムッと口を尖らせたソフィーだったが、冷静になって考えてみる。
「でもいいのですか?私が付いていっても。変な噂が立ちません?」
「大丈夫だろう。というより、もう遅いというべきか。知っているか?最近巷では、私達は婚約したと思われているらしい。」
へぇー、私達が婚約ね。
ソフィーは紅茶に口を付けようとしたところで、急速に理解した。
「へ?私達が婚約!?なんでそんなことに!?」
ソフィーのあまりの慌てふためきように、ライアンが吹き出しながら説明する。
最近のライアンは、もはや笑い上戸ではないだろうか。
「それは、君がこれだけこの屋敷に入り浸っていればな。父が喜んで吹聴してるのもいけないとは思うが。」
伯爵・・・
約束が違うじゃないの。
知らないところでそんなことを。
しかし、ライアンと結婚したいソフィーにとって、これは追い風である。
「では喜んでお供させていただきます。」
「ああ、頼んだ。あともう一つ。君の服も依頼したい。」
私の服?
服なら、家に帰ればそれなりには持っていますが。
首を傾げるソフィーだったが。
「せっかく二人並ぶなら、統一性があったほうがいいだろう?君をデザイナーとして紹介するから、商談が成功するような『真面目じゃない』服を頼む。」
「わかりました!頑張りますね!!」
ライアンに頼りにされたことが嬉しく、ソフィーは元気良く胸を叩いた。
仕事が一番のライアンが同行を提案してきた時点で、ソフィーが特別な相手になったことは明白なのだが、ソフィーはまだ気付いていなかった。
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