鴉の歌声

sayure

文字の大きさ
上 下
48 / 58
時が訪ねるの章

本当の私

しおりを挟む
コンビニで好きな白くまアイスバーをすぐ食べる用と、予備で2本買った。

家でソファに埋まって、アイス食べながら書きためた歌詞を見たんだ。

懐かしいな。

どんな時も、前向きで行こうとしていたのかな?

だから、プロになれた?

運じゃん?何て、言わないでよね。

ママの言いなりになって、ママの理想を描こうとしていた私の学生時代。

歌を歌う私を、ママは嫌がっていたな。

もっとまともな道を、って。

私は、私だよ。

そんなお嬢様って感じじゃないから。

私を表現して、みんなに知ってもらおう。

本当の私を。

だから、得意な歌を選んだ。
しおりを挟む

処理中です...