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1章 王国編
15話
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「あの魔獣が2つ目の魔眼を発現させる前に倒していれば、フロービス嬢に無理をさせることもなければ、倒れるまで発現したばかりの魔眼を酷使させ、フロービス嬢が1度目を覚ましたとはいえ、3日間も眠り続ける事もありませんでした。
フロービス嬢。私が未熟だったばかりに誠に申し訳ありませんでした」
私は横になっていた体を起こし、フィーナの両手を私の両手で包むように持ってから、言った。
「フィーナ、私は私が眠っていた間に、貴方が誰から何を言われたのか知らないわ。でも、まずはお礼を言わせて。フィーナ、私を侵入者から、そして魔獣から護ってくれて、本当にありがとう」
「いいえ、私はフロービス嬢を守れてなど居ません。私は魔獣が2つ目の魔眼を発現させたときに、何もできませんでした。私は魔獣には追い詰められると、2つ目の魔眼を発現させる個体も現れると知っていたのに、です」
フィーナはそう言って、俯いた。
しかし、それを無視して私は続けた。
「フィーナ、貴方は何も恥じることは無いの。だって、貴方は貴方の右手が無くて、凄まじい痛みにも耐えて私を安心させようと微笑んでくれた。
それに貴方は震えていても、私の前に立ち塞がって、魔獣から護ってくれたでしょ?
だから、貴方は1人の貴族令嬢を、1人の人間を守ったと誇っていいの。貴方を貶すような者がいれば、私が怒ってあげる。たとえ、それか貴方自身だとしてもね」
私が言った言葉に、フィーナは目を開き涙を堪えるように顔に力を入れている。
私はそれを見て、魔眼の力を使って良かったと思った。
「それはそうと、フィーナ。右手が繋がってよかったわ。なにか違和感はないの?」
「ええ、今は違和感等はありません。私の手が繋がったばかりの時は凍りついていましたので、かなり違和感がありましたが」
「凍りついて?」
私がフィーナの言葉に首を傾げると、女の声が聞こえてきた。
「それは仕方ないでしょ。なにせ、腕がカチコチに凍っている状態で腕を繋げないと、解凍してから繋げて、どんな悪影響が出るか分かったものじゃないんだから」
私が声の方を振り返ると、私が横になっているベット付近にいるフィーナの反対側、つまり私の背後に女医が立っていた。
その女医に対して、私が一気に警戒度を上げると、フィーナがその女医に話しかけた。
「それは聞きましたが、繋げたばかりのときは繋がっている部分が痛かったんですよ?愚痴くらいいいではないですか」
「私はいつも貴方に『今の貴方は若すぎる。そのせいで、いつか取り返しのつかない怪我をするから、早く大人になりなさい』と言っていたでしょ?つまり、今回の事は貴方の慢心が招いたことよ。物語の中の騎士のようになりたいなら、早く成長しなさい。
それはそうと、フロービス嬢、私は貴方に敵意も好意も感じてはないから、そこまで警戒しないで欲しいのだけど」
女医は笑顔で私にそう言った。
フロービス嬢。私が未熟だったばかりに誠に申し訳ありませんでした」
私は横になっていた体を起こし、フィーナの両手を私の両手で包むように持ってから、言った。
「フィーナ、私は私が眠っていた間に、貴方が誰から何を言われたのか知らないわ。でも、まずはお礼を言わせて。フィーナ、私を侵入者から、そして魔獣から護ってくれて、本当にありがとう」
「いいえ、私はフロービス嬢を守れてなど居ません。私は魔獣が2つ目の魔眼を発現させたときに、何もできませんでした。私は魔獣には追い詰められると、2つ目の魔眼を発現させる個体も現れると知っていたのに、です」
フィーナはそう言って、俯いた。
しかし、それを無視して私は続けた。
「フィーナ、貴方は何も恥じることは無いの。だって、貴方は貴方の右手が無くて、凄まじい痛みにも耐えて私を安心させようと微笑んでくれた。
それに貴方は震えていても、私の前に立ち塞がって、魔獣から護ってくれたでしょ?
だから、貴方は1人の貴族令嬢を、1人の人間を守ったと誇っていいの。貴方を貶すような者がいれば、私が怒ってあげる。たとえ、それか貴方自身だとしてもね」
私が言った言葉に、フィーナは目を開き涙を堪えるように顔に力を入れている。
私はそれを見て、魔眼の力を使って良かったと思った。
「それはそうと、フィーナ。右手が繋がってよかったわ。なにか違和感はないの?」
「ええ、今は違和感等はありません。私の手が繋がったばかりの時は凍りついていましたので、かなり違和感がありましたが」
「凍りついて?」
私がフィーナの言葉に首を傾げると、女の声が聞こえてきた。
「それは仕方ないでしょ。なにせ、腕がカチコチに凍っている状態で腕を繋げないと、解凍してから繋げて、どんな悪影響が出るか分かったものじゃないんだから」
私が声の方を振り返ると、私が横になっているベット付近にいるフィーナの反対側、つまり私の背後に女医が立っていた。
その女医に対して、私が一気に警戒度を上げると、フィーナがその女医に話しかけた。
「それは聞きましたが、繋げたばかりのときは繋がっている部分が痛かったんですよ?愚痴くらいいいではないですか」
「私はいつも貴方に『今の貴方は若すぎる。そのせいで、いつか取り返しのつかない怪我をするから、早く大人になりなさい』と言っていたでしょ?つまり、今回の事は貴方の慢心が招いたことよ。物語の中の騎士のようになりたいなら、早く成長しなさい。
それはそうと、フロービス嬢、私は貴方に敵意も好意も感じてはないから、そこまで警戒しないで欲しいのだけど」
女医は笑顔で私にそう言った。
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