【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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番外編 『王国学園』編

6話

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私とフィーナは教員室に呼ばれてから、私のクラスが担当の教員と学園長に王家からの手紙を見せて、ついでに王家にやられた嫌がらせレベルの命令を話した。
すると、『確かにこれはちょっと』と言う事になり、お咎め無しは駄目なので、本来なら一ヶ月の謹慎が、1週間の謹慎で済んだ。
因みに、学園側から王家に多少の抗議はしてくれるらしい。

そして、今日が謹慎1週間最終日である。

「中々どうして、1週間の自由時間は楽しかったね」

「本当なら自由時間ではなく、謹慎期間なのですが、まあ屋敷内なら構いませんかね?」

「ん?フィーナもついに頭が柔らかくなってきた?」

「そうかもしれませんね」

そう言って、フィーナと笑っていていると、部屋の扉がノックされた。

「失礼します、ローニャ様」

そう言ってから扉を開けたのは、ミサだった。
ミサは侍女頭に昇格して、屋敷に残っていた。
まあ、正直に言って、近くには置きたくないが、王家に下手に干渉されるくらいならと、監視くらいは受け入れた。

しかし、今は私とフィーナが唯一2人だけで、話す時間。
周りがうるさいから、毎日15分しか取れないが、それでもこの時間は一番リラックス出来る時間。

因みに、フィーナもそう言ってくれた。
目を見て聞いて、嘘の色は無かったので、多分本当だと思う。

そんな時間を王家の監視要因に邪魔されて、私は眉を顰めた。

「どうしたの?この時間は誰も入るなと言っておいたけど」

「申し訳ありません。ですが、第一王子殿下が来られております。ローニャ様は謹慎期間ですのでお引取り願ったのですが、ローニャ様を出すまで帰らないと仰せになっております。

いかがなさいますか?」

ミサはそう言って聞いてきたが、会わないという選択肢を考えていない様に見えたので、既に誰かと会うときに使う応接室に通しているのだろう。
それを確認するために質問した。

「もう応接室に通したの?」

「はい、勝手でしたでしょうか?」

「そうね。でも、まあ良いや。帰らないと言うなら、ほっときなさい」

「えっ」

私の言葉にミサは驚いたように固まった。
貴族家で応接室に通されてから、会わないという事は相手を、引いては相手の家を馬鹿にしているという事になる。
しかし、最近の事を考えると、馬鹿にされるのも納得出来るだろうし、関わりたくないから、会わないことにした。

私の考えが分かったのか、フィーナがミサに言った。

「ミサさん。ローニャ様は会わないと仰せです。早く下がってください」

「で、ですが」

「ミサ」

ミサがフィーナの言葉に反論しようとしたが、私はミサの名前を呼んで黙らせた。
暫く無言でいたミサは、私の意見が変わらないと分かると、無言で頭を下げてから部屋を出て行った。
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