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✨青い髪の美少女✨
第23話 青い髪の美少女✨💕
しおりを挟む「あァ……おはよォ。フワァ……🥱」
ヒデがボサボサ頭でゲストルームからアクビをしながら出て来た。
「はァ…… ここは! お前ン家《ち》か……!!
勝手にゲストルームで寝やがって!!」
「悪ィ悪ィ~…… 昨夜はあれからクリスと盛り上がッて……」
テーブルには缶ビールの空き缶が転がっている。
「お前らなァ……」
オレはゴミ袋に空き缶を突っ込んだ。
「だって、シンゴ。私が風呂に入っている内に寝ちゃうから!!」
「あァ……、そうか」
どうやら昨日は寝落ちしたみたいだ。
ユウキのことで頭がいっぱいだった。
つけっ放しのテレビではワイドショーがやっていた。
ユウキの事件は、未だに自他殺両面で結論は先送りらしい。
オレたちが、ゆっくり朝食を取っているとスマホの着信音が響いた。
どうやらヒデのスマホみたいだ。
「あ、オレのだ。もしもし……」
いったん席を外し、ヒデは電話を繋いだ。
「あ、ああァ……、レイ!!
シンゴ君なら居るよ。マジマジ!!」
勝手にヒデは盛り上がっている。
「ちょっと、シンゴ君!! 電話、代わってよ」
ヒデはオレにスマホを差し出した。
「ン…… 誰だよ?!」
なんでオレがヒデの電話に出なければならないのか。
まったく意味がわからない。
「レイだよ✨😁✨」
ヒデは肩をすくめた。
「え、レイッて?! どこのレイだよ」
何人か、思い浮かべた。
「ほら、ユウキ君のファンの青い髪のショートカットの美少女の!」
「う、お前……!! 何を考えてンだ……!!
ファンと連絡先を交換してるのか」
まったく節操がないヤツだ。
確かに、可愛らしい美少女だが。
「まァまァ、出てよ。頼むから!!」
「ン……」オレはヒデからスマホを手渡された。
「もしもし……」
仕方なく電話に出た。
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