上 下
68 / 112
第二ラウンド

第68話 ✨💏✨💕

しおりを挟む

「待ってくれ!!」



 エリカは視線だけ振り返った。
「ビジュアル系弁護士か、何か知らないけど。
 ロクに証拠もなしにある事ない事言ってたら、酷い目に遭うわよ!!」
 


「ケッケケッ、なんだよ。今度は恐喝か!!」
 ヒデが茶化した。


「ふざけないで!! これ以上、ストーカー紛いのことをするなら、こちらも考えがあるわ」


「オレはタダ、ユウキが殺された真相を暴きたいンだ……!!」


「だから、そんなビジュアル系関係の方は知らないって言ってるでしょ!!」


「良いでしょう!! ここで言い争っても店の方に迷惑がかかるだけだ!
 着替えが終わるまで表で待ってます」



「ふン…… 知らないわ」
 ふて腐ってエリカは更衣室へ入っていた。



「くうゥ……」
 そのまま、巻かれてしまった。


 

 だが、これで彼女の容疑は濃くなっていった。


 やましいから逃げるのだろう。

 次に会う時は逃しはしない。



 証拠を突きつけてみせる。





 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚



 この作品はフィクションです。



 実際の人物、団体、事件等とは、いっさい関係ありません。



しおりを挟む

処理中です...