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秩父クリス✨💕
第5話 秩父クリス
しおりを挟むオレとヒデは、まず愛車のポルシェを駆りユウキの住んでいたマンションへ向かった。
すでに訃報を聞きつけたのだろう。
マンションの前には、熱心なユウキのファンらしき美少女らが列を成し、各々、ハンカチを手に泣いていた。
おもむろにオレたちはマンションへ入いろうとすると、ユウキのファンだろうか。
青い髪の美少女がオレたちを見つけた。
ショートカットで、一瞬、『エ○ァンゲリオン』の綾○レイを思い浮かべた。
「あ、【ワイルド プリンス】のシンゴ!!」
可愛らしい青い髪の美少女がオレを指差した。
「どうも……」
軽く頭を下げ、ユウキの部屋へ向かった。
エレベーターの3階で降りると、ユウキの部屋の前に若い金髪の女性がいた。
だがユウキのファンではないみたいだ。
それにしても派手な美女だ。
何かドアを調べているのか、大きな桃尻をこっちに向けている。
「うゥ……」
何とも艶めかしい桃尻だ。
「ケッケケェッ デッケェ桃尻じゃン……。
堪んねェなァ~……」
ヒデはヨダレを垂らした。
こいつは、いつでもどこでも本能むき出しなのか。
「おいおい…… そう言う事を言うなよ!!」
オレはすぐさま彼の胸板に裏拳で、ツッコミを入れた。
「痛ッてェ……」
「はァ…… 誰のケツがデッケェ~ッて!!」
ヒデの声が聞こえたのか、金髪の美女は僕らを睨んだ。
「うゥ……!!」
それにしてもヒデの言った通りウエストがくびれているためボリューム感たっぷりの桃尻だ。
さらに、かなりの巨乳だ。
しかも胸元がザックリ開いているので目のやり場に困った。
「いえ、別に……」
オレも苦笑いを浮かべた。
「いやいや、オッパイもデケェ~じゃン……」
またヒデはセクハラ発言連発だ。
「はァ~……!!」
金髪美女は、かなりご立腹だ。
「ハッハハッ」オレは笑って誤魔化した。
まったくバカなのか。ヒデは……
空気を読めよ。場所柄くらい弁えてくれ。
この巨乳美女がユウキの遺族だったら目も当てられない。
「何なの。アナタたちは?!」
金髪の巨乳美女は怪訝な顔つきでオレたちを見た。
「オレたちはユウキの友人ですが……。
あの……、彼女は?!」
「え、私……。もちろん警察の者よ」
胸を張って応えた。
「も、もちろんッて、警察ゥ……?!
ウソでしょ」
どう見ても刑事には見えない。
二十歳、そこそこのアイドルのようだ。
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