53 / 188
2章 対魔獣戦闘編
52話
しおりを挟む
「あぁ、コローナ。ここで止めて下さい。ここが限界です」
限界?
私はミューの言葉に疑問を覚えながらも、コローナが馬車を止めたので、馬車を降りた。
私よりも先に降りていたフィーナは周りを警戒するように、細かく見回していた。
「フィーナ?」
私がそう声を掛けた所で、フィーナが馬車の前の方に周り、馬車を背中で庇うような形で剣を抜いてた。
それに気付いた私が何をする気か疑問に思っていると、フィーナは突然剣を振るった。
すると、ドシャという音と共に、真っ二つになっている小さめの鳥が突然現れた。
それを見て私が透明になる魔法が使える魔眼持ちの鳥かと理解したと同時に、馬車を停めていたコローナがぽかんとした顔をしていた。
「はい?と、鳥が急に?」
「さっそく襲ってきましたか」
そう言ったのは、ミューだった。
その呟きを聞き、コローナが驚いたような表情をした。
「え?ま、まさか、既に最終段階に入ってるの!?」
「最終段階?」
「最終段階とは、この火山全域に生息する魔獣達が一斉に人間を襲い始める事です。現在は森に侵入してきた者達に片っ端から襲いかかる段階ですので、あと少しで最終段階ですね。
フロービスとフィーナは、この山に24時間ほど留まり目についた魔獣達を倒して下さい。ああ、死体はそのまま放置していれば、他の魔獣達が食べてくれるでしょうから、そのままで良いですよ。
1日すれば迎えに来ますから、それではまた明日」
それだけ言うと、コローナと馬車、更にはミューが浮かび上がり馬車が進むよりも何倍も早い速度で飛んでいった。
「まさか、ここで放置とは思わなかったな。フィーナ、動物の解体ってできる?」
「解体?あぁ、食料の確保ですか、熊と鹿、後は猪と鳥であれば出来ますよ」
「それなら、まずは魔獣を綺麗に倒すところからかな」
「いえ、どちらかといえば魔眼を発現させていない動物を探すところからですね。魔眼を発現させている魔獣を食べると、魔眼持ちの人間は体調を崩し魔法が使えなくなるそうですから」
「なるほどね。1日が山に籠らなければならない状況では、それは致命的という訳か」
私がそこまで言ったところで、フィーナが再び剣を構えた。
それを見て私はフィーナの後ろに動き、魔法を何時でも発動させられるように準備をした。
そして、その数秒後、凄い勢いの風がこちらに飛んで来た。
その風は回転しながら風が通ったあとの周囲の木を切り倒しながら、こちらに進んで来てきた。
それを見て、私は即座にフィーナの前に出て氷壁を出現させた。
限界?
私はミューの言葉に疑問を覚えながらも、コローナが馬車を止めたので、馬車を降りた。
私よりも先に降りていたフィーナは周りを警戒するように、細かく見回していた。
「フィーナ?」
私がそう声を掛けた所で、フィーナが馬車の前の方に周り、馬車を背中で庇うような形で剣を抜いてた。
それに気付いた私が何をする気か疑問に思っていると、フィーナは突然剣を振るった。
すると、ドシャという音と共に、真っ二つになっている小さめの鳥が突然現れた。
それを見て私が透明になる魔法が使える魔眼持ちの鳥かと理解したと同時に、馬車を停めていたコローナがぽかんとした顔をしていた。
「はい?と、鳥が急に?」
「さっそく襲ってきましたか」
そう言ったのは、ミューだった。
その呟きを聞き、コローナが驚いたような表情をした。
「え?ま、まさか、既に最終段階に入ってるの!?」
「最終段階?」
「最終段階とは、この火山全域に生息する魔獣達が一斉に人間を襲い始める事です。現在は森に侵入してきた者達に片っ端から襲いかかる段階ですので、あと少しで最終段階ですね。
フロービスとフィーナは、この山に24時間ほど留まり目についた魔獣達を倒して下さい。ああ、死体はそのまま放置していれば、他の魔獣達が食べてくれるでしょうから、そのままで良いですよ。
1日すれば迎えに来ますから、それではまた明日」
それだけ言うと、コローナと馬車、更にはミューが浮かび上がり馬車が進むよりも何倍も早い速度で飛んでいった。
「まさか、ここで放置とは思わなかったな。フィーナ、動物の解体ってできる?」
「解体?あぁ、食料の確保ですか、熊と鹿、後は猪と鳥であれば出来ますよ」
「それなら、まずは魔獣を綺麗に倒すところからかな」
「いえ、どちらかといえば魔眼を発現させていない動物を探すところからですね。魔眼を発現させている魔獣を食べると、魔眼持ちの人間は体調を崩し魔法が使えなくなるそうですから」
「なるほどね。1日が山に籠らなければならない状況では、それは致命的という訳か」
私がそこまで言ったところで、フィーナが再び剣を構えた。
それを見て私はフィーナの後ろに動き、魔法を何時でも発動させられるように準備をした。
そして、その数秒後、凄い勢いの風がこちらに飛んで来た。
その風は回転しながら風が通ったあとの周囲の木を切り倒しながら、こちらに進んで来てきた。
それを見て、私は即座にフィーナの前に出て氷壁を出現させた。
0
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
【完結】契約結婚は円満に終了しました ~勘違い令嬢はお花屋さんを始めたい~
九條葉月
ファンタジー
【ファンタジー1位獲得!】
【HOTランキング1位獲得!】
とある公爵との契約結婚を無事に終えたシャーロットは、夢だったお花屋さんを始めるための準備に取りかかる。
花を包むビニールがなければ似たような素材を求めてダンジョンに潜り、吸水スポンジ代わりにスライムを捕まえたり……。そうして準備を進めているのに、なぜか店の実態はお花屋さんからかけ離れていって――?
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
もしかして私ってヒロイン?ざまぁなんてごめんです
もきち
ファンタジー
私は男に肩を抱かれ、真横で婚約破棄を言い渡す瞬間に立ち会っている。
この位置って…もしかして私ってヒロインの位置じゃない?え、やだやだ。だってこの場合のヒロインって最終的にはざまぁされるんでしょうぉぉぉぉぉ
知らない間にヒロインになっていたアリアナ・カビラ
しがない男爵の末娘だったアリアナがなぜ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる