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サファイスの功績
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僕が父上の言葉に頭が真っ白になっている間にも時間は進み、何時の間にか謁見の間に集合する15分前になっていた。
僕は未だに解かれない『沈黙』のせいで話せないながらも、更に混乱していた。
というのも謁見の間はこの城(10階建て)の7階にあるのだが、父上やパーティーメンバーは7階を無視して更に上へと登って行っているのだ。
僕は『沈黙』がかけられたままだったが、「何故、謁見の間」を通り過ぎるのかと身振り手振りで聞こうとしたが、全て無視された。
仕方なく、父上やパーティーメンバーの後をついて行っていたが、既に8階から9階への階段の前で他国の重鎮や我が国の重鎮も含めて待機していた。
僕はその事を不思議に思った。
なにせ、この城の9~10階は王族でさえ許可なく入ってならず、入ったものは如何なる理由であっても死刑と決まっているからだ。
僕は子供の頃は「そんな馬鹿な話はない」だろうと思っていた時期に、将来の僕の側近であり、その頃の僕の遊び相手だった男の子が9~10階に入ってしまい処刑された所を目撃した。
その男の子は当時の騎士団長の子供(5歳)だったこともあり、一旦牢屋に閉じ込められて状況を詳しく調査していた。
そのため、当時は「処刑はされず、厳重注意で終わるのでは無いか」と言う意見が、この国の貴族の見解だった。
しかし、男の子が牢屋に閉じ込められてから3日後、調査もまだ途中だと言うのに、父上と母上、更には宰相と各公爵家の当主までもが、即日処刑の要求を出したために、その要求が出された日の内に男の子は殺された。
当然、殺された男の子の親であり、当時の騎士団長並びに侯爵家当主だった、その男の子の両親は怒り狂い、内乱に発展した。
しかし、その内乱は開戦後3日で当時5歳だった子供とその子供が組織した騎士団に侯爵家夫妻が殺されて、終結した。
その子供は内乱を即座に終結させたことが功績となり、元から公爵家の人間だった子供は、褒美として僕の婚約者となった。
内容から分かっただろうが、内乱を終結させたのはサファイスだ。
因みにサファイスは当時から今まで、侯爵家夫妻の首を取った騎士団を解散していないので、魔王討伐への協力を要請したが断られた事も僕がサファイスとの婚約を破棄したことに繋がっている。
僕がそんな風に子供の頃のことを思い出していると、階段の上から人が降りてくる音がしたために、驚き階段の上を見た。
すると、階段からこの城のメイド長が降りてきているのが見えた。
メイド長は現在40代後半だが、その美貌は20代前半、下手をすれば10代後半に見えても不思議ではない程だが、メイド長はこの城で15年以上もメイド長を務めるベテランだ。
そんなメイド長が入れば、どんな者でも処刑される場所から降りてきたのだ。
驚かないわけがない。
僕が『沈黙』が無ければ叫んでいたのは確実だと思うほどに驚いていると、父上が顔を下に向け消え入りそうな声でメイド長に質問した。
「メイド長、お前は、いや、貴方様はそちら側だったのですか?」
そんな父上の質問にメイド長は僕達を見下すような顔で、しかし何処か清々しそうな顔で言った。
「勿論です。お前達が心を開き、信頼していたのは演技ですよ」
僕は未だに解かれない『沈黙』のせいで話せないながらも、更に混乱していた。
というのも謁見の間はこの城(10階建て)の7階にあるのだが、父上やパーティーメンバーは7階を無視して更に上へと登って行っているのだ。
僕は『沈黙』がかけられたままだったが、「何故、謁見の間」を通り過ぎるのかと身振り手振りで聞こうとしたが、全て無視された。
仕方なく、父上やパーティーメンバーの後をついて行っていたが、既に8階から9階への階段の前で他国の重鎮や我が国の重鎮も含めて待機していた。
僕はその事を不思議に思った。
なにせ、この城の9~10階は王族でさえ許可なく入ってならず、入ったものは如何なる理由であっても死刑と決まっているからだ。
僕は子供の頃は「そんな馬鹿な話はない」だろうと思っていた時期に、将来の僕の側近であり、その頃の僕の遊び相手だった男の子が9~10階に入ってしまい処刑された所を目撃した。
その男の子は当時の騎士団長の子供(5歳)だったこともあり、一旦牢屋に閉じ込められて状況を詳しく調査していた。
そのため、当時は「処刑はされず、厳重注意で終わるのでは無いか」と言う意見が、この国の貴族の見解だった。
しかし、男の子が牢屋に閉じ込められてから3日後、調査もまだ途中だと言うのに、父上と母上、更には宰相と各公爵家の当主までもが、即日処刑の要求を出したために、その要求が出された日の内に男の子は殺された。
当然、殺された男の子の親であり、当時の騎士団長並びに侯爵家当主だった、その男の子の両親は怒り狂い、内乱に発展した。
しかし、その内乱は開戦後3日で当時5歳だった子供とその子供が組織した騎士団に侯爵家夫妻が殺されて、終結した。
その子供は内乱を即座に終結させたことが功績となり、元から公爵家の人間だった子供は、褒美として僕の婚約者となった。
内容から分かっただろうが、内乱を終結させたのはサファイスだ。
因みにサファイスは当時から今まで、侯爵家夫妻の首を取った騎士団を解散していないので、魔王討伐への協力を要請したが断られた事も僕がサファイスとの婚約を破棄したことに繋がっている。
僕がそんな風に子供の頃のことを思い出していると、階段の上から人が降りてくる音がしたために、驚き階段の上を見た。
すると、階段からこの城のメイド長が降りてきているのが見えた。
メイド長は現在40代後半だが、その美貌は20代前半、下手をすれば10代後半に見えても不思議ではない程だが、メイド長はこの城で15年以上もメイド長を務めるベテランだ。
そんなメイド長が入れば、どんな者でも処刑される場所から降りてきたのだ。
驚かないわけがない。
僕が『沈黙』が無ければ叫んでいたのは確実だと思うほどに驚いていると、父上が顔を下に向け消え入りそうな声でメイド長に質問した。
「メイド長、お前は、いや、貴方様はそちら側だったのですか?」
そんな父上の質問にメイド長は僕達を見下すような顔で、しかし何処か清々しそうな顔で言った。
「勿論です。お前達が心を開き、信頼していたのは演技ですよ」
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