💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

横浜､レイラと……✨✨✨

レイラ……✨✨✨

「よし、行くぞ！！」
　私とレイラは一気に駆け出した。


「チィッ」ストーカー男は虚をつかれたようだ。


「キャァァッ」まるで私とレイラは飛ぶようにエスカレーターを降りていく。


「ワリィーー。退いてくれえェ……」来客を押しのけて､下まで降りた。


「わァ！  なんだよ」来客らには､いい迷惑だ。

「くッそォ」なおもストーカー男は食い下がってきた。


「こっちよ」今度は､レイラに腕を引っ張られた。
「くッ」どうやら裏口へ駆け抜けるようだ。

　私たちは二人並んで店内を走っていく。


　追いかけるストーカーも､さすがに店内では客が邪魔で全速力では追跡できない。



　私とレイラがデパートを出た瞬間、車のボディにぶつかりそうになった。



「おっとォ！！」そのまま逃げようとしたが偶然､助手席の男性と目が合った。



「お前は！！」助手席に座っていた男が私と目が合った瞬間、叫ぶように声を張り上げた。

　刑事の矢作だ。



「ううゥ……！！」なんで､矢作がここに。
　考えても仕方がない。とっさに逃げの一手だ。



「止まれ！  止まれえェ……！！  レイラだぁ！！」
　矢作は運転している富田に命令した。


「ええェ……？   レイラッて､どうしたんですか」
　富田もワケがわからず急停車した。


　すぐに矢作はドアを開け追いかけようとしたが､そこへ駆けてきたグレイのパーカーのストーカーとぶつかりそうになった。



「くッそォ、レイラのヤツ！！」ストーカーは憎々しげに私たちが消えた先を睨んだ。



「ぬうぅ！！」矢作は即座にストーカーの胸倉を掴んで問い質ただした。


「あんたレイラを知ってるのか」

「はァ、なんだよ。お前は！！」強引に腕を振り払った。

「ン､オレは警察のモノだ」ムッとして矢作は応えた。



「な、サツか……。知るかよ」さすがにストーカーも警察とは､一戦を交える気はなさそうだ。


　スゴスゴと立ち去って行こうとした。









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