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3章後半 『終わり』編
145話
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「つまり?死にたいけど、死にたくないから、私を消して、私に人生を押し付けたと?」
私がそう言うと、私は俯いて答えた。
『そう、だね。そうなるね』
それを見て、私とお前は全く違う人間だと理解した。
だからこそ、お前が弱腰すぎたのでため息をついた。
「はぁ、私って腰抜けだったんだ。私を都合よく使った奴らには、仕返しとして殺してやれば良かったのに。
それが無理なら、処刑されるこだから、あの場で王家の秘密や軍事機密でも声高らかに言ってやるとか?」
私がそう言うと、私はぽかんとした顔をした。
その様子を見て、首を横に振って、私は私に背を向けた。
「もう良いや。私に話かけて来て、私の自我を保ってくれたのは有り難いと思ったから、王家への仕返しくらいは、やっといてあげる。
お前が見えているかは分からないけど、見えているのなら私の視界通して、外を覗いて楽しんで」
そう言ってお前に左手を上げてひらひらと振ってから、さっきの声、フィーナの声がした方向に歩いた。
しばらく声がした方向に歩いていると、遠くに白い光が見えた。
なんとなく、その白い光からさっきのフィーナの声がした気がして、白い光に近付いて触れた。
その白い光に触れた瞬間、その白い光は強く光だし、私を包み込んだ。
白い光が私を包み込んでから、急に体が重くなった。
それだけで消えかけて意識だけだった私が体を動かせるようになったと分かった。
動くのも億劫になってしまうような重さだったが、それでもフィーナの声に答えなければならない。
目は開けられたが、すぐには喉は動かせそうになかった。
だから、『水支配』という水自体を操る水魔法を使って無理矢理左手を浮かせ、私が横になっている左側にいたフィーナの方に手を動かした。
魔法を使ったときの魔力の動きで私が目覚めたと分かったのか、フィーナはすぐに顔を上げて私を見つめた。
「ぉ、はょ」
私はあまり動かない喉でなんとか「おはよう」と言おうとしたが、これが限界だった。
しかし、その言葉だけでフィーナは泣きそうになりながら、私の左手を両手で掴んで返してくれた。
「おはようございます、ローニャ様。寝過ぎですよ」
フィーナはそう言うと、すぐに涙を拭き取り、私に安静にしておくように言って、「医者を呼んで来ます」と部屋を出ていった。
フィーナが居なくなり、1人になった部屋で私はあいつの事を考えていた。
(これからは時間魔法で寿命が縮んでいるから、無駄に時間は使えない。しかし忌々しい事に、あいつと言葉を介して少しだが接触した事で、教育され事は問題なく出来てしまう。
正直、あいつの願いを叶えてやるのは面倒だけど、私という存在を利用した奴らを野放しにしておくのは論外か。それなら王国が作っている『王国学園』に入って、王家や記憶にある私を利用した連中には報復しよう)
私はそんな次の予定を決めながらフィーナが戻ってくるのを待った。
※
これにて本編は完結です。
ここからは完結した後の話、番外編(といっても、殆ど4章になりそうな予感)を書いていきます。
明日からは番外編(が始まりますので、ぜひそちらも続けてご覧頂けると嬉しいです。
私がそう言うと、私は俯いて答えた。
『そう、だね。そうなるね』
それを見て、私とお前は全く違う人間だと理解した。
だからこそ、お前が弱腰すぎたのでため息をついた。
「はぁ、私って腰抜けだったんだ。私を都合よく使った奴らには、仕返しとして殺してやれば良かったのに。
それが無理なら、処刑されるこだから、あの場で王家の秘密や軍事機密でも声高らかに言ってやるとか?」
私がそう言うと、私はぽかんとした顔をした。
その様子を見て、首を横に振って、私は私に背を向けた。
「もう良いや。私に話かけて来て、私の自我を保ってくれたのは有り難いと思ったから、王家への仕返しくらいは、やっといてあげる。
お前が見えているかは分からないけど、見えているのなら私の視界通して、外を覗いて楽しんで」
そう言ってお前に左手を上げてひらひらと振ってから、さっきの声、フィーナの声がした方向に歩いた。
しばらく声がした方向に歩いていると、遠くに白い光が見えた。
なんとなく、その白い光からさっきのフィーナの声がした気がして、白い光に近付いて触れた。
その白い光に触れた瞬間、その白い光は強く光だし、私を包み込んだ。
白い光が私を包み込んでから、急に体が重くなった。
それだけで消えかけて意識だけだった私が体を動かせるようになったと分かった。
動くのも億劫になってしまうような重さだったが、それでもフィーナの声に答えなければならない。
目は開けられたが、すぐには喉は動かせそうになかった。
だから、『水支配』という水自体を操る水魔法を使って無理矢理左手を浮かせ、私が横になっている左側にいたフィーナの方に手を動かした。
魔法を使ったときの魔力の動きで私が目覚めたと分かったのか、フィーナはすぐに顔を上げて私を見つめた。
「ぉ、はょ」
私はあまり動かない喉でなんとか「おはよう」と言おうとしたが、これが限界だった。
しかし、その言葉だけでフィーナは泣きそうになりながら、私の左手を両手で掴んで返してくれた。
「おはようございます、ローニャ様。寝過ぎですよ」
フィーナはそう言うと、すぐに涙を拭き取り、私に安静にしておくように言って、「医者を呼んで来ます」と部屋を出ていった。
フィーナが居なくなり、1人になった部屋で私はあいつの事を考えていた。
(これからは時間魔法で寿命が縮んでいるから、無駄に時間は使えない。しかし忌々しい事に、あいつと言葉を介して少しだが接触した事で、教育され事は問題なく出来てしまう。
正直、あいつの願いを叶えてやるのは面倒だけど、私という存在を利用した奴らを野放しにしておくのは論外か。それなら王国が作っている『王国学園』に入って、王家や記憶にある私を利用した連中には報復しよう)
私はそんな次の予定を決めながらフィーナが戻ってくるのを待った。
※
これにて本編は完結です。
ここからは完結した後の話、番外編(といっても、殆ど4章になりそうな予感)を書いていきます。
明日からは番外編(が始まりますので、ぜひそちらも続けてご覧頂けると嬉しいです。
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