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ジャスティン……✨🎸
ジャスティン……(三人称)✨🎸✨✨
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スタジオの地下駐車場。
用心して、ジャスティンは自分の車へギターを運んだ。
その時、不意に背後から女性に声を掛けられた。
「ねえェ、ジャスティン!!」
「ええェ……?」驚いて振り返ると影から男女二人が現われた。
女性の方は可愛らしいロリータみたいな顔だ。棒付きキャンディを舐めている。
オフホワイトのチューブトップにミニスカートだ。
『パンドラ』のホステスの清水リカだった。
「ううゥ……、リカか! びっくりさせるなよ」
少しホッとした顔をした。
ジャスティンはリカを知っているらしい。親しいグルーピーのひとりのようだ。
だが、もう一人の怪しげな中年男性は全く知らない。
「ケッケケ、龍崎さんですか。オレは、榊ッて言います!!」
やたらに榊はセレブを相手にすると低姿勢だ。
「はァ……」だが、ジャスティンは怪訝な顔で応じた。
「実は折り入って相談がありましてねェ……」
「えェ……、いや、なんかの勧誘ならお断りですよ」
「まァ、そう言わず、話しは車の中で」
「なんなんですか?」
さすがにジャスティンも警戒する。
「良いじゃン。話しだけ聴いてよ」
リカも強引に助手席へ乗り込んだ。
「ンうゥ……」ジャスティンも運転席に腰を降ろした。
「実は、レイラお嬢様のことなんですよ」
榊も図々しく後部座席に入ってきた。
「はァ……、レイラが、どうかしたンですか。そう言えば、今日退院して屋敷へ戻ったらしいけど」
姉のミラからの情報だ。
「ええェッと……」榊はカバンの中を探り出した。
「ン……」またジャスティンは用心して眉をひそめた。
「これですよ。これがオレの娘の榊ルナッて言います」
金髪の派手な格好をしている写真のコピーを運転席のジャスティンへ見せた。
「はァ、可愛らしい子ですねえェ……」
「ええェ……、どうですか。レイラお嬢様に似てませんか」
「えッ、そうですねえェ……。まァ、似てますけど。
それが、どうかしたんですか」
「じゃァ、こっちは」
マジックで髪を黒く塗った写真だ。
「あ!!」ジャスティンも驚きの声を上げた。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.
用心して、ジャスティンは自分の車へギターを運んだ。
その時、不意に背後から女性に声を掛けられた。
「ねえェ、ジャスティン!!」
「ええェ……?」驚いて振り返ると影から男女二人が現われた。
女性の方は可愛らしいロリータみたいな顔だ。棒付きキャンディを舐めている。
オフホワイトのチューブトップにミニスカートだ。
『パンドラ』のホステスの清水リカだった。
「ううゥ……、リカか! びっくりさせるなよ」
少しホッとした顔をした。
ジャスティンはリカを知っているらしい。親しいグルーピーのひとりのようだ。
だが、もう一人の怪しげな中年男性は全く知らない。
「ケッケケ、龍崎さんですか。オレは、榊ッて言います!!」
やたらに榊はセレブを相手にすると低姿勢だ。
「はァ……」だが、ジャスティンは怪訝な顔で応じた。
「実は折り入って相談がありましてねェ……」
「えェ……、いや、なんかの勧誘ならお断りですよ」
「まァ、そう言わず、話しは車の中で」
「なんなんですか?」
さすがにジャスティンも警戒する。
「良いじゃン。話しだけ聴いてよ」
リカも強引に助手席へ乗り込んだ。
「ンうゥ……」ジャスティンも運転席に腰を降ろした。
「実は、レイラお嬢様のことなんですよ」
榊も図々しく後部座席に入ってきた。
「はァ……、レイラが、どうかしたンですか。そう言えば、今日退院して屋敷へ戻ったらしいけど」
姉のミラからの情報だ。
「ええェッと……」榊はカバンの中を探り出した。
「ン……」またジャスティンは用心して眉をひそめた。
「これですよ。これがオレの娘の榊ルナッて言います」
金髪の派手な格好をしている写真のコピーを運転席のジャスティンへ見せた。
「はァ、可愛らしい子ですねえェ……」
「ええェ……、どうですか。レイラお嬢様に似てませんか」
「えッ、そうですねえェ……。まァ、似てますけど。
それが、どうかしたんですか」
「じゃァ、こっちは」
マジックで髪を黒く塗った写真だ。
「あ!!」ジャスティンも驚きの声を上げた。
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