十秒探偵ナポレオン&トモロー 写楽の正体を暴け!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

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東洲斎写楽

謎の浮世絵師

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 『謎の浮世絵師、東洲斎写楽』だ。



『東洲斎写楽は、1794年5月、突如、浮世絵の世界に現われ、何の実績もないのに、蔦屋重三郎の店から大首絵を二十八枚を引っさげて華々しくデビューしたんだ』


「蔦屋?」

『ああァ、大河でも横浜流星がやるらしい。今で言う出版社のオーナー社長だよ』


「ふぅん、蔦屋って今でも聞くけど」

『ああァ、元ネタは蔦屋重三郎。通称蔦重ツタじゅうさァ』


「蔦重。そうなんだァ」
 



『写楽の浮世絵でもっとも有名なのが、初期の大首絵、三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛や市川蝦蔵の竹村定之進だ』
 ナポレオンが画像で紹介した。


「ああァ、これならボクも見たことはあるよ」
 教科書にも載っている有名な浮世絵だ。



『写楽は蔦重が仕掛けた謎の浮世絵師として華々しくデビューを飾ったんだ』



「ふぅん、じゃァ売れたの?」


『ううゥン、それもハッキリしないんだ』
 リモート画面のナポレオンは腕を組んで首を傾けた。


「ハッキリしない?」




『文献として残っている『浮世絵類項』ではあまり売り上げはかんばしくなかったとしるされているけれどもねえェ』


「違うの?」



『ああァ浮世絵研究家で江戸川乱歩賞作家の高橋克彦氏は、作品の中でメチャクチャ売れたと言っている。だって版元の蔦重が売れない浮世絵師を使い続けるはずはないと言うのが理由だ』



「そりゃァ、売れない浮世絵師なら版元だって使わないだろう」
 もっともな理由だ。







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