【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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3章後半 『終わり』編

120話

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私はミューの質問に対して、答えをもちあわせていないので首を横に振った。

「どうやってって、ただ近づいて倒しただけだけど」

「そんな筈は無いのですが、まあ変わらないならば、仕方ありませんか。

それよりも、『銃』は大丈夫でしたか?この男を始末できたならば、残りは『終わり』だけでしょうから、『銃』にも慣れておいて頂かなければいけませんからね」

私とフィーナはミューの『銃』という言葉に首を傾げ、逆にコローナは目を見開いた。
そんな私達の反応を見て、ミューは言った。

「ああ、『銃』が何かも説明しなければいけませんでしたね。『銃』は敵の主力武器で、様々な種類があり、攻撃の大きさは魔法に劣るものが多いですが、攻撃速度や射程、貫通力と人間に対する殺傷性は魔法の数段上です。

あの男が持っているものは、長距離に精密な攻撃が攻撃が可能であるものの、連続攻撃が出来ない『スナイパーライフル』というものでしょう」

私とフィーナはミューの話を聞き、先程までの攻撃は『銃』というもので行われていたのだと悟り苦い顔をした。
そして、苦い顔をしていた私達の他に、コローナも苦い顔、どちらかといえば「そんな物が存在してはならない」といった顔をしていた。

「まあ、敵の数は多くないでしょうから、『銃』を撃ってくる敵も少ないはずです。
なので最初の一撃さえ気付ければ、後はなんとか対処出来るはずです」

「いえ、それはないでしょう」

ミューの言葉をフィーナが力強く否定した。
私とミューがそれに首を傾げているとらフィーナは理由を話しだした。

「ここに来るまでの攻防で、同時に攻撃される事が増えてきていました。今は凍り付いているので分かりづらいですが、あの黒い何かも『スナイパーライフル』という物に似ている物を持っている個体もいましたから、おそらく黒い何かも『銃』を使えるでしょう」

ミューの説明を聞き、私は先程までの攻防を思い出し、確かにそうだと納得した。
私が納得していると、ミューはため息をついた。

「それが本当からば、私の支配魔法だけでは不味いかもしれませんね。ここはフィーナさんの封印魔法も使うべきですかね。

はぁ、ただでさえ魔力消費が激しいというのに」

「魔力消費か。それなら私の時間魔法は?」

「フロービスさんの?ですが、どうやって『銃』の攻撃を防ぐのですか?こう言ってはなんですが、時間魔法は直接戦闘向きではありませんよ?」

「確かにそうだけど、時間魔法は何も時間を戻すだけが取り柄じゃないよ」

私がそう言うと、フィーナが何かに気が付いた。

「時間を戻すだけが取り柄じゃないという事は、時間を進めることも出来るのですか?」
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