【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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3章前半 『エンドシート学園』編

93話

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「やあレディー。模擬戦を受けてくれて、感謝するよ。前回の『序列部屋争奪戦』では20番以内に入れなくて、少しやきもきしていたんだ」

そんな事を言って、その後もペラペラと私に話し掛けて来たが、それらは聞いているフリをして相手のもう一人の方を見た。

このペアの2人は、 私に話しかけて来ている赤色の土系統の魔眼所持者の男と、紫色の風系統の魔眼所持者の男で、系統的な相性が良い。

少し詳しく話せば、2人でペアを組み魔法を使うときは、相手の魔法を邪魔しないように気をつけて魔法を使うか、2人で息を合せて魔法を使ってお互いの魔法でお互いの魔法を強化するかの二択になる。

ここで問題となるのは、お互いの魔法でお互いの魔法を強化する魔法は系統的な相性が良くないとあまり意味がない事だろう。
例えば、火の系統と氷の系統の魔法ならば、同時に魔法を使用しても、そこまで強い魔法にはならない。
むしろ、お互いに消し合うこともある。

逆に火の系統と風の系統の魔法を使った場合は、風の攻撃に火の熱が加わり、逆に火の攻撃には風の勢いが上乗せされる。
まあ、こちらもある程度はタイミングを合わせなければ、意味がなくなってしまうが、それでもお互いの魔法を強化出来るというのは強い。

そして、風の系統はこの魔法の強化方法において、全系統の中でもトップクラスに相性が良い系統が多い。
よって、警戒するべきは、紫色で風系統を持っている男の方。

この男は先手を取って潰す。
出来れば初手で、二人共潰す。

そんな事を考えていると、審判をしている学園の教師が私に聞いて来た。

「本当にペアの子は模擬戦に参加しなくていいのか?参加しなくて勝敗は彼女にも反映されるが、君1人ではー「いいから、始めて」

はぁ~、それでは両者構えて!!模擬戦、開始!!」

模擬戦が始まった。
模擬戦が始まった瞬間に、相手は仕掛けてきた。

「さぁ、行くよ!!合体魔「『氷結庭園』」

しかし、それよりも早く私が魔法を発動させた。
私が発動させた魔法は私の攻撃魔法の中で、最も使い慣れている魔法、『氷結庭園』。
ただし、今回は相手が人間なので、魔力は普通に込め、逆に範囲を極端に狭め、更に相手のペアの足元から凍り付いていくように使用した。

それにより、ペラペラと話していた方は『氷結庭園』に捕まり、もう模擬戦中は使い物にならないだろう。
だが、私が先に潰したかった風系統の魔眼所持者が、その場から後ろに飛び退く事で『氷結庭園』で避けたので思わず悪態をつきたくなってしまった。

なんだか、森に入ってから口調や性格、行動が悪くなっている気がする。
改善しないとフィーナの主に相応しくないのだろうか?
模擬戦が終わって、まだ覚えていたら、改善した方がいいだろうか?
うん、さっさと模擬戦を終わらせて、改善する方法を探そう。
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