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✨青い髪の美少女✨

第24話 青い髪の美少女 レイ✨💏✨💕

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「もしもし……」
 仕方なく電話に出た。


『あ、シンゴ!! 私、レイ!!』
 耳にキンキンくるようなアニメ声だ。


「はァ…… どうも」
 まるで旧知の仲のような口ぶりに呆れた。
 十歳以上、年下のはずだ。



『ねぇ、話しがあるんだけど…… 今夜、ヒマ?!』
 馴れ馴れしくオレを誘ってくる。



「え、あのねェ……!! 出会い系のマッチングアプリじゃねぇンだから」
 断っておくが、オレは援助交際したいワケじゃない。


『だって、シンゴッて、ビジュアル系弁護士なんだろう……』



「あァ……、まァ、誰から聞いたんだよ」
 別に秘密というワケではないが。


『ヒデからだけど……。なにか』


「ン……、だろうな……」
 ウチのバンドの広報担当だから……。


 いらない事ばかり言うが。
 オレはチラッとヒデを睨んだ。


「ヘッヘヘ……😁💦」
 彼は苦笑いを浮かべた。
 


『ねぇ、シンゴ!! 今夜、ウチに来てよ。
 話しがあるから!!』

「あのな…… オレはキャバ嬢と同伴するエロオヤジじゃないンだよ……」
 ファンに手を出すワケにはいかない。
 しかもレイはユウキのファンだ。


『キャッキャッ、何それェ……!!
 良いじゃン…… 待ってるから来てよ!!』


「あのなァ…、付き合っていられないッて……」


『悪い。また後で連絡するよ。じゃァ!!』
 早口でまくし立て、勝手に通話が切られた。


「おいおい……」マジか。
 



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