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4 出会い③

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「いやいや!!全然!ラブラブとか……それはないと思うなー……というか、皇子の婚約者には好きな人がいるからねぇ」





「は?」





え?なんて?私の朱里から聞いていた話と違う……



「それで?皇子の何が知りたいの?」




「いや、その、皇子について聞いていた話と違うので、、」



「聞いてた話?それはどんなもの?」





「えっと……二人ともラブラブで仲がよいと…」



「ふぅーん?俺の知ってる限りあり得ないな」




「そーなんですか……?」




「あぁ。皇子と婚約者は仲はいいんだが、それはあくまでも友達としてだ」




「はぁ……そうなんですか?」





私の知ってる話と全然違うじゃん!!え、もしかしてこの世界は朱里のいってた。世界とは違うの……?





「それで、君はなぜその事について興味があるの?王族について全然しらなそーな君がそこに興味があるのは不思議だよ」





「あーえっと……」



これ言ってもいいかなー信じてもらえなそーだけど転生についても言わないと説明できないよねー……


それに……もし、朱里のいってたゲームの世界じゃないなくても、この王族の人にそういった転生とかの事例を聞けるんじゃない……?



「本当に長くなっちゃうので要約すると私、違う世界からこの世界に転生したみたいなんです……」



「へ……?」




やっぱりそーなるよなぁー
どう説明しよー……はぁ~……
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