黒色の令嬢と金色の側近

ロシキ

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1章 令嬢の決闘

5話 馬鹿な側近達

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「な、な、な!!あ、貴方は殿下の側近にして、この国の貴重な『異能者』を殺して良いと思っているのですか!?」

馬鹿の側近の1人であり、現宰相ダルレアス公爵家当主の嫡男であるレガス・ダルレアスはそう叫んだ。
恐らく馬鹿の側近である自分達は殺されることは無いとでも思っていたのだろう。

なので、私はその愚かな考えを打ち砕くために言った。

「側近であり、貴重な『異能者』ですか?確かに『異能者』自体は貴重ですが、ソレはばk、こほん、殿下の護衛しかして居なかったではないですか。それもそれ以外には何も出来ないという理由から。

そんな『異能者』が『異能者』の中でもトップの強さを誇っている私達に攻撃を仕掛けてきたのですよ?

私の『異能』は殺すことの他に拷問や王都から国境の防衛、更には戦争でさえ私が出れば戦況を変えられます。

ニードレッドは私ほどの範囲はありませんが、時間操作による自身の擬似的な不死に要人が亡くなった際には寿命や病気以外ならば死者蘇生も可能です。

更には私とニードレッドは国防並びに暗殺対策をする人間の筆頭として動いて居るために、例え貴族でも伯爵家以下の貴族家当主の殺害は認められています。

さて、そんな私達に攻撃を仕掛けてきた愚か者を、例え王族の側近であったとしても、王族ではないのですから始末する事になんの問題があるので?」

私がそういうと、馬鹿の側近(2)は私が言いたいことを理解したのか、小さく悲鳴を上げながら一歩後ろに下がった。

今回注目するべきは、私が言った『伯爵以下の貴族当主の殺害を認められています』という言葉。
この言葉はつまり、伯爵家の当主よりも権力が無いものは証拠があれば殺害が可能。

そして、伯爵家以下の当主よりも権力があるのは、壇上に上がっている人間の内で現状は馬鹿のみ。
これで馬鹿の側近(2)は死なぬための行動をするしかないために、これよりあとは動けない。

これで2人目

そんな馬鹿の側近(2)に変わって、馬鹿の側近(3)が前に出てきた。

「それくらいにしていただきましょうか。それにアレクセイもすぐに蘇生させて下さい。でなければ、ノーデッツ商会から何も購入出来なくなりますよ」

馬鹿の側近(3)はこの国で2番手の商会、ノーデッツ商会を経営しているノーデッツ侯爵家の嫡男である、ストニッツ・ノーデッツだ。
確かに私達はノーデッツ商会をある程度利用する、しかし馬鹿の側近(3)は勘違いしているのだろう。

「流石は馬鹿の、こほん、殿下の側近ですね。現実を見ていませんね」

「な、なんですって?」

「確かに基本的には私達はノーデッツ商会を利用するようにしていますが、何も商会はノーデッツ商会だけではありませんよ」

「ふ、ふん。確かに商会はノーデッツ商会だけではありませんが、ノーデッツ商会程の品揃えの商会は早々ありませんよ。

例え、ノーデッツ商会程の品揃えの商会があったとしても、元々付き合いがあるノーデッツ商会の方が良いに決まっているでしょう。

さあ、アリスに謝罪し、アレクセイの蘇生を」

馬鹿の側近(3)は言いながら自身が出てのきたのか、堂々とそう言い切った。
しかし、未だに馬鹿の側近(3)は勘違いしている。

なので、私は口で三日月型を作りながら、敢えて言われたくないであろう言葉を誇張しながら言った。

「なるほど、なるほど。つまりノーデッツ商会は公爵令嬢であり『異能者』最強である私と王家も喉から手が出るほどに欲しい『異能者』であるニードレッドに、『ノーデッツ商会から何か買いたければ、、別途でこちらの要求を飲め』と言っている、そういうことですね?

分かりました。では私は今後、ゴーテフ商会と取引をさせていただきますね」

私がそういうと、馬鹿の側近(3)は顔色を変えた。
それもそうだ、商人並びに商会は流行を見抜き、何が売れるかを判断するのも重要ではあるものの、信用を積み上げたり、維持する部分も同じくらいか、それ以上には難しい。
公の場以外での多少の失言や失敗なんかは、金を握らせたり何らかの優遇措置を取ることで握り潰せても、この場での、この失態は取り返せないだろう。
何せ金銭を得ることで、物品を取引している商会が、金銭と物品という2つの限定された取引の中で、無理や無茶を言っている訳でも無いのに金銭と物品以外を求めるなど、あってはならないのだから。

その上でノーデッツ商会は普及率が国内2位であったが、世界2位の商会では無い。
更に世界1位の商会には国内ですら売上や知名度で負けている上に、ノーデッツ商会は私とニードレッドの名前も宣伝に使っているのだから、むしろ私には気を使わなければいけない。

何せ、私はノーデッツ商会に拘っている訳ではなく、むしろ世界1位の商会であるゴーテフ商会の方が公爵家的にはノーデッツ商会よりも昔から取引があった。
それを国内の商会を優先してほしいと王家から言われたから、元を辿れば国内で発足され、現在は国内2番目の商会といえるノーデッツ商会で取引していだけなのだから。

これで3人目

邪魔な周り側近は、これで排除が完了した。
後は馬鹿を追い詰め、血が繋がっているだけの家族お母様に婿入りしたゴミその愛人他人の子供の妄言を黙らせるだけ。
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