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47話 父の手紙
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そうした日々を過ごしていたある日のことだった。私宛に手紙が届いたのだ。宛名は父ケイオスからであった。どうやら御令嬢のマリアンナが実家に対して私とマリアンナの婚約の打診をしたらしい。父上は王都にやってくるそうだ。
どうやら厄介なことになった。そう思った。しかし、やはり実家にいったか。付き合いのないルアール家からの婚約の申し出に父上はさぞかし困惑しただろう。
父上は2週間後には王都に着くらしい。少し落ち着かない気持ちでを到着を待った。
そして2週間後の朝、寄宿舎に使いがやってきた。父上からの使いである。エルドバーン家は王都にも屋敷を持っている。父上はそこに到着したようだ。私に王都の屋敷にやってくるように使者は伝えた。
使者とともに馬車に乗って屋敷に向かう。屋敷に入ると馬車はそこで止まり、私は馬車を降りた。
使者が屋敷の中に入っていき、しばらくすると父ケイオスが降りてきた。
「久しぶりだな、レオン、学校に入ってからは家にも帰って来ん」
「お久しぶりです。父上」
「まあ、話は家に入って話そう」
父上と屋敷に入る。屋敷は大きいが辺境伯領の屋敷同様質素な作りであった。
応接室に入ると父上と私は椅子に腰掛けた。使用人が紅茶を運んで来た。
「話は手紙に書いた通りだ。まさかルアール伯爵に目をつけられるとは。なかなか伯爵も見る目があるな」
「冒険者として護衛任務をした時に目をつけられたのでしょう」
「お前ら兄弟は冒険にのめり込みすぎる。レッドに至っては本当に冒険者になってしまった」
父上は嘆息した。
「ともあれルアール家に縁を持つのは悪くない。ルアール伯爵は王国でも財務卿としてかなりの力を持っているからな。しかし、今まで全く接することはなかった。ルアール家周辺と仲良くできれば王国の中枢部に強力な繋がりができる」
「今まではなかったのですか?」
「ああ、辺境伯の立地上、中央とは疎遠になっていてな。しかし伯爵にはどうやって気に入られた?」
「娘のマリアンナの護衛をしたところ盗賊に襲われまして、それを撃退したのをマリアンナに見られたようです」
「なるほど、娘がお前の剣を見て惚れたと」
「そうかもしれません」
「それで美人なのか?」
「かなりの美人です」
「それはよかった。お前の相手は私が選んでやろうと思っていたが、その必要はなくなったな。何しろお前に釣り合う相手はなかなか難しいからな」
そう言うと父上は紅茶に手を付けた。
「私がわざわざ王都まで足を運んだのは、ここでルアール伯爵と婚約の話し合いをするためなんだ。さすがに辺境伯領で会うわけにもいかんからな」
「では、ルアール伯爵も王都に来ているのですか?」
「ああ、すでに王都に着いているとのことだ。明日話し合いをすることになる。明日は学校が終わったらこの屋敷に来るように。話し合いは夜に行う」
「わかりました」
「話し合いは簡単に終わるだろう。特に問題もないからな」
屋敷を出ると馬車に乗って寄宿舎に向かった。
翌日
「婚約~?」
昨日の話をするとジンがのけぞった。
「あの御令嬢とやらか、羨ましいぞレオン!」
ジンは朝からかなり興奮している。
「しかし、レオンが婚約か。私も負けていられんな」
「ヴィンセントならすぐに見つかるだろうさ」
そして少し上の空で授業を受けた。リーゼ、すまない。前世の妻であったリーゼに心の中で謝る。
どうやら厄介なことになった。そう思った。しかし、やはり実家にいったか。付き合いのないルアール家からの婚約の申し出に父上はさぞかし困惑しただろう。
父上は2週間後には王都に着くらしい。少し落ち着かない気持ちでを到着を待った。
そして2週間後の朝、寄宿舎に使いがやってきた。父上からの使いである。エルドバーン家は王都にも屋敷を持っている。父上はそこに到着したようだ。私に王都の屋敷にやってくるように使者は伝えた。
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使者が屋敷の中に入っていき、しばらくすると父ケイオスが降りてきた。
「久しぶりだな、レオン、学校に入ってからは家にも帰って来ん」
「お久しぶりです。父上」
「まあ、話は家に入って話そう」
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「話は手紙に書いた通りだ。まさかルアール伯爵に目をつけられるとは。なかなか伯爵も見る目があるな」
「冒険者として護衛任務をした時に目をつけられたのでしょう」
「お前ら兄弟は冒険にのめり込みすぎる。レッドに至っては本当に冒険者になってしまった」
父上は嘆息した。
「ともあれルアール家に縁を持つのは悪くない。ルアール伯爵は王国でも財務卿としてかなりの力を持っているからな。しかし、今まで全く接することはなかった。ルアール家周辺と仲良くできれば王国の中枢部に強力な繋がりができる」
「今まではなかったのですか?」
「ああ、辺境伯の立地上、中央とは疎遠になっていてな。しかし伯爵にはどうやって気に入られた?」
「娘のマリアンナの護衛をしたところ盗賊に襲われまして、それを撃退したのをマリアンナに見られたようです」
「なるほど、娘がお前の剣を見て惚れたと」
「そうかもしれません」
「それで美人なのか?」
「かなりの美人です」
「それはよかった。お前の相手は私が選んでやろうと思っていたが、その必要はなくなったな。何しろお前に釣り合う相手はなかなか難しいからな」
そう言うと父上は紅茶に手を付けた。
「私がわざわざ王都まで足を運んだのは、ここでルアール伯爵と婚約の話し合いをするためなんだ。さすがに辺境伯領で会うわけにもいかんからな」
「では、ルアール伯爵も王都に来ているのですか?」
「ああ、すでに王都に着いているとのことだ。明日話し合いをすることになる。明日は学校が終わったらこの屋敷に来るように。話し合いは夜に行う」
「わかりました」
「話し合いは簡単に終わるだろう。特に問題もないからな」
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昨日の話をするとジンがのけぞった。
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「しかし、レオンが婚約か。私も負けていられんな」
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